5巡 LB ジャスティン・ストルナード
補償ピックの5巡。
ウェイク・フォレスト大学のLBジャスティン・ストルナードを指名。
"I think I’m going to be able to come in right away and help in any special teams they need me to," new #Broncos LB Justin Strnad said: https://t.co/dqJmJBR0Ax pic.twitter.com/MeTfSv3Z4C
— Jon Heath (@ByJonHeath) 2020年4月30日
ブロンコスのILBは以前からアップグレードが必要と言われ続けてきましたが、昨年は1巡10位でLBデヴィン・ブッシュを指名せずにトレードダウン。今年も1巡下位にトレードアップしてLBパトリック・クィーンを指名しようと動いていたようですが実現せず、5巡でストルナードを指名していますね。
ストルナードは「自分はまだまだ成長できると感じている。大学では最初の2年間スペシャルチームをやっていたので、ブロンコスでも同じ役割ですぐに貢献できる」「高校ではセーフティーをプレイしていたし、パスカバーには慣れている」「自分はいつでも100%でプレイする選手」「怪我のリハビリも順調」と語っています。
5巡33位(全体178位)
LB ジャスティン・ストルナード
Justin Strnad / 身長6-3 体重235 / Wake Forest / 23歳 RSシニア
長身の膨れたセーフティーみたいな体格をしているが、守備でも(相手に捕まっていない時には)セーフティーのように広い範囲を走りまわる。サイズの小ささと手の使い方のせいで、直線的に走るダウンヒルのラン攻撃には苦戦する。爆発的なアスリート、アグレッシブなストライカーであるが、プロレベルでは大型RBにやられてしまうかもしれない。サイドラインからサイドラインまで走り回る機敏さとバーストがあり、判断が向上すればより速く、さらに効果的にプレイできるだろう。彼は上昇中のプレイメイカーで、運動能力、3rdダウンで活躍できる能力、スペシャルチームの能力があるため(怪我の問題さえ解決できれば)4-3守備のWLBか3-4守備のILBとしてドラフト中位あたりで指名されるかもしれない。4巡評価。
2015年:レッドシャツに登録。
2016年:13試合に出場。
2017年:13試合に出場。チームでトップの3INTを記録。
2018年:全13試合に先発。チームでトップの105タックルを記録。
2019年:開幕から7試合に先発したが、怪我でシーズンエンドになった。
ウェイク・フォレスト大学はノースカロライナ州にある私立大学。FBSのACC(アトランティック・コースト・カンファレンス)に所属している。
高校ではセーフティーをプレイしており、3つ星の選手に評価されていた。
2017年にはスペシャルチームでチームトップの10タックルを決めている。
2019年はキャプテンに任命されている。
2019年10月に右腕の二頭筋を負傷して手術を受けており、残り6試合を欠場している。
スピードと運動能力がある。守備範囲が広い。3rdダウンのパス守備で活躍できる。
LBとしては細い。サイズと強さが足りない。判断が遅い。怪我明け。
4年間で46試合に出場。2018年から計20試合に先発し、1試合平均8.7タックルを記録している。
ブロンコスとはコンバインで接触しており、指名されるかもと予想していた。
40ヤード4.74秒。20ヤードシャトル4.49秒。立ち幅跳び113インチ。垂直飛び29インチ。
試合 | TKL | TFL | Sack | FF | FR | INT | PD | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 13 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2017 | 13 | 51 | 8.5 | 4.5 | 2 | 1 | 3 | 1 |
2018 | 13 | 105 | 8.5 | 1.5 | 1 | 0 | 0 | 5 |
2019 | 7 | 69 | 5.5 | 2.0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
計 | 46 | 244 | 22.5 | 8.0 | 3 | 1 | 4 | 10 |
TKL=タックル、TFL=ロスタックル、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバー 、PD=パス防御
指名評価
B+ Mike Tanier(Bleacher Report)
長所:オープンフィールドでの守備範囲、スペシャルチームでの価値
短所:ブロッカーの引き受け
細い体格をした腕の長い守備選手。オープンフィールドで良く走り、素早くボールキャリアーに迫る。ブリッツでの優れたタイミングによりサックを決める。正しい場所にいるおかげで逸れたパスをINTする。
ブロックを引き受けたり、タックルとタックルの間でプレイを決めるだけのサイズとパワーは欠いている。全体的なカバースキルは普通。大学ではスペシャルチームで傑出した活躍をしており、その能力により(守備で出番を得るまで)チームに残ることができる。ブロンコスはまた手堅い指名をした。
C+ Chris Trapasso(CBS Sports)
ブロンコスはLBが必要であり、5巡まで待って指名した。ストルナードには現代のLBに求められる体格と守備範囲がある。読みがそこまで早くないため、運動能力に比べるとプレイが遅い。グレイトではないがグッドなカバー能力がある。LBジョジー・ジュエルやLBトッド・デイビスとの組み合わせは相性が良い。
私はストルナードをモックドラフトに入れていなかった。彼にはいくらか怪我の問題があり、本能もそれほど優れていない。もっと良い選手を指名できたはずだ。