ドラフト候補 LB 2
2022年のNFLドラフト候補を紹介する11回目。
今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
ラインバッカー編 パート2は下位の2人です
Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 1.0
31位 LB クエイ・ウォーカー
Quay Walker / 身長6-4 体重241 / Georgia / シニア
巨大なオフボールのラインバッカーで、スピードとフィジカルの優れたブレンドがある。パスカバーでは流れるように動き、TEやRBとマッチアップできるだけの十分な速さがある。ゾーンカバーにおいて予期する能力はそこまで優れていないが、何が起きているか理解してしまえば素早く相手へとせまる。エッジからラッシュする際にはあまりプランを持っていないが、それでもスピードと奮闘は素晴らしい。ラン守備は暴力的で、ブロッカーにアタックし、相手に激突してプレイを決める。外周でプレイを決める並はずれた爆発力と守備範囲がある。全体として、彼はサイズ/スピード、ラン・アンド・ヒットのラインバッカーで、まだまだ成長できる。
高校では4つ星の評価。ジョージア大学では選手層が厚かったこともあり、最初の3年間はほぼ控えとして出場。2018年は全14試合、2019年は13試合、2020年は全10試合(先発2試合)に出場しています。
2021年は大学に残って先発し、全15試合で67タックル、5.5ロスタックル、1.5サック、25QBプレッシャー、3パス防御の活躍で全米優勝に貢献しました。
立派なサイズ、長さ、運動能力を兼ね備えた選手ですね。ジョージア大学では1シーズンしかフル先発しておらず、ものすごい個人成績を残しているわけでもないですが、チームにはLBナコビ・ディーン(7位)などのビッグネームが多数いたため、埋もれて過小評価されているという意見もあるようです。
コンバインでは40ヤード4.52秒を記録するなど優秀な数字を出しています。
7番
40位 LB クリスチャン・ハリス
Christian Harris / 身長6-0 1/2 体重226 / Alabama / ジュニア
爆発力のあるラインバッカーで毎週のように向上しており、興味深い伸びしろがある。パス守備ではRBやTEだけでなく、時にはスロットのレシーバーもカバーしていた。マッチアップできるスピードがあり、ボールを見つけてプレイすることができる(LSU戦のパス防御を参照)。スクリーンパスを素早く察知し、爆発的に突進してプレイを決める。スペースにおいて素晴らしいタックラーである。とてもダイナミックにブリッツし、ギャップを突き抜けてサックやプレッシャーを決める。ラン守備では、即座に攻撃のキーを読んで判断する選手ではないが、プレイを見てしまえばスクリメージへとせまる爆発力がある。積極的にブロッカーを肩で受け止める能力を見せているものの、詰まって飲まれてしまうことが多すぎる。もっと手を使うところが見たい。全体として、彼の矢印は上向きであり、この先まだまだ成長できる。
高校ではレシーバーとセーフティをプレイして4つ星の評価。
大学1年目の2019年からラインバッカーで12試合に先発。高校では経験してないポジションでしたが、63タックルを決めて活躍しています。
2020年はWill(ウィークサイドのLB)で先発し、79タックル、4.5サックを記録して全米優勝に貢献。2021年もWillで15試合に先発し、79タックル、5.5サック、2ファンブル誘発、3パス防御の活躍でした。
アラバマ大学で1年目から先発し、3シーズンの先発経験がある選手ですね。本能や判断は向上が必要という話ですが、とても動けるアスリートで、コンバインでは40ヤード4.44秒を記録しており、伸びしろも大きいと評価されているようです。
8番
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