さて、ブロンコスの2014年ドラフト指名選手紹介になります。
いつものように英語記事をアバウトに翻訳して書いていますので、ご理解のほどよろしくお願いします。なんとか6月中には指名選手すべて終わるようにしたいと思っています。
それでは、まず1巡指名選手から!
1巡31位(全体31番目)
CB ブラッドリー・ロビー
- 名前: Bradley Roby
- 身長: 5-11 (1.8m)
- 体重: 194 (88kg)
- 大学: Ohio State
- 年齢: 22歳 (1992年5月1日)
- 学年: ジュニア
- 腕の長さ: 31 1/2インチ (80cm)
- 手の大きさ: 10 1/4インチ (26cm)
- 40ヤード: 4.39秒 / 4.34秒
- 10ヤード: 1.51秒
- 20ヤード: 2.50秒
- 20ヤードSS: 4.04秒
- 3-Cone Drill: 6.74秒
- Vert