ブロンコスのドラフト評価 2021
ブロンコスの2021年ドラフト評価です。
巡 | 位 | 全体 | Pos | 名前 | 身長 | 体重 | 大学 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | 9 | CB | Patrick Surtain II | 6-2 | 202 | Alabama |
2 | 3 | 35 | RB | Javonte Williams | 5-10 | 220 | North Carolina |
3 | 35 | 98 | IOL | Quinn Meinerz | 6-3 | 320 | Wis-Whitewater |
3 | 42 | 105 | LB | Baron Browning | 6-3 | 240 | Ohio State |
5 | 8 | 152 | S | Caden Sterns | 6-1 | 207 | Texas |
5 | 20 | 164 | S | Jamar Johnson | 6-1 | 197 | Indiana |
6 | 35 | 219 | WR | Seth Williams | 6-2 | 211 | Auburn |
7 | 9 | 237 | CB | Kary Vincent Jr. | 5-10 | 185 | LSU |
7 | 11 | 239 | OLB | Jonathon Cooper | 6-3 | 254 | Ohio State |
7 | 26 | 253 | DE | Marquiss Spencer | 6-4 | 295 | Mississippi State |
A Pete Prisco(CBS Sports)
ベストピック
1巡のCBパトリック・サーテイン2世はスター選手として長く活躍するだろう。彼はすでに洗練されている。
ワーストピック
5巡のSケイデン・スターンズは、かなりの有望株としてテキサス大学に入ったが、期待されたほどの活躍はできなかった。彼には怪我の問題があった。能力はあるが、それを出せるだろうか?
内部情報
ブロンコスのドラフトを本当に気に入っている。今年ベストのCBを獲得し、その後も優秀な選手を次々と獲得していった。下位指名も印象的だった。私は5巡のSジャマー・ジョンソンをとても気に入っている。
A Nate Davis(USA Today)
QBアーロン・ロジャース(パッカーズ)の獲得に関しては、これまで根拠のない情報が飛び交っている。しかし、新GMジョージ・ペイトンは最初のドラフトでとても堅実な仕事をした。1巡では即戦力のCBパトリック・サーテイン、2巡ではトレードアップしてRBジャボンテ・ウィリアムズ、そして3巡ではディビジョンIIIのスター選手OLクイン・マイナーズ(おそらく先発を奪うであろう)を指名している。また、6巡指名権と交換でQBテディ・ブリッジウォーターを獲得したのも賢い動きだった(さらに、もしその時が来たら、QBロジャースを獲得する可能性を残している数少ないチームであることも忘れてはいけない)。
A- PFF
1日目(1巡)
ブロンコスの守備は充実しており、QBが必要であることを考えれば、CBサーテインの1巡指名は気になるものだった。とはいえ、HCファンジオは確かなロックダウンCBを手に入れた。NFLで活躍したパトリック・サーテインの息子であり、このポジションのあらゆる面でエリートのテクニックを持っている。レシーバーをプレスすることも、高いレベルでゾーンを守ることもできる。彼はコンプリートな選手だ。
2日目(2~3巡)
良いニュースとしては、ブロンコスはPFF評価でトップのRBを指名した。 悪いニュースとしては、トレードアップして指名したことで、このポジションに必要以上の投資をしてしまった。RBジャボンテ・ウィリアムズはタックルをブレイクするマシーンで、昨年は76回もタックルを外して走っている。
みんなのお気に入りがようやく指名された。3部校出身のOLクイン・マイナーズは来年には先発センターになれるだろう。彼は見事なテクニックでプレイし、いつでも優れたレバレッジとパワーを見せている。彼は頭の良い選手でもあり、それはセンターにとって必要な要素だ。たしかに3部で弱い相手と対戦していたのはマイナスであり、それほど機敏でもないが、それ以外の項目はすべて備えている。
LBバロン・ブラウニングは大学でパスラッシャーだったので、プロでも同じことをやると予想される。昨シーズンまではキャリアのほとんどで苦戦していた。彼は相手に当たって倒すフィジカルな選手だが、読みや判断はあまり早くなかった。おそらくそれが理由でチームは彼をスクリメージ付近に移動させた(パスラッシュをさせた)のだろう。
3日目(4~7巡)
5巡のS ジャマー・ジョンソンは、このドラフト全体でベスト指名のひとつだったかもしれない。彼はHCファンジオの守備にフィットし、我々が2巡に評価していた選手だ。タックルの問題と先発経験(9試合)の少なさは、いくつかのチームを不安にさせたかもしれないが、カバー能力はスペシャルなものを見せている。彼にはNFLでこのポジションをやるのに必要な軽快な足とスムーズなヒップがあり、フィールドのあらゆる位置でプレイし、あらゆる役割で使われていた。大学では通算で7つのINTと14回のパス防御を記録しており、PFFでは89.3のカバー評価を得ている。
ドラフト前の目標
