ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

5巡a S デラリン・ターナー・イェル

ブロンコスは5巡で3人を指名していますが、こちらは元から持っていたオリジナルの5巡指名権になります。

 

 

 

結果

5巡のひとり目は、オクラホマ大学のS デラリン・ターナー・イェルを指名。

 

2巡のニック・ボニートに続き、オクラホマ大学から2人目の指名ですね。2人は大学でも親しい関係だったという話です。

ブロンコスのセーフティは、ドラフト前にベテランのSSカリーム・ジャクソンを1年契約でキープしており、昨年も5巡でFSケイデン・スターンズとSSジャマー・ジョンソンを指名していたので、2年連続の5巡指名は少し驚きだったかもしれません。

この指名はややリーチだったこともあって、評価は厳しめになっていますが、ターナー・イェルはスペシャルチームで貢献できる資質があるので、最初はそこでの活躍が期待できると思います。

 

 

5巡 9位(全体152位)
S デラリン・ターナー・イェル

Delarrin Turner-Yell / 身長5-10 体重197 / Oklahoma / シニア

試合テープを確認するとパスカバーでもラン守備のパシュートでも、スペースでの流動性が際立っている。予期と決断に助けられて速いペースでプレイしているが、プレイを決める態度のせいでカバーの規律が乱れることがある。いろんなカバーレッジでプレイできる多様性はあるが、パスキャッチャーのタイトエンドをマンカバーするのはやや厳しいかもしれない。ラン守備で活躍できる性質と態度は備わっているが、スピードの速いプロではパシュートのアングルを改善する必要がある。成長できる資質はあるが、ポテンシャルを活かすにはもっと一貫性をもってプレイする必要がある。(NFL.com)

 

高校では3つ星の評価

2018年は怪我で最初の6試合を欠場し、残りの7試合に出場した。

2019年は全13試合に先発して75タックル、5.5ロスタックルを記録。しかし、鎖骨の骨折によりボウルゲームは欠場した。

2020年は10試合に出場して8試合に先発。1試合を欠場。52タックルを記録。

2021年は怪我で3試合を欠場。10試合に先発して52タックル、2.5ロスタックル、3個のINTと活躍。All-Big 12のセカンドチームに選出された。

 

3年間(31試合)の先発経験がある

アグレッシブで激しいプレイスタイルがある

直線のスピードがある

フットボールIQが高い

ラン守備ではすばやくプレイを読んで突っ込む

タックルにプライドを持っている

スペースではアングルが悪いせいでミスタックルもある

大学ではスロットのカバーも経験しているが、マンカバーの能力は欠いている

1ハイをやる方向転換の機敏さはない

ボールスキルがあり、通算で4個のINTを記録している

サイズはやや小さい

怪我が多い

スペシャルチームで活躍できる資質がある

40ヤードは4.47秒

指名予想:5巡

 

 

大学成績

出場 先発 タックル TFL サック INT パス防
2018 7 0 12 0 0 0 1
2019 13 13 75 5.5 0 0 3
2020 10 8 52 2.0 0.5 1 1
2021 10 10 52 2.5 0 3 1
40 31 191 10.0 0.5 4 6

 

 

RAS(相対的運動能力成績)= 7.46(最高が10)

 

 

 

指名評価

 

A- Chris Trapasso(CBS Sports

超スムーズなセーフティで、動き回って活躍するタイプ、またはスロットをカバーする素晴らしい特性を持っている。タックルに一貫性はないが、ロケットのように突っ走る。おそらくサイズがコンパクトなせいで評価を落としてしまった。見ていて楽しい選手。

 

B Walter Football

ブロンコスはセーフティに若い選手が必要だったので、この指名は理にかなっている。私はこのレンジで指名されると予想していたので、手堅い指名だった。

 

C Brent Soleski(Bleacher Report

ボールに向かって飛んで行き、ナスティ(卑劣)な意図をもってプレイする。ブロンコスのセーフティには、こういうフィジカルなタイプの選手はいなかった。ジャスティン・シモンズやカリーム・ジャクソンも良い選手ではあるが、ターナー・イェルはどちらとも違ったタイプの選手だ。

 

D Ian Cummings(PFN

ブロンコスのセーフティはすでに十分なデプスが揃っているので、この指名はかなりのリーチだと感じる。ターナー・イェルは頭が良く、経験豊富なストロング・セーフティで、ランでもパスでもアグレッシブさを見せている。しかし、パスカバーには欠陥があり、タックルにも一貫性がないので、プロではスペシャルチームだけの選手になってしまうかもしれない。

 

平均以下 PFF

キャリアの最初の頃は怪我に苦しんだが、2021年は563回の守備スナップに出場し、PFFのグレードでキャリアハイの76.0に評価されている。昨年は3個のインターセプトと1回のパス防御を記録しており、80.7のパスカバー評価だった。

 

 

 

32番

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