NFLドラフト2日目、2巡指名の結果です。
We just took our defense up a notch. 😈
— Denver Broncos (@Broncos) 2017年4月29日
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2巡19位 DL デマーカス・ウォーカー
DeMarcus Walker 身長6-4 体重280 腕長33 1994年生まれ フロリダ州立大学 シニア
昨年は68タックル、21.5ロスタックル(全米8位)、16サック(全米2位) を記録している強力なパスラッシャー。
全米トップ50の有望株として、フロリダ州立大学に進学。1年目のフレッシュマンから3試合に先発した。翌2014年は11試合に先発して、大学は全米王者となった。2015年はチームの守備MVPに輝き、2016年はAll-SECに選出されている。
2年間で計25サックを記録している。ジャンプ・ステップとスイム・ムーブで、相手のパスプロを乗り越える。通算8回のパス叩きを記録している。アクティブで強力なタックラー。厚い尻と太ももがあり、もっと大きくなれる。2016年は90%のプレイに出場しており、頑丈で頼れる。
内側をやるにはサイズが足りず、外側をやるには身体能力が物足りない中途半端な選手。モーターが一定しない。タックル範囲は普通。もっと足の素早さが必要。良く動けるが急速さに欠け、プレイ・スピードも平均並み。疲れると活躍が大きく落ちる。パスラッシュ専門要員になるかもしれない。
指名予想:2~3巡
似たタイプの選手:マリオ・エドワーズ
通算サック数には感心させられるが、通常のサック・アーティストと違い、最初の動きで勝つタイプではない。彼はパワーのあるベース・エンドだが、パス守備では内側に入ってパスラッシュするのが合う。エッジとしては理想的なサイズや身体能力がないので、3テクニック(4-3守備のDT)に移動することも考えられる。
年 | 試合 | Solo | Ast | Total | TFL | Sack | INT | PD | FF |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | 10 | 9 | 9 | 18 | 2.0 | 1.0 | 0 | 0 | 0 |
2014 | 13 | 28 | 10 | 38 | 6.0 | 1.0 | 0 | 1 | 1 |
2015 | 13 | 25 | 31 | 56 | 14.0 | 9.0 | 1 | 5 | 3 |
2016 | 13 | 45 | 22 | 67 | 19.5 | 16.0 | 0 | 2 | 3 |
エルウェイは、ウォーカーがここまで残っているとは思っていなかったという話で、選手人事部長のマット・ラッセルと賭けをしてて負けたそうですねw
DEデレク・ウルフの反対側で先発争いをすることになるようですが、移籍したマリク・ジャクソンみたいな役割をするのかなと思います。
Jeff Legwold(ESPN) 追記
昨年のドラフトでは、DLコーチのビル・コーラーが欲しがったDLアダム・ゴトシスを2巡で指名した。今年の2巡で指名したウォーカーもトップ級の才能があり、まだその膨大なポテンシャルに見合った一貫性を見せていない。彼は4.5サックを決めた試合を含めて、昨年16サックを記録している。
すべてが上手くいけば、ウォーカーはすぐにローテーションで出番を得るだろう。ブロンコスは、このオフにNTザック・カーとDLドマタ・ペコを補強し、守備ラインは混雑しているが、昨年28位だったラン守備を強化する必要があり、OLBボン・ミラーが自由にパスラッシュできるようにしなければならない。昨年のミラーは相手にマークされ、シーズン最後の4試合はサックがなかった。
2012年、ブロンコスはDLマリク・ジャクソンを指名した。彼はテネシー大学で活躍していた守備ラインで、中途半端なTweenerと評価されていた。知ってのとおり、この指名は大当たりで、スーパーボウル制覇における重要なピースとなった。そして今、ブロンコスは似たような評価をされている選手を指名した。ウォーカーには理想的なサイズと身体能力はないものの、2016年は全米2位の17サックを決めている。彼は昨年、63回のQBプレッシャーと、29回のラン・ストップも記録している。
B+ Travis Wakeman(USA Today Broncos Wire) 追記
昨年のブロンコス守備は未だにトップクラスだったが、DEマリク・ジャクソンが抜けた穴は大きかった。代役のDEジャレッド・クリックは頑張ったものの、その差は明らかだった。
昨年16サックを決めているウォーカーが2巡で残っているのを見て、エルウェイは獲得に動くしかなかった。彼にはマリク・ジャクソンの穴を埋めるチャンスが与えられるだろう。
ウォーカーは16サック加えて21.5ロスタックルを記録しており、ACCの最優秀守備選手に選出されている。2016年は、3ダウン出場できる選手として、全スナップの約90%でプレイし、ラン守備でも68タックルと活躍している。
しかしながら、ウォーカーは3-4守備に合わないという評価もある。彼をOLBとして使うとは考えにくいので、大学時代とは違う役割、おそらくはインサイドのラッシャーとして、新しいポジションを学ぶ必要があるかもしれない。そうなったとしても、ウォーカーはジャレッド・クリックと先発DEの座を争うことも可能なはずだ。
1巡のOTボールズ指名と同様に、この指名は今のところホームランとは評価されていないだろうが、そうなる可能性はある。
B Chris Burke(SI.com) 追記
昨年のブロンコスは攻守のラインが苦戦していた。守備ラインは押されまくったので、ウォーカーの指名は良い補強になる。彼は3-4守備のDEをプレイできる。また、ウエイド・フィリップスが去った今、4-3守備の割合が増えても貢献できる。
B Mike Tanier(B/R)
長所:テクニック、強さ、ラン守備
短所:爆発力、一貫性/モーター
2016年の16サックという数字に騙されてはいけない。ウォーカーは頑丈で、十分な運動能力のある、経験豊かな守備選手だが、16サックを決めるような爆発力は備えていない。彼は細かいことを上手くやる。パスを叩き、スタントで己を犠牲にし、レーンを塞ぐ。
パスラッシャーとして、彼はテクニックとセカンド・エフォートで勝利する。彼のモーターには問題があるが、冬でも暖かいフロリダにおいて、280ポンドの体重で80プレイ以上に出ることも多かった。
彼の能力とスタッツの数字には整合性がない。そして、ブロンコスは守備より攻撃に問題を抱えているので、この指名がニーズだったとも言えない。
しかし、彼は大きく、ハードワーカーで、メジャーな大学で成功を納めている。それだけで十分だろう。
B Pete Prisco(CBS Sports)
ブロンコスは昨年のオフにマリク・ジャクソンが移籍してから、ラン守備で苦戦していた。なので、この指名は理解できる。ウォーカーは仕事を得て、リプレイスメントになれるかもしれない。しかし、ワークアウトの成績は残念だったので、彼は3巡指名が相応だと思う。ブロンコスはトレードダウンしても指名できたかもしれないが、まあ悪くはない。
C Dieter Kurtenbach(FOX) 追記
ローテーションのDEとして気に入っている。ブロンコスは3テクニック(DT)が必要なので、増量させてラインの真ん中で使うことになるかもしれない。それは悪いアイデアではないが、全体51番目の指名としては勇気のあるアイデアだ。
C- Eric Edholm(Yahoo! Sports) 追記
この指名はよく分からない。ウォーカーは大学で活躍したパスラッシャーだが、ブロンコスの守備システムに合うのか? 彼はどのポジションをやるのだろう? OLBデマーカス・ウェアが引退した穴は開いてるが、このシステムだと彼はバルクアップして5テクニック(3-4 DE)をやることになるのだろう。彼にはそれをやれるだけの長さはあるが、まだ可能性でしかなくリスクもある。
44番
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