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ブロンコスのドラフト評価 2022 続

ブロンコスの2022年ドラフト評価の続きです。 

 

前回

ブロンコスのドラフト評価 2022

 

全体 Pos 名前 身長 体重 大学
2 32 64 OLB Nik Bonitto 6-3 248 Oklahoma
3 16 80 TE Greg Dulcich 6-4 243 UCLA
4 10 115 CB Damarri Mathis 5-11 196 Pittsburgh
4 11 116 DL Eyioma Uwazurike 6-6 316 Iowa State
5 9 152 S Delarrin Turner-Yell 5-10 194 Oklahoma
5 19 162 WR Montrell Washington 5-9 181 Samford
5 28 171 C Luke Wattenberg 6-4 299 Washington
6 28 206 DT Matt Henningsen 6-3 289 Wisconsin
7 11 232 CB Faion Hicks 5-10 189 Wisconsin

 

 

 

B+ James Dator (SB Nation

ブロンコスは限られた指名権で素晴らしいドラフトをした。とてもBPA(残っている中でもっとも良い選手を指名する)志向で選手たちを獲得しており、彼らは現在と将来のニーズを埋めている。私はブロンコスが指名した中に先発できるポテンシャルの選手が3人いると思っているので、1巡指名権なしでこの結果なら大きな恩恵だ。全体として、今はそれほど目立たないかもしれないが、とても堅実な仕事だった。

 

 

B+ Eric Edholm(Yahoo Sports

気に入った指名:3巡 TEドゥルシッチ

ドラフトのプロセスにおいて(特に堅実なシニアボウルと素晴らしいコンバインのパフォーマンスで)彼の存在感はどんどん大きくなっていった。ブロンコスはTEノア・ファントをトレード放出したので、このポジションに新たな武器が必要だった。TEドゥルシッチは過去2シーズン、驚きのスピードとYAC能力(キャッチ後にヤードを稼ぐ能力)を見せている。そこまで多くのターゲットにはならないかもしれないが、QBウィルソンに新たなオプションを与えてくれる。

気に入らない指名:5巡 WRモントレル・ワシントン

我々は指名された後に初めて彼の試合テープを見た。いくつか他チームのボードを確認してみたが、彼はどこでも5巡指名の価値があるとは評価はされていなかった。サムフォード大学ではラン、キャッチ、パスでものすごい実績があり、2021年にはキックとパントのリターンでも計3個のTDを決めている。さらにプロデイでは良いランを見せ、20ヤードは2.48秒だった。しかし、身長5-9 体重180のサイズでは、おそらくリターナーをやるしかないだろう。

全体評価

最初の5つの指名は、すべて我々が評価していた順位に近かったので、QBウィルソンのトレードで1巡と2巡を放出していたチームとしては、ビジネスライクで堅実なドラフトだった。層を厚くできたという観点からディフェンスの指名を気に入っており、OLBニック・ボニートとCBダマリ・マシスは(もしかしたら来シーズンにも)先発できるかもしれない。オフェンスではTEドゥルシッチの指名が際立っているが、彼もまだ完成された選手ではない。また、攻撃ラインの強化も十分にはできなかった。しかし、全体としてはQBウィルソンの獲得を補完する堅実な収穫だった。

 

 

B Alex Ballentine(Bleacher Report

ブロンコスは派手に動くだけの資本こそ持っていなかったが、持っている指名権で堅実なバリューの指名をした。

2巡のOLBニック・ボニートはサイズの小さいワントリックポニー(ひとつの芸しかできない選手)のエッジラッシャーだ。しかし幸運なことに、その芸はQBを追いかけまわすことだった。体重248ポンドで40ヤード4.54秒を記録しており、試合テープでもそのスピードラッシュを見ることができる。

3巡のTEドゥルシッチは素晴らしい指名だった。彼はBlecher Reportのスカウト部門から今年のドラフトでベストのレシーバーと評価されており、タイトエンドはTEノア・ファントが抜けてニーズになっていた。

ドラフト3日目は指名の成功率が下がるものだが、7つも指名権を持っていれば助けになる。その中でも4巡のDLイオマ・ウワズリケはもっとも興味深い選手だ。大学に6年いた年長の選手だが、身長6-6 体重316のサイズで最後のシーズンに12個のロスタックル、9個のサックを決めている。彼は守備タックルと守備エンドのハイブリッドとして魅力的な選手だ。

