ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト候補 RB

2020年のNFLドラフト候補を紹介する8回目。

ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

ランニングバック、以下の4人です。

 

Daniel Jeremiah's Top 50: 2020 NFL Draft prospect rankings 1.0 - NFL.com

 

 

14位 RB デアンドレ・スウィフト

D'Andre Swift / 身長5-8 2/8 体重212 / ジョージア大学 / ジュニア

優れた我慢、視野、クイックネスを備えているコンパクトなランニングバックインサイドのランではラインが仕事をするのを待ってからスクリメージを突破する。2列目、3列目の守備選手を視野にとらえて陥れる。相手にミスさせてかわす能力はあるが、肩を下げてぶつかる方を好む。アウトサイドのランでは、コーナーをまわるだけのスピードはある。パス攻撃ではボールを胸でキャッチするものの効果的ではある。パスプロではカットブロックを好み、頼れる選手でもある。全体として、彼はRBジョシュ・ジェイコブス(レイダース)に似た資質を持っており、プロでも同じような活躍ができると思う。

 

2019年は195回で1,216ヤード(平均6.2)7TDを走り、レシーブでも24回で216ヤード1TDを記録しています。

1年目はニック・チャブ(ブラウンズ)とソニー・ミッシェル(ペイトリオッツ)の控えでした。3年間で計2,885ヤード(平均6.6)を走っています。ややファンブル(計7個)が多いです。

40ヤード4.48秒。1巡評価

 

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31位 RB J. K. ドビンズ

J.K. Dobbins / 身長5-9 4/8 体重209 / オハイオ州立大学 / ジュニア

ものすごいパワー、バランス、本能があるコンパクトなランニングバックインサイドのランでもっとも活躍できる。躊躇せずコンタクトに向かって加速し、たくさんのタックルをブレイクする。役に立つインサイド・スピンムーブがあり、2列目や3列目のスペースでも守備選手をミスさせることができる。横に走れるだけのスピードはあるが、できるだけすぐ縦に走ろうとする。パス攻撃ではスクリーンで効果的だが、ルートランナーとしてはまだ向上が必要。大学プレイオフのクレムソン大学戦ではタフな落球が2つあったものの、確認した他の試合では頼れるレシーバーだった。パスプロでは優れた意識があり、重心を落としてLBを止める。彼はプロでも通用するはずだ。頼れる即戦力の先発になるだろう。

 

2019年は301回で2,003ヤード(平均6.7)21TDを走り、レシーブでも23回で247ヤード2TDを記録して All-Americanに選ばれています。

3年間で計4,459ヤード(平均6.2)38TDを記録。2018年は数字を落としましたが、2019年はオハイオ州立大学で史上初となるシーズン2,000ヤード超を走っています。プロではレシーバーとしての能力が少し気になるかもしれません。

1~2巡評価

 

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36位 RB ジョナサン・テイラー

Jonathan Taylor / 身長5-10 2/8 体重226 / ウィスコンシン大学 / ジュニア

ものすごい生産性を誇るランニングバック。傑出した強さとスピードがある。インサイドのランでは急速で、パッドを下げて走り、足を動かしながらタックラーを跳ね返すバランスを見せている。相手をかわすタイプではないが、まともなヒットを受けないように避け、いつでも前に倒れてヤードを稼ぐ。エッジをまわる十分なスピードがあり、スペースに出てしまえば群衆を置き去りにする。パス攻撃ではスクリーンでとても効果的。ブロックを利用して大きくヤードを稼ぐ。自分の手を信頼しており、ボールにアタックする。確認した試合ではあまりパスプロをしていなかった。彼は爆発的なホームランヒッターで、パス攻撃での伸びしろもある。

 

2019年は320回で2,003ヤード(平均6.3)21TD、レシーブでも26回で252ヤード5TDを記録。2年連続でDoak Walker賞(最優秀RB)に選ばれています。

3年間で926回キャリーして6,174ヤード(平均6.7)50TDを走っていますが、通算ヤードはNCAA歴代6位の記録、3年間で6000ヤード以上走った選手は史上初になるそうです。大学で酷使されているのとファンブル(計15個)は懸念材料かもしれません。

40ヤード4.39秒。1~2巡評価 

 

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40位 RB クライド・エドワーズ・イレア

Clyde Edwards-Helaire / 身長5-7 2/8 体重207 / LSU / ジュニア

背の低いコンパクトなランナー。素早い足、パワーがあり、パス攻撃で活躍している。インサイドのランではクイックなステップで横に動く能力があり、スライドしてタックルを避ける。とても低い重心で走るため、正面でとらえるのが難しい。コンタクトで足を動かし続け、多くのタックルを外す。素早く外側をまわり、フィールド外に出るのを拒んでヤードを稼ぐために戦う。パス攻撃で素晴らしい。フォーメーションのどこにでも入ることができ、クリーンでキビキビしたルートを走る。身体の外でボールをとてもスムーズにキャッチし、キャッチ後のランも素晴らしい。スペースにおけるスタート&ストップの能力は一流。レシーブに優れているため、パスプロでは滅多に使われていなかった。全体として、彼はRB オースティン・エックラー(チャージャーズ)に似た資質を備えており、プロでも同じように使われ活躍するだろう。

 

2019年は215回で1,414ヤード(平均6.6)16TDを走り、レシーブでも55回で453ヤード1TDを記録。キックもリターンしています。

最初の2年間は控えとスペシャルチームで活躍。2019年から先発して、3年間で2,103ヤード(平均5.7)23TDを記録しています。レシーブ能力に優れていますが、長距離のスピードはそこまでないようです。 

40ヤード4.60秒。2巡評価

 

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ブロンコスは他の補強ポイントが多いので、RBを上位指名する余裕はなさそうですが、3番目のRBデボンテ・ブッカーがFAになるので、その穴は埋める必要がありますね。

 

 

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