ブロンコスはQBを切望しており、1巡では4位までトレードアップして指名するのではないかという噂もある。しかし、今年の4番目で指名されるQBは、QBドリュー・ロック以下の選手になるかもしれないので、この動きは馬鹿げている。それよりも他のポジション(特に攻撃タックル、エッジラッシャー、ラインバッカー)を強化し、QBテディ・ブリッジウォーターがチームをプレイオフまで導いてくれると願う方が良いだろう。QBは2日目の指名に賭ける方がうまくいくかもしれない。
ドラフトの成果
ブロンコスは1巡でQBジャスティン・フィールズを指名しなかったが、その理由を分かっていない人は注意が必要だ。チームはQBアーロン・ロジャースのトレード獲得に動いていて、QBは指名しないと報道されていた。パッカーズは(デッドマネーが38ミリオンと巨大すぎるため)6月1日まではロジャースをトレードすることができないので、トレードが決まるとしても1ヶ月後になるだろう。
それを考慮に入れておくと、ブロンコスはロジャースのまわりにタレントを集める良いドラフトをしたと言える。チームにはレシーバーのタレントが揃っているので、今年は指名する必要がなかった。なので、2巡でRBジャボンテ・ウィリアムズを指名してラン攻撃を強化している。3巡で指名したOLマイナーズも攻撃ラインを向上させるだろう。
ブロンコスは優れた守備選手も獲得している。1巡のCBサーテインは、同地区のWRタイリーク・ヒルやWRキーナン・アレンを防ぐのに貢献してくれる。3巡のLBブラウニングは、もしかしたら5年前にLBダニー・トレバサンが去って以来チームが探していた選手になるかもしれない。さらに、5巡でSケイデン・スターンズを指名できたのはスティールだった。
もしブロンコスが本当にQBロジャースをトレード獲得するのであれば、チームは彼が移籍1年目から勝てるように良い仕事をしている。なので、その点に関して高評価を与えたい。
(注:6月1日より後に選手を放出した場合、デッドマネーを今年と来年に分割して計上できるルールがあるので、トレードが実現するとしたらそれ以降になると見られています。しかし、パッカーズとロジャースがどうなるのかはまだ不透明です)
B+ Chad Reuter(NFL.com)
1日目 B / 2日目 A+ / 3日目 A-
ブロンコスはドラフトでベストのCBであるパトリック・サーテインを獲得したので、この指名のバリューに疑問はない。しかし、GMペイトンはQBフィールズを指名せずにパスしており、もし彼がシカゴで成功したらファンはこの事を忘れはしないだろう。GMペイトンは2巡でトレードアップして爆発的なRBジャボンテ・ウィリアムズを獲得したが、たいした代償は払っていない。OLクイン・マイナーズとLBバロン・ブラウニングは2巡指名も考えられたので、3巡下位で指名できたのは素晴らしいバリューだった。
5巡で指名したSケイデン・スターンズはアスレチックなプレイメイカーだが、怪我と不安定なタックルのせいで残っていた。同5巡のSジャマー・ジャクソンは効果的なカバー・セーフティで、スロットに入ることもできる。7巡のCBキャリー・ビンセントJrも同じくスロットに入るだろう。6巡のWRセス・ウィリアムズにはサイズがあり、小さいCBはダウンフィールドでカバーするのに苦戦させられていた。7巡のEdgeジョナサン・クーパーはオハイオ州立大学では地面に手を付くDEだったが、ブロンコスでは立ったままプレイするOLBをやれるだけの機敏さがある。同7巡のEdgeマーキス・スペンサーは4巡で指名されるくらいの運動能力があり、5テクニック(3-4守備のDE)で確かなローテーションの選手になれるかもしれない。
B+ Vinnie Iyer(SN)
18位
新しいGMのペイトンは、大量の指名権をうまく使って良い結果を出している。CBサーテインは間違いのないスター選手で、RBウィリアムズはRBメルビン・ゴードンから先発を奪える。LBブラウニング、2人のセーフティ、Edgeのクーパーとスペンサーは、HCファンジオにとって必要な駒となるだろう。OLマイナーズはラン攻撃を助けるために先発するべきだ。しかしながら、今のところ問題の残っているポジションがあり、ブロンコスはQBロックとQBブリッジウォーターのどちらかで重要なシーズンを戦うことになる。
B+ Conor Orr(SI.com)
ブロンコスの3巡までの指名は愛さずにはいられない。攻撃ラインを強化し、3ダウンで活躍できるRBを獲得し、もっとも注目すべきなのはセカンダリーに才能のあるCBを追加したことだ。これらはまさにHCファンジオのドラフトである。CBサーテインは1年目からブロンコスの良い守備を、素晴らしい守備に変ることができるが、新人QBを指名しても同じようなインパクトを残すのは難しいだろう。
お腹まる出し山男のOLマイナーズは攻撃ライン内側の層を厚くすると同時に、ベテランの先発RGグラスゴー(良い選手だが、来年は契約を破棄できる)と、2019年の2巡指名LGライズナーをどうするか決める時間を与えてくれる。
新しいGMジョージ・ペイトンが指揮した最初のドラフトは、意外と評判が良いみたいですねー
An unprecedented look at the action inside the #BroncosDraft room with GM George Paton 👀#BehindTheBroncos pic.twitter.com/PyA2tk8Nuk
— Denver Broncos (@Broncos) 2021年5月2日