 

 

B Luke Easterling(Draft Wire

ティールな指名:6巡 DT マット・へニングセン

リーチな指名:なし

長い待ち時間の後、ブロンコスはドラフト2日目に素晴らしい指名を決めた。OLBニック・ボニートはサイズこそ小さいものの、爆発的なパスラッシュのスペシャリストで、TEグレッグ・ドゥルシッチはビックプレイを決めるパスキャッチャーだ。

ドラフト3日目はバリューのある指名とそうでないものが混ざっていたが、チームは多くのポジションに運動能力とポテンシャルを加えている。DTマット・ヘニングセンは過小評価されている run stuffer(ランを止める選手)で、もっと上で指名されていてもおかしくなかったので、6巡で指名できたのはバーゲンだった。5巡のCBダマリ・マシスはバーサタイルな守備選手で、セカンダリーのいたるところにラインナップできる。

 

 

B Doug Farrar & Mark Schofield(Touchdown Wire

QBラッセル・ウィルソンのトレード獲得により、ブロンコスは2巡の最後まで指名権がなかった。それでもなお、チームはドラフト2日目に上質な選手を2人加えてニーズを満たしている。2巡のニック・ボニートはアスレチック、爆発的、機敏なパスラッシャーで、パスの場面でエッジに入ってすぐに貢献できる。チームにはFAで契約したランディ・グレゴリーと、ベテランのブラッドリー・チャブがいるので、1年目はローテーションのパスラッシャーとして使われるはずだ。

3巡のTEドゥルシッチはしっかりとしたムーブTEで、ブロンコスの攻撃が12パーソネル(TEが2人いる隊形)を使う際には、TEアルバート・オクエブーナムを完璧に補完してくれるだろう。5巡のC ルーク・ワッテンバーグは攻撃ラインのデプスを厚くする良いオプションになる。

4巡のDLイオマ・ウワズリケはラン守備に優れた選手で、大学では守備フロントのあちこちに入っていた。彼の長さと上半身の強さはプロでも役に立つ。6巡のDTマット・へニングセンはオッド・フロントの5テクニック(奇数DLのDE)に入ってプレイする候補になるはずだ。

 

 

B- Mel Kiper Jr. (ESPN

トップニーズ:TE, OT, CB

2巡のOLBニック・ボニートは3-4守備にフィットするので、この指名には満足している。彼はすでに高度なパスラッシャーであり、スナップからの発進も速い。昨シーズンはFBSでトップのプレッシャー率18.3%を記録している。しかし、ラン守備はもっと向上させる必要がある。でないと、パスラッシュ以外では苦戦することになるだろう。

3巡のTEグレッグ・ドゥルシッチは私が2番目に評価していたタイトエンドで、TEノア・ファントが去って空白になっている出番を得るはずだ。ここはブロンコスの大きな穴だった。

4巡のCBダマリ・マシスはコンバインで40ヤード4.39秒を記録している。DLイオマ・ウワズリケはアイオワ大学で4シーズン先発していて、ブロンコスのスキームで守備エンドをプレイできる。

ブロンコスはトレードでコルツから来年の3巡指名権を手に入れており、これも良い動きだった。もちろんQBラッセル・ウィルソンをトレードで獲得できたのはチームにとって素晴らしいことだったが、OLBボニートとTEドゥルシッチ以外の指名はたいしたものがなかった。

 

 

B- Chris Trapasso(CBS Sports

A- B- A A A- D+ C+ C+ D+

最初の5つの指名のうち、4つ(A- A A A-)は非常に素晴らしかった。しかし、それ以外の指名はそうでもない。4巡のCBダマリ・マシスはとても爆発的で、指名順位以上の活躍をするだろう。それは間違いない。5巡のS デラーリン・ターナー・イェルはどの方向にもとてもスムーズに動ける。4巡のDLイオマ・ウワズリケは洗練された守備ラインマンで、ポジションの柔軟性がある。ドラフト3日目は理解できない指名もあった。

 

 

B Conor Orr(SI.com)

B Mark Maske(The Washington Post)

B- Danny Kelly(The Ringer

B- Pete Prisco(CBS Sports

 

C+/A+ Mark Kiszla(Denver Post)

B+ Sean Keeler(Denver Post)

B+ Kyle Newman(Denver Post)

B- Ryan O'Halloran(Denver Post)

A- Matt Schubert(Denver Post)