2023年のNFLドラフト候補を紹介する12回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50（3.0版）」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
ラインバッカー
セーフティー
- 旧40位 ジャイアー・ブラウン（ペン州立）
Daniel Jeremiah's top 50: 2023 NFL Draft prospect rankings 3.0
ラインバッカー
44位 トレントン・シンプソン
Trenton Simpson / 6-2 235 / Clemson / Junior
背が高く機敏なオフ・ボールのラインバッカー。マン・カバレッジ（マンツーマン）でとても素晴らしい。フィールド全体でタイトエンドに付いてカバーできるスピードと機敏さがある。ゾーン・カバレッジで後ろに下がる時は反応速度が遅いため、そこまで頼れる選手ではないが、スピードがあるのでたいていはごまかすことができる。ブリッツで優れており、すばやく相手に迫る。QBをスパイする時にも効果的である。いくぞと決断した後はそのスピードでプレイを決める。ラン守備では、ボックスの外から見ている時にもっとも活躍できる。ボックスの中の密集では迷子になる時がある。インサイドでもう少し本能的だったらとは思うが、プロでもスピードと運動能力で活躍できるはずだ。
- 2022年 12試合 72タックル 2.5サック 3パス防御 2ファンブル誘発
22番
50位 ジャック・キャンベル
Jack Campbell / 6-5 249 / Iowa / Senior
オフ・ザ・ボールのラインバッカーで、すばらしいサイズ、本能、守備範囲がある。ラン守備では、すばやく攻撃のキーを読んで判断する。ボックスでは堅固で頼れるタックラーである。スクリーン・パスを察知するのに優れており、タイトエンドをカバーできるサイズとスピードも備えている。パスカバーでもラン守備でもスペースで身体を向け直すのに少し問題がある。チーム・キャプテンを2回務めており、すばらしいリーダーと見られている。あっと驚くような選手ではないかもしれないが、彼は安定していて頼れる。
- 2022年 13試合 125タックル 1.0サック 3INT 1パス防御 1ファンブル誘発
31番
旧44位 ドリュー・サンダース
Drew Sanders / 6-4 235 / Arkansas / Junior
長身で細いバーサタイル（万能）なラインバッカー。アーカンソー大学の4-2-5守備でミドルをプレイしていたが、前に上がってエッジからラッシュすることもあった。パスカバーで手堅く、フラットに出るRBを抑え込む能力を見せている。QBがパスを投げるレーンを塞ぐときに、サイズと腕の長さが役に立つ。2022年は12試合で9.5サックを記録しており、パスラッシュでかなりの実績がある。エッジから発進してスピードをパワーに変換する時にもっとも効果的にアプローチする。ラン守備では優れた本能があり、ブロッカーに一撃を加えてタックルを決めることができる。方向転換をしないといけない時にやや硬さがあり、そのせいでスペースでタックルをミスすることがある。全体として、サイズとスピードの魅力的なミックスがある。万能性を求めるチームからは他の選手よりも高く評価されるだろう。
- 2022年 12試合 103タックル 9.5サック 1INT 5パス防御 3ファンブル誘発
セーフティー
旧40位 ジャイアー・ブラウン
Ji'Ayir Brown / 5-11 203 / Penn State / Senior
爆発的なアスリートで、2022年はペン州立大学の守備のいたるところで使われた。ディープハーフ、ディープミドル、ボックス内、スロットに入っている。パス守備ではすばらしい守備範囲と本能があり、タイトエンドとマッチアップしてフィールド全体をカバーできる能力がある。流れるように動き、スロットでワイドアウトをカバーしている時に元コーナーバックだったという経歴が表れている。素晴らしいボールスキルがあり、2年間で10個のインターセプトを決めている。ブリッツのタイミングと爆発力もある。ラン守備ではすばやく読んで正しいアングルを取るが、アグレッシブなプレイスタイルによりスペースでタックルをミスすることがある。全体として、バーサタイルな選手であり、プロボウル級のポテンシャルを持っている。
- 2022年 13試合 74タックル 4.5サック 4INT 3パス防御 2ファンブル誘発 1TD
16番
