ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

6巡 DT マット・ヘニングセン

この6巡は昨年の開幕前にCBキャリー・ヴィンセント Jr.をトレードして、イーグルスからもらった指名権になります。

 

 

 

結果

6巡でウィスコンシン大学のDT マット・ヘニングセンを指名。

 

4巡で指名したイオマ・ウワズリケに続いて、2人目の守備ラインですね。

プロデイですごい数字を出して注目を集めた元ウォークオンの選手ですが、運動能力とポテンシャルがあるということで、6巡指名としてはなかなか良いドラフト評価を得ているようです。

ブロンコスのスカウトは「タフで素晴らしいモーターがある。最高のチームプレイヤーで、ロッカールームに欲しい選手」「とてもクイックで内側と外側どちらもできる。チームのギャップスキームに合う。良いランストッパー」と語っています。

大学ではフットボールと学業を両立させていて成績優秀。キャラクターも高評価。指名順位的にロスターに残れるかはギリギリかもですが、期待できそうな資質をいろいろと備えている選手という感じがします。

 

 

6巡 28位(全体206位)
DT マット・ヘニングセン

Matt Henningsen / 身長6-3 体重289 / Wisconsin / Rシニア

相手に打撃を与えぶちのめすメンタリティを持っている守備選手。せまい範囲で戦って活躍するが、ラン守備とパスラッシュどちらでもダイナミックなプレイを決めるスキルセットは欠いている。相手にとってブロックするのに苦労する選手ではあるものの、プレイデザインを理解してプレイする意識に欠ける時がある。3テクニック(守備タックル)をやるだけの太さは足りないが、ローテーションで3-4守備のエンドに挑戦できるだけの資質とタフさを備えている。(NFL.com)

 

高校では2つ星の評価

奨学金なしのウォークオンでウィスコンシン大学に進学

2017年はレッドシャツに登録

2018年は奨学金を獲得。守備エンドで10試合に先発し32タックル、1サックを記録

2019年は14試合に出場。守備エンドで5試合に先発して24タックル、4サックを記録

2020年は上腕二頭筋を断裂して2試合のみ出場。守備エンドで1試合に先発

2021年は守備エンドで13試合に先発して31タックル、5.5ロスタックル、3サックと活躍

 

高校では攻守のラインをプレイしていた

当初は攻撃タックルとして大学からリクルートされていた

大きな大学からの奨学金は得られなかった

学業を重視していたため、奨学金なしのウォークオンで地元のウィスコンシン大学に進学する道を選んだ

守備エンドで通算49試合に出場、29試合に先発

大学では内側(DT)と外側(DE)の両方でプレイしている

プロデイで優秀な数字を記録

垂直跳び37.5インチは、コンバインだと守備タックルの歴代1位記録(今年のコンバインDT1位はウワズリケの33インチ)

とても優れたモーターがあり激しく戦う

第一歩の爆発力がある

強いパンチの一撃がある

パワーと狭い範囲のクイックネスがある

大きな伸びしろがある

爆発力はあるが、盲目的に突っ込みすぎる時がある

上半身が高い

ブルラッシュ能力はあるが、パスラッシュのテクニックや動きはない

手を使えていない

学業の成績優秀(GPA 4.0)

2020年に大学を卒業しており、電気工学の学位を得ている

 

 

大学成績
出場 タックル TFL サック INT PD FF FR
2018 13 32 2.5 1.0 0 1 0 0
2019 14 24 5.0 4.0 0 2 0 3
2020 2 2 0 0 0 0 0 0
2021 12 31 5.5 3.0 0 1 0 0
41 89 13.0 8.0 0 4 0 3

TFL=ロスタックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバー

 

 

RAS(相対的運動能力成績)= 9.34(最高が10)

 

 

 

指名評価

 

B+ Ian Cummings(PFN

ブロンコスは4巡でイオマ・ウワズリケも指名しており、守備ラインをダブルで補強している。ヘニングセンは強さと爆発力を備えたパワフルな守備タックルで、熱いモーターと堅固なアンカーがある。もし手をコンスタントに使えるようになったら、数年後にはNFLで先発できるかもしれない。この指名のバリューを(4巡のウワズリケ指名よりも)気に入っている。

 

B Walter Football

私のモックドラフトには入っていなかったが、プロデイの素晴らしい結果を見ると入れておくべきだったかもしれない。彼のようなアスレッチックな選手を下位で指名し、その可能性に賭けるやり方は気に入っている。チームは守備ラインの層を厚くする必要があった。

 

B Brent Soleski(Bleacher Report

ブロンコスはあきらかに守備ラインをもっと大きくフィジカルにしたかった。まず4巡でウワズリケを指名し、6巡でウィスコンシン大学のヘニングセンを獲っている。身長6-3 体重289のヘニングセンは素晴らしいアスリートのノーズタックルで、優れた横のクイックネスがある。

 

C+ Chris Trapasso(CBS Sports

腕の長さ、爆発力が目立っている。しかし、それ以外はそうでもない。良いハッスルはあるが、パスラッシャーとしては手を使えていない。こういうタイプのアスリートこそドラフト3日目の指名にぴったりの選手だ。

 

Good PFF

大学では3年間の先発経験があり、守備ラインの内側で効果的だった。守備フロントでの爆発力があり、ランを止める能力もパスラッシュする能力もある。2021年は22回の守備ストップを記録しており、84.2のラン守備評価を得ている。

 

 

 

24番(チャンプ・ベイリー)のジャージを着ている子供時代

 

 

92番

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