2023年のNFLドラフト候補を紹介する10回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50（3.0版）」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
タイトエンド
- 11位 ダルトン・キンケイド（ユタ）
- 21位 マイケル・メイヤー（ノートルダム）
- 22位 ダーネル・ワシントン（ジョージア）
- 41位 サム・ラポルタ（アイオワ）
- 43位 ルーク・マスグレイブ（オレゴン州立）
- 旧50位 デイビス・アレン（クレムソン）
Daniel Jeremiah's top 50: 2023 NFL Draft prospect rankings 3.0
11位 ダルトン・キンケイド
Dalton Kincaid / 6-4 246 / Utah / Senior
とても生産的なタイトエンドで格別のクイックネス、洗練されたルート、キャッチ後のラン能力がある。ユタ大学では主にスロットの位置に入っていた。リリースの爆発力があり、スムーズで流れるようにルートを走る。守備選手をまどわしてからルートをスナップしてセパレートを生み出す。手でボールにアタックし、ハードなヒットを受けてもボールを離さない。キャッチ後には爆発力、細かい動き、強さでタックルをブレイクする。ラン攻撃ではフィジカルに相手を動かすというよりは、壁を作ってブロックする。全体として、大学から出てきた頃のTEザック・アーツ（現カーディナルス）にもっと爆発力を足したような選手だ。
- 2022年 12試合 70回 890ヤード 8TD
21位 マイケル・メイヤー
Michael Mayer / 6-4 249 / Notre Dame / Junior
強い手を持っているフィジカルなタイトエンドで、ラン攻撃で貢献できる。インライン（攻撃ラインの横）、ウイング、スロットに入っている。急激に動く選手ではないが、守備選手をだます方法を理解しており、ダウンフィールドでは大きな体格を使って壁を作る。密集したエリアでキャッチを決める時にすばらしい。キャッチ後にはタックルを引きずってさらにヤードを稼ぐ強さがある。ラン攻撃でとても頼れるブロッカーでもある。相手をとらえて足を動かしムーブメントを生み出す。全体として、一流の身体能力はないものの、すべてを備えたタイトエンドですぐに貢献できる。
- 2022年 12試合 67回 809ヤード 9TD
22位 ダーネル・ワシントン
Darnell Washington / 6-7 264 / Georgia / Junior
伝統的なインラインのタイトエンドで、巨大なフィジカルを誇り、すばらしいプレイの強さとタフネスを備えている。上半身の強さでプレス・カバレッジを押し抜ける。大きなストライドで加速してシームに入り、QBにとって巨大なターゲットになれる。ブレイクする時に少しぎこちなさがあり、そのせいで相手をセパレートする能力には限界がある。しかし、大きな身体で壁を作って守備選手を遮断できるので問題にはならない。その巨体で守備選手を跳ね返し、驚くような競り合いのキャッチをいくつか決めている。キャッチ後はびっくりするほど速くて軽快に動ける（オレゴン大学戦を参照）。圧倒的なランブロッカーで、守備エンドをとらえて簡単に動かす。全体として、ラン攻撃では6人目の攻撃ラインマンとして貢献でき、パス攻撃では動く巨大看板（ターゲット）になれるので、彼にはものすごい価値がある。
- 2022年 15試合 28回 454ヤード 2TD
お知らせ
今年も「NFLドラフト候補名鑑2023」の発売が決定！ 発売日は4月17日で、ただいま予約受付中となっております。発売日までには電子書籍版も公開されるそうです。
ちなみに今年のNFLドラフトは現地の4月27～29日（日本時間の28日～30日）に開催されます。
昨日のツイートに多くのフットボールファンが反応してくださり、大変嬉しく思っています。
— アメリカンフットボール・マガジン (@AFM_BBM) 2023年4月7日
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