ブロンコスの2巡指名です。
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— Denver Broncos (@Broncos) 2018年4月28日
チームはサットンを1巡に評価しており、トレードアップして指名しようとも考えていたそうですが、交渉が上手くいかなかったそうですね。しかし結果的に、そのまま待って指名することができました。
2巡 8位(40)
WR コートランド・サットン
Courtland Sutton 身長6-3 体重218 Rジュニア SMU
高校ではタイトエンドとセーフティーをプレイしており、卒業時にはセーフティーとして評価されていた。
大学のコーチから大型レシーバーとしての可能性を見出され、1年目のトゥルー・フレッシュマンから先発した。2014年は2試合で2回27ヤードを記録したが、怪我によりレッドシャツに登録されてシーズンを終えた。
怪我から復帰した2015年は全12試合に先発した。49回862ヤード9TDの活躍で、USA Todayのフレッシュマン・オールスターに選ばれた。シーズン後にはバスケットボールでも3試合に出場した。
2016年は全12試合に先発して、76回1,246ヤード10TDを記録した。キャッチ、ヤード、TD数で全米トップ20に入り、オールACCに選出されている。
2017年は、プロ入りの可能性もあったが大学に残った。全13試合に先発して、68回1,085ヤード12TDを記録。相棒のWR Trey Quinn(7巡最後)と1000ヤード・コンビを形成し、オールACCに選出された。
WRエマニュエル・サンダースは大学の先輩になる。
3年間で37試合に先発して31TDを記録している。
40ヤードは4.51秒だった。3コーン6.57秒(WR3位)、Sシャトル4.11秒(4位)、立ち幅跳び124インチ(6位)、垂直飛び35.5インチ(11位)、ベンチプレス18回(7位)を記録している。
指名予想
1~2巡
概要
サイズとタフネスを備えたポゼッション・レシーバー。プレイスピードと相手をセパレートする能力は普通なので、もっとルートのランを向上する必要がある。相手と争うキャッチで勝てるため、早くから3番目、4番目のレシーバーとして出番を得るかもしれないが、1番目のレシーバーになれるだけの爆発力は欠いているかもしれない。
長所
大きくて頑丈な体格。過去2年はQBのせいでポテンシャルを活かせていなかった。密集の中でも仕事をする。コンタクトが来るのを恐れず、最後までキャッチに集中できる。バスケのビッグマン(でかいセンター)みたいにプレイする。身体のポジショニングと伸ばした腕をテコにしてQBが投げるためのウィンドウを空ける。緻密で計算されたハンド・ファイティングにより、ジャンプボールで相手をセパレートできる。一流レシーバーの自信を持っている。フィジカルなブロッカーで、相手に正対して持ちこたえラン攻撃を助ける。
短所
プレイ・スピードは脅威にならない。速いCBには一貫してキャッチを邪魔される。ルートで相手をかわす細かい動きは平均的でシャープさはない。努力とテクニックよりもサイズとスキームに頼りがち。相手を引き離すバーストは見られない。パスへの対応が遅れた時はキャッチに一貫性がない。キャッチ&ランの脅威にはならない。強い対戦相手には苦戦して結果を出せなかった。
某NFCスカウト談
もっとクイックになり、相手をセパレートする術を学ばないといけない。でなければ、ずっとカバーされ続けることになる。彼はメンタル面でもフィジカル面でもとてもタフなので、きっと答えを見つけるだろう。
似たタイプの選手
ムーシン・ムハマド、アート・モンク
以前に紹介したダニエル・ジェレマイア氏の選手評価
指名評価
新しいものがあったら追加するかもしれません
これはスティールかもしれない。サットンは1巡の20位前後で指名されてもおかしくなかった。彼が今年のドラフトでベストのレシーバーだという声もある。ブロンコスにはレシーバーのニーズもあった。デマリアス・トーマスとエマニュエル・サンダースのうちどちらかは来年いなくなるかもしれない。サットンは2019年には先発になっているはずだ。
A Luke Easterling(Draft Wire)
他にもっと大きなニーズはあったかもしれないが、この指名のバリューを考えれば評価は高くなる。サットンにはサイズ、長さ、運動能力のコンビネーションがあり、今年のドラフトでベストの総合的パス・キャッチャーかもしれない。彼はレッドゾーンの悪夢であり、(近いうちにチームを去るかもしれない)デマリアス・トーマスと似たようなスキルセットがある。まだまだ伸びしろがあり、1巡で指名されていたかもしれなかった。
A- Andy Benoit(SI.com)
近年のNFLでは少なくとも3人の良いレシーバーが必要だ。そして、ブロンコスには先発2人の下にオプションがない。ブロンコスは難しいボールに対応できる大型のレシーバーを手に入れた。QBケイス・キーナムはアグレッシブだが、いつも精密なパスを投げるパサーではないので、こういうレシーバーが必要になる。
ブロンコスの先発レシーバー2人はサラリーほどの活躍を見せていない。この指名により、若くてプレイメイキング能力のあるレシーバーを獲得することができた。サットンはカウボーイズが狙っているという噂があった。彼はレッド・ゾーンにおいて、QBケイス・キーナムの新しい武器になるだろう。しかし、サットンはもっと一貫性を向上する必要がある。
B- CBS Sports
走りが上手くない。彼のタフさを疑うスカウトもいる。
C+ Mike Tanier(Bleacher Report)
長所:サイズ、ジャンプ・ボール能力、伸びしろ
短所:クイックネス、強い相手と対戦した時の実績
弱い相手と対戦している時のサットンは素晴らしく、ランディ・モス級にすら見える。ソフトなクッションの相手と闘い、空中のボールをもぎ取って、タックルをぶち抜く。
しかし、強い相手と対戦した時には、スローでオープンになるのに苦労し、捕れるパスをただ見送っている。彼は3日目に指名されるようなレシーバーに見える。
サットンはWRコーダレル・パターソン(N.E)に似ている。チームを移籍するたびに、コーチたちはパターソンにキック・リターンとジャンプ・ボール以外の役割をやらせようと苦労している。
C Travis Wakeman(Broncos Wire)
ブロンコスには他にも多くのニーズがあったがレシーバーを指名した。正直に言って、この指名は気に入っていない。チームは昨年も3巡でWRカルロス・ヘンダーソンを指名している。2巡でレシーバーを指名したということは、ヘンダーソンを信頼していないのかもしれない。
サットンはバスケ選手のような体格をしており、そのサイズで小さいCBに勝てる。しかし、一流のスピードはないのでプロでは相手をセパレートする術を学ぶ必要がある。2年間で22個のTDを決めており、ブロンコスは彼を1巡に評価していた。
それでも、個人的にはCBアイゼア・オリバーの方が良い指名だったと思っている。WRアンソニー・ミラーも残っていた。
Dan Kadar(SB Nation)
ブロンコスはWRデマリアス・トーマスの新バージョンを手に入れた。サットンは大きくフィジカルなレシーバーで、ハイライトになるようなキャッチを決める。違う言い方をするなら、ブロンコスは2014年に指名したWRコーディー・ラティマーに、こういうタイプの選手になってほしいと期待していた。2日目評価 B+