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ドラフト候補 TE

2022年のNFLドラフト候補を紹介する14回目。

今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

 

タイトエンド編

  • 42位 トレイ・マクブライド(コロラド州立)
  • 46位 アイゼア・ライクリー(コースタル・カロライナ)

 

Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 1.0

 

 

42位 TE トレイ・マクブライド

Trey McBride / 身長6-4 体重246 腕32 1/2 / Colorado State / シニア

大きくてフィジカルなタイトエンドで、素晴らしい手がある。ラインの横、スロット、ウイング、アウトワイドに位置している。コロラド州立大学のパス攻撃は彼を中心に組み立てられていた。爆発的なアスリートではないものの、効果的なルートランナーであり、身体を壁にして守備選手を遮断し、競り合いのキャッチを決める。ダウンフィールドでナチュラルにボールを追跡し、いくつか素晴らしいワンハンドのキャッチを決めている。低いボールやバックヒップのパスに対応できる柔軟さがある。キャッチ後はとてもフィジカルで、さらにヤードを稼ぐために戦う。ラン攻撃では優れたインラインのブロッカーである。相手を捕まえ、足を動かし、フィニッシュする。全体として、エリート級のスピードは欠いているものの、タイトエンドとしてあらゆる面で非常に頼れる。

 

高校では3つ星の評価。野球やバスケでも活躍しており、野球では通算ホームラン数と打点、バスケでは通算得点で学校記録を更新しています。

大学1年目の2018年は5試合に先発。2019年は12試合に先発して45回 560ヤード 4TDを記録。短縮シーズンの2020年は全4試合に先発しました。

2021年は12試合で90回 1,121ヤード 1TDと大活躍。レシーブ数とヤードはFBSのTEではトップの記録で、コロラド州立大学では初となる満票のオールアメリカンに選出。ジョン・マッキー賞(大学最優秀TE賞)も受賞しています。

レシーブで素晴らしい数字を残しているタイトエンドですね。トップスピードはそこまでないとも言われてますが、コンバインでは走っていません。TD数の少なさ(レッドゾーンでの活躍)はやや気になるかもしれないです。

 

85番

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46位 TE アイゼア・ライクリー

Isaiah Likely / 身長6-4 1/2 体重245 腕31 7/8 / Coastal Carolina / シニア

ややサイズの小さいタイトエンドで、並はずれた運動能力と手がある。主にラインから離れたところに位置している。素晴らしいルートランナーであり、とてもルーズかつ流動的で、ルートのトップでは無駄なステップを踏まない。シーム(ゾーンの隙間)を駆け上がる爆発力があり、ボールへとアタックする。素晴らしい跳躍力があり、空中でプレイを決める。キャッチ後は細かい動きで守備選手をかわし、スピードで一気に距離をかせぐことができる(アーカンソー州立大学戦の99ヤードTDを参照)。ラン攻撃における貢献度には驚かされた。良いアングルがあり、コンタクトにおいてヒップをスナップさせ、仕事をやりとげようとする。概して、理想的なサイズは欠いているかもしれないが、守備とのミスマッチを生み出せる選手で、ものすごい伸びしろがある。

 

高校ではレシーバーとして活躍したもののほぼ無名で、星なしの評価しかもらえなかったそうですが、コースタル・カロライナ大学からタイトエンドとしてリクルートされて進学しています。

大学1年目の2018年はタイトエンドで全12試合に出場。2019年は全12試合に出場、6試合に先発して431ヤード 5TDを記録。2020年は下半身の負傷に苦しみながらも11試合に出場して30回 601ヤード 5TDと活躍し、シーズン後に手術を受けています。

2021年はアーカンソー州立大学戦で232ヤード 4TDを記録するなどさらに躍進。13試合で59回 912ヤード 12TDと大活躍して評価を上げました。

レシーブに優れたアスリートタイプのタイトエンドですね。大学では毎年成績を向上させており、4シーズンで27個のTDを記録しています。もう少し強くなってブロック能力を向上させる必要はあるようです。

 

4番

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今年のタイトエンドは飛び抜けた選手こそいない感じですが、2日目(2~3巡)あたりで指名できそうなバリューのある選手が多いようですね。

 

 

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