ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

2巡 RB ジャボンテ・ウィリアムズ

ドラフト2日目(2巡)

 

ブロンコスは4巡と6巡を交換し、全体40位から35位に5つトレードアップ。

 

 

今年のRBではトップ3に評価されている、ノースカロライナ大学のRBジャボンテ・ウィリアムズを指名しています!

 

GMペイトン「彼は3ダウンで活躍できるスペシャルなRBだ。ランはもちろんパスプロ、レシーブもできる。フィールドの中でも外でも素晴らしい。このリーグでは優れたRBが2~3人必要だと考えており、彼はチームを助けてくれる」

「(トレードアップしなければ)彼を指名できなかった。我々は2巡上位がどう動くかうまく読めている感覚があった。彼はすぐに消えていただろう」 

HCファンジオは、複数のRBについて「昨年はゴードンとリンジーどちらかのRBが負傷していることが多く、両方が揃っている試合は少なかった。今年はもっとうまく併用できたらと思っている」と答えています。

 

 

2巡 3位(全体35位)

RB ジャボンテ・ウィリアムズ

Javonte Williams / 身長5-10 体重212 / North Carolina / 21歳 ジュニア

分厚くコンパクトなランニングバックで、素晴らしい視野、パワー、敏捷性がある。インサイドのランでは活発なステップで、ホールを素早く見つけてアタックする。素晴らしい横の敏捷性があり、せまい所で守備選手をミスさせる。低いパッドのレベルで走り、加速してコンタクトを駆け抜ける。アウトサイドのランではエッジをまわる爆発力があり、オープンフィールドに出てしまえば捕まりにくい。パス攻撃では、チェックダウンのオプションとして効果的であり、フィールド中央のアングル・ルートで洗練されたルートのランも見せている。信頼できる手はあるが、時にダブルキャッチ(ボールが手に触れてからしっかりと確保するまでに時間がかかる)も見られる。パスプロの意識があり、ブリッツに対してふんばり受け止める。全体として、すべての要素を備えているコンプリートな選手であり、今年のドラフト組でベストのランニングバックに成長できるかもしれない。

 

高校では試合に出るため最初はLBをやらされていた。

高校のシニア・シーズンはランで2,271ヤード 27TDを走った。

高校では陸上の4×100mで州のチャンピオンにもなっている。

2018年は控えとスペシャルチームで11試合に出場。

2019年は先輩のRB Michael Carterと出番をシェアして全13試合に出場し、933ヤード 5TDを記録。

2020年も同じく出番をシェアして11試合に出場。1,140ヤード 19TD 1回平均7.3ヤードの活躍。

マイアミ大学戦ではRB Michael Carterと2人で計544ヤードを走り、NCAA新記録を更新している。

2020年のタックルを外した数75回は全米1位、10ヤード以上のラン42回は全米2位、ランで1stダウン更新72回は全米3位。

PFFからは史上最高となる95.9点のラン評価をされている。

大学では出番をシェアしていたので、それほど酷使されていない。

長距離のスピードはそこまでない。あまりパスプロを経験していない。 

ニックネームはPookie

腕の長さ30 7/8インチ、手のサイズ9 3/8インチ

 

個人成績

試合 ATT YDS TD 平均 REC YDS TD
2018 11 43 224 5 5.2 8 58 0
2019 13 166 933 5 5.6 17 176 1
2020 11 157 1,140 19 7.3 25 305 3
  35 366 2,297 29 6.3 50 539 4

 

プロデイの数値

 

 

 

指名評価 

 

A- Eric Edholm(Yahoo Sports

ブロンコスは5つトレードアップして、私がもっとも気に入っているRBを指名した。ジャボンテ・ウィリアムズは、RBニック・チャブ(ブラウンズ)に似た体格をしているが、おそらくチャブほどのスピ-ドはない。それにもかかわらず、彼はタックルをブレイクしまくる戦車であり、ラン攻撃にフィジカルさを注入してくれるだろう。彼は新人のスター選手になれるかもしれない。

 

B+ Luke Easterling (Draftwire

彼の指名を希望していたドルフィンズのファンは、ひとつ上で指名されてがっかりしたことだろう。ブロンコスはおそらくドルフィンズが狙っていることを知っていたため、全体40位からトレードアップしてダイナミックなRBを指名した。先発RBメルビン・ゴードンもベテランの年齢であり、ロスターには他にジャボンテ・ウィリアムズのように3ダウンで活躍できる選手はいない。この指名にはグレイトなバリューがあり、隠れたニーズでもあった。

  

B Chris Trapasso(CBS Sports

彼はすべてのランで活躍し、縦に切り裂くことも、横に動いて守備選手をミスさせることもできる。コンタクトでのバランスは超一流だ。ブロンコスはRBフィリップ・リンジーを失っているので、これは賢明な動きではあるが、RBの指名としてはやや高い。とはいえ、優れたRBではある。

 

B Brent Soleski(Bleacher Report

長所:堂々と相手に当たる、守備をミスさせる、下半身が強い、まだ21歳

短所:加速、ワークホースだったことがない、自然なレシーバーではない

ぬるぬるとした捕まりにくさは一般的な数字で測ることができない。それに対して(ヤードやTD数などの)典型的な生産性は、高度な指標よりも重視されがちだ。

とはいえ、最高の選手はどちらでも優れているものだ。

ジャボンテ・ウィリアムズはまさにその旗手といえる。彼は全米6位の1,140ヤードを走り、全米3位の19TDランを決めている。彼がRB Michael Carterと出番をシェアして走っていたという事実は、この数字の価値をさらに強化してくれる。

もっと深く調べれば、2020年の彼はタックルするのがもっとも大変なランナーだったことにも気がつくだろう。PFFの指標によると、彼は76回のミスタックルを誘発させており、この数字は全米でトップだった。別の指標によると、コンタクト後に稼いだヤードも全米1位を記録している。

彼にはパワーとスペースにおける創造性の比類なきブレンドがある。大学では1シーズンに最高でも166回しかキャリーしたことがないので、あとはフルタイムで活躍できることを証明するだけだ。

(中略) 

先発RBメルビン・ゴードンは来年FAになる。最終的には、ウィリアムズが先発になるだろう。 

 

B Ian Cummings(PFN

 

B- Vinnie Iyer(SN

トレードアップしてコンパクトなパワーバックを指名した。彼はタックルとタックルの間で激しく走ることができるが、さらにぬるぬるとした捕まりにくさがあり、パス攻撃でも貢献して3ダウンで活躍できる。問題なのは、このチームにはすでに先発のRBメルビン・ゴードンがおり、他に補強すべきポジションがあるのに2巡で指名している点だ。

 

C Walter Football

 

A+ Chad Reuter(NFL.com) 

2日目評価

RBジャボンテ・ウィリアムズのパワフルなランニング・スタイルがあれば、チームは時計をコントロールしながら、より長いランを出すことも可能になる。彼を指名するために4巡と6巡を交換してトレードアップしたが、たいした出費でもない。

OLクイン・マイナーズはセンターとガードをプレイできるが、チームは彼をガードとして使うと表明している。ブロンコスは攻撃ライン内側の層が必要だったので、彼を3巡の下位で指名できたのは素晴らしかった。

LBバロン・ブラウニングは、この時点で私のボードに残っているトップの選手だった。彼はそのリーダーシップと運動能力によって、チームのセカンドレベルの守備を支えるだろう。

 

 

 

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マイアミ大学(2020年)

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