ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

5巡b WR モントレル・ワシントン

こちらは3巡でトレードダウンした際にテキサンズからもらった5巡指名です。

 

 

 

結果

5巡の2人目でサムフォード大学のWR モントレル・ワシントンを指名。

 

小型のスロットレシーバー兼リターナーですね。サムフォード大学はFCS(1部リーグの下位)に所属している大学ですが、そこでレシーブやリターンなど多様な活躍を見せ、リターンスペシャリストとして評価されています。

ブロンコススペシャルチームはずっと低迷しており、昨年までリターナーを務めていたWRディオンテ・スペンサーとは再契約していなかったので、ここも補強ポイントではありましたが、5巡でほとんど無名の(ドラフト外でも獲得できたという話もある)FCSのレシーバーを指名したことは賛否が分かれており、ちょっと謎の指名になったのかなと思います。

とはいえ、2021年のフロリダ大学戦ではレシーブ、ラン、リターンで1試合322ヤード 3TDを記録するなど、上のレベルでもやれそうな資質を見せているので、ブロンコスの新しいリターナーとして面白い存在になるかもしれません!

 

 

5巡 19位(全体162位)
WR モントレル・ワシントン

Montrell Washington / 身長5-10 体重170 / Samford / シニア

長所:コンタクトを駆け抜けるスロットレシーバー。ナチュラルなアスリートで流動性がある。相手をかわす動きと方向転換によりセパレーションを生み出す。クイックな足がある。

短所:限られたキャッチ範囲しかない。ブロック能力はない。ボールを身体でキャッチすることが多すぎる。背丈が小さい。(CBS Sports)

 

高校では星なしの評価

2017年はレシーブ、ラン、キックオフリターンで前12試合に出場

2018年はレシーブ、ラン、キックオフリターンで9試合に出場

2019年は10試合に出場して9試合に先発。レシーブで405ヤード、ランで191ヤード、キックオフリターンで155ヤード、パントリターンで303ヤードを記録

2020年(2021年春)は全7試合に先発。レシーブで406ヤード、ランで44ヤード、キックオフリターンで47ヤード、パントリターンで200ヤードを記録

2021年は11試合でレシーブ60回 813ヤード 9TD、キックオフリターン32回 742ヤード 1TD、パントリターン14回 243ヤード 2TD、トータルで計1,938ヤードを記録

 

サムフォード大学はDivision I FCS(1部リーグ下位)に所属

サムフォード大学からNFLドラフトで指名されたのはワシントンが8人目。最近では49ersのS Jaquiski Tartt(2015年2巡)や、イーグルスのCB James Bradberry(2016年2巡)などがいる

2021年はシーズン終盤に肋骨を骨折したが、残り3試合も出場し続けた

フロリダ大学戦では肋骨を骨折したままプレイし、1試合で計322ヤード 3TD(レシーブ10回で124ヤード1TD、ラン3回で19ヤード1TD、リターン5回で179ヤード1TD、パス投1/1回で16ヤード)を記録する大活躍だった

2021年のレシーブ1試合平均73.9ヤードはFCSで2位、1試合平均レシーブ5.5回はカンファレンス3位の成績だった

2021年はレシーブ、ラン、リターンを合わせてFCSでトップの計1,938ヤードを稼ぎ、1試合平均176.2ヤードは全米トップだった

2021年はレシーブで9TD、ランで6TD、キックオフリターンで1TD、パントリターンで2TDを記録している

大学通算でトータル4,249ヤードを記録

ブロンコスのWRコーチ Zach Azzanniがスロットレシーバーとしてワシントンを気に入っており、新STコーチのDwayne Stukesにテープを見せて「リターナーとしてどうか」と相談して指名になったという話

リターンのスペシャリスト

フロリダ大学戦で大爆発

サイズが小さい

下位リーグで活躍している

大学に5年在籍していて今年23歳

40ヤードは4.48秒

 

 

大学成績

出場 Rec ヤード TD KR ヤード TD PR ヤード TD
2017 12 19 197 1 2 29 0 0 0 0
2018 9 14 62 0 5 102 0 0 0 0
2019 10 28 405 3 7 155 0 15 303 1
2020 7 27 406 4 2 47 0 18 200 1
2021 11 60 813 9 32 742 1 14 243 2
49 148 1,883 17 48 1,075 1 47 746 4

KR=キックオフリターン、PR=パントリターン

 

RAS(相対的運動能力成績)= 4.33(最高が10)

 

 

 

指名評価

 

C Walter Football

ただのスペシャルチーマーでしかないと思っていたので、モックドラフトには入れていなかった。ブロンコスでは優れたキックリターナーになれるかもしれないが、正直言ってこの大学の試合はほとんど見ていない。

 

C Brent Soleski(Bleacher Report

ブロンコスはスキルポジションのタレント層が厚く、それがQBラッセル・ウィルソンにとって魅力的だった。しかし、チームは3巡でTEドゥルシッチを指名しただけでなく、さらにサムフォード大学のWRモントレル・ワシントンも加えている。彼はリターナーでも貢献できる。

 

D Chris Trapasso(CBS Sports

小さいサイズの弾けるようなスロットレシーバーで、キックリターンの能力があり、大学ではその分野でスターだった。速いというよりは機敏な選手だが、いくらかダウンフィールドでのJuice(活力)がある。大きいコーナーバックには簡単に妨害されてやられてしまう。ドラフトでは無名の存在だった。

 

D Ian Cummings(PFN

プロデイでは印象的な数字を出しており、ブロンコスはここで驚きの指名をした。身長5-9 体重181という小型のパスキャッチャーで、40ヤード4.48秒、垂直跳び36インチ(約0.91m)、立ち幅跳び10フィート4インチ(約3.15m)を記録している。サウスカロライナ大学出身のWR Shi Smith(2021年パンサーズの6巡)と比較されることもあり、SECの大学と対戦していくつかプレイを決めいていて、プロでもインパクトを残そうとしている。この時点ではまだUCLAのWR Kyle Philips(この指名の直後にタイタンズが指名)が残っていたこともあり、この指名には疑問がある。

 

平均以下 PFF

スロット限定のレシーバーで、2021年はサムフォード大学でしっかりとした実績をあげている。レシーブ59回で829ヤード 9TDを記録し、2022年のNFLPA Bowl(ドラフト候補のオールスター戦)に招待された。

 

 

 

4番

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