ドラフト3日目、6巡指名です。
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— Denver Broncos (@Broncos) 2017年4月29日
6巡19位 RB デアンジェロ・ヘンダーソン
De'Angelo Henderson 身長5-7 体重208 1992年生まれ コースタル・キャロライナ大学 Rシニア
2010年はサウス・キャロライナ州のリーディング・ラッシャーだった。2011年から大学に在籍したが、学業の理由もありグレイシャツに登録。2012年はレッドシャツに登録されて出場しなかった。
その後は(2016年に肩の怪我で3試合に欠場しながらも)、ほとんどの学校記録と、いくつかのNCAA記録を更新する活躍だった。
ダニー・ウッドヘッドが持っていたディビジョンIIの連続記録にはわずかに及ばなかったものの、35試合連続TDを決めて、ディビジョンIの記録を更新している。
2014年にブレイクし、ランで1,534ヤード(FCS 9位)、20TD(同7位)を走って、All-Big Southの1stチームに選出された。2015年は、Big Southの最優秀攻撃選手に選ばれている。2016年は怪我で少し数字が落ちた。
背は小さいがコンパクトな体格でタックルしにくい。素早くコーナーを回り、ラインを抜ける加速がある。密集ですり抜ける能力が高い。タックルとタックルの間で勝負する。低い重心、急な動き、ワンカットで走る能力がある。見た目以上にパワフルで、タックルを振りほどき、優れた前傾姿勢と足のドライブで前にのめりこむ。良い手があり、スピードを保ったままボールをキャッチする。
小さいサイズゆえの限界があり、2016年に怪我で3試合欠場しているなどダメージが蓄積しているかもしれない。過去3年で818回もボールにタッチしている。タックルの間を抜けるのにもっと我慢が必要。パスプロの一貫性とテクニックは向上が必要。プロではこれまでのようにタックルを受け続けるだけのサイズがない。大学ではリターナーを経験していない。格下の相手に活躍していた。
予想順位:6~7巡
似たタイプの選手:ブランドン・オリバー、ダニー・ウッドヘッド
ヘンダーソンは重心が低く、下半身のバランスとパワーでコンタクト後もヤードを稼ぐ。彼の勇気、爆発力、ワンカット能力はゾーン・ブロックのチームに好まれるだろう。そのパスキャッチ能力とブロックへの意欲により、3rdダウンに出場するチャンスを得るかもしれない。高校と大学では高い生産性を誇り、将来プロになるような考え方と自信でプレイしていた。彼はサイズが小さいが、すぐにプロで競争できるだけの能力を備えている。
年 | 試合 | ラン | ヤード | 平均 | TD | パス | ヤード | 平均 | TD |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2013 | 15 | 82 | 599 | 7.3 | 6 | 4 | 39 | 9.8 | 0 |
2014 | 14 | 234 | 1534 | 6.6 | 20 | 33 | 289 | 8.8 | 1 |
2015 | 12 | 222 | 1346 | 6.1 | 16 | 40 | 403 | 10.1 | 3 |
2016 | 9 | 183 | 1156 | 6.3 | 16 | 20 | 190 | 9.5 | 2 |
計 | 50 | 721 | 4635 | 6.4 | 58 | 97 | 921 | 9.5 | 6 |
今年のドラフトではRBを補強すると予想されていましたけど、6巡まで待って、えらい小さな選手の指名になりましたね。
一部でモーリス・ジョーンズ・ドリューみたいと言う人もいたりして、確かにボーリング・ボールみたいな選手という感じがします。
Jeff Legwold(ESPN)
今年のドラフトはRBの層が厚く、ブロンコスはそれを信じて我慢強く待った。ヘンダーソンは通算58TDを記録しているTDマシーンで、35試合連続TDというディビジョンIの記録も更新している。とても頑丈な選手で、通算721回もキャリーしている。
ブロンコスは土曜日にRBカプリ・ビブスをトレードで放出した。それは、フューチャー契約しているRB Bernard Pierceに満足しているのに加え、ドラフト3日目にスピードのあるRBを指名すると決めていたからだ。そのRBこそヘンダーソンだった。チームは彼の高いビックプレイ・ポテンシャルを気に入っていた。彼は通算のキャリー数、ラッシング・ヤード(4635)、TD数(58)の学校記録を持っている。
Chris Burke(SI.com)
小柄な体格ゆえに、おそらくチェンジ・オブ・ペース/3rdダウンのRBになるだろう。しかし、それでも問題はない。ヘンダーソンは間違いなくその役割をこなせる。彼は97回のレシーブで、平均9.5ヤードを記録している。それだけでなく、大学ではランで通算4635ヤード、58TD、35試合連続TDでNCAA記録も更新している。彼はワン・カットで走るタイプのランナーで、4.48秒のスピード、爆発力、そのサイズからは想像できないくらいのハンマーみたいな突進をもたらす。横にかわすタイプではないが、貢献できるだろう。
似た選手:デアンドレ・ワシントン
Good Mike Tanier(B/R)
長所:スピード、レシーブ能力
短所:横の素早さ
多くのことができる小型のラッシャー兼レシーバー。40ヤードは4.49秒を記録している。小さい体格で大きな選手のように走るので、NFLでは怪我の懸念と、強いLBにやられるという問題に当たるかもしれない。
ヘンダーソンは、ドレ・アーチャーを思い起こさせる。アーチャーは数年前にスティーラーズから指名されたが、ロール・プレイヤー以上にはなれなかった。それは理解したうえで、ブロンコスにはローテーションで使えるプレイメイカーが必要であり、ヘンダーソンは6巡指名にしては大きなポテンシャルがある。
B Travis Wakeman(USA Today Broncos Wire)
昨年のブロンコスはRBの怪我が相次ぎ、控え選手が走っていた。さらに、ラン攻撃は1回あたり平均3.6ヤードという数字で、改善が必要だった。
チームが控えRBのカプリ・ビブスをトレード放出した時点で、RBを指名することは自明だった。ブロンコスのSTコーチ、ブロック・オリブォは2013年までコースタル・キャロライナ大学のRBコーチをしており、そこでヘンダーソンを指導していた。
ヘンダーソンは身長わずが5-7で、体重208ポンドだ。このコンパクトな体格で、重心を低くし、タックルをはずすことができる。彼はスペースで活躍できるので、スクリーンなどでボールを渡せば、ビッグゲインに繋げられる。
捕まえるのが難しい、決定力のあるランナーで、優れたパス・キャッチ能力も備えており、6巡としてはバリューがある。
この指名は理解できる。ブロンコスはRBの層を厚くする必要があった。ヘンダーソンには堅実な運動能力があり、大学で特にレシーバーとして活躍していた。ブロンコスではいずれ2番目のRBになれるかもしれない。
C Spencer Hall(CBS Sports)
2015年~2016年に35試合連続でTDを決めている。彼はタフで、優れた運動能力のある本能的なランナーだが、我慢、レシーブ、パスプロを向上させる必要がある。
De'Angelo Henderson Coastal Carolina Highlights
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