ブロ研 [ブロンコス研究所]

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ドラフト候補 追加3

2022年のNFLドラフト候補を紹介する23回目。

今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

 

2.0版の追加選手 パート3は下位の3人です

  • 新30位 OT タイラー・スミス(タルサ)
  • 新33位 Edge ボイエ・マフェ(ミネソタ
  • 新38位 S ジェイレン・ピトリ(ベイラー)
  • 新39位 DT トラヴィス・ジョーンズ(コネチカット
  • 新41位 IOL ザイオン・ジョンソン(ボストンカレッジ)
  • 新45位 DT ペリオン・ウィンフリー(オクラホマ) 
  • 新46位 TE グレッグ・ドゥルシッチ(UCLA

 

Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 2.0

 

 

新41位 IOL ザイオン・ジョンソン

Zion Johnson / 身長6-3 体重312 腕34 / Boston College / シニア

ガードとしての理想的なサイズ、長さ、頭脳を持っている。パスプロではスタンスから素早く起動し、バランスでプレイしてパスラッシャーを吸収する。暴力的な手で守備選手に衝撃を与えることはできるが、パワーラッシャーに対しては平行を保ってアンカーを固定する。ラン攻撃では素晴らしいアングルを取り、ファーストレベルでもセカンドレベルでもうまく壁を作って守備選手を遮断する。爆発的でも圧倒的でもないが、一貫して相手をブロックする。ランでもパスでも素晴らしい意識でプレイする。全体として、プロでもキャリアの早いうちから安定した頼れる先発になれるはずだ。

 

高校ではアメフト以外にゴルフもやっていて、当時はかなり軽量だったようです。それもあってか星なしの評価しかもらえず、FBS(1部リーグ上位)の大学からはまったく声がかからなかったため、唯一オファーをくれたFCS(1部リーグ下位)のデイビッドソン・カレッジに進学しています。

デイビッドソンでは2年間で22試合に出場(19試合に先発)して活躍。多くの大学から注目されるようになり、2019年からはFBSの名門校ボストンカレッジに転入しています。

2019年は全13試合に出場し、レフトガードで7試合に先発。2020年はチーム事情でレフトタックルに移動。初めてのポジションながら全11試合に先発して活躍しました。

2021年はプロ入りせず、大学に残ることを決断。レフトガードで10試合、レフトタックルで1試合に先発し、オールアメリカンに選出されています。

FCSの大学からスタートしてオールアメリカンにまでなった選手ですね。コンバインではベンチプレス32回でポジション1位を記録。垂直飛びや3コーンでもトップ3の数字を出して評価を上げており、1巡で指名されるという予想も多くなっています。大学ではレフトタックルも経験していますが、プロではガードが適正だと見られているようです。

 

LG 77番(対ミズーリ大学)

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新45位 DT ペリオン・ウィンフリー

Perrion Winfrey / 身長6-4 体重292 腕35 1/4 / Oklahoma / シニア

長さのあるアスレチックな守備タックルで、情熱とエナジーでプレイしている。オクラホマ大学のスキームはスラントや横の動きを多用しているため、この選手を評価するのは難しい。結果的にはペネトレート(侵入)してディスラプト(妨害)できてはいるが、同時に多くのプレイで彼の存在を消してしまっている。パッドレベル(上半身)は高すぎるものの、素早い足でブロッカーを破ることができ、いくらか手の強さも見せている。シニアボウルでは(シーズンと比べて)はるかに印象的だった。シニアボウルでは前にラッシュすることを許され、かなり支配的で、試合のMVPを獲得している。ラン守備では、長い腕でシングルブロックをスタックしてコントロールすることはできるが、アングルブロックやダブルチームに対する意識は向上させる必要がある。全体として、まだ完成された選手ではないが、プロボウル級になれる可能性を持っている。

 

高校では低い評価しかもらえなかったそうで、最初は2年制大学アイオワ・ウエスタン)に進学して2シーズン活躍。2年制大学出身の選手としては全米トップ、4つ星の有望株に評価され、多くの有名大学からオファーをもらいましたが、その中からオクラホマ大学でプレイすることを選択しています。

2020年は全11試合に出場し、8試合に先発。19タックル、6ロスタックル、3パス防御を記録して実力を証明しました。2021年も大学に残り、全11試合に先発して23タックル、11ロスタックル、5.5サック、1ファンブル誘発とさらに活躍しています。

2月のシニアボウル(ドラフト候補のオールスター戦)では2サック、3ロスタックルの大暴れでMVPを獲得した選手ですね。相手陣内に侵入してプレイを決めるのが持ち味のようです。体重は軽く、ラン守備やテクニックなど課題も多いですが、長い腕があり、40ヤードは4.89秒を記録しているアスリートで、シニアボウルでの活躍ぶりからもポテンシャルには期待できると言われています。

 

8番

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新46位 TE グレッグ・ドゥルシッチ

Greg Dulcich / 身長6-4 体重243 腕33 3/8 / UCLA / RSジュニア

機敏なタイトエンドで、ビックプレイを決めている実績がある。インライン(OLの横)またはスロットに移動してプレイしている。素早い発進があり、ダウンフィールドに向かってぐんぐん加速できる。ルートのトップにおけるニュアンスと洗練があり、ブレイクからのセパレーションを生み出す。シーム(ゾーンの隙間)やクロスでとても効果的で、スピードを使って相手を引き離す。ナチュラルにボールを追跡することができ、必要な時にはもっとも高い位置でボールにアタックする。いくつかコンタクトでの落球はあるものの、平均よりはるかに上の手を備えている。キャッチ後に(細かい動きなどで)守備選手をミスさせることはできるが、主に爆発力に頼っている。ラン攻撃では競争心があり、シールして壁を仕切る能力がある。ただし、この部門ではもう少し強さを向上させる必要はある。全体として、チームがこのポジションにもとめている理想的な選手であり、確かな先発になれるはずだ。

 

高校では3つ星の評価。高校シニアの時に1,168ヤード 12TDを記録するなど活躍したものの、過小評価されて奨学金なしのウォークオンでUCLAに進学しています。

大学1年目の2018年は3試合に出場してからレッドシャツに登録。2019年は3月の誕生日に奨学金を獲得し、11試合で8キャッチを記録。スペシャルチームでも出場していました。

2020年は全7試合に出場(5試合に先発)して、26回 567ヤード 5TDを記録。2021年は全12試合に先発して42回 725ヤード 5TDと活躍。タイトエンドで全米3位となるキャッチ1回平均17.3ヤードを記録し、All-Pac12に選出されています。

レシーバーのようにキャッチする長髪のタイトエンドですね。やや体重は軽めですが、長い腕があり、大学通算で1回平均17.6ヤードを記録しているように、縦にヤードを稼げる選手と評価されています。40ヤードは4.69秒。

 

85番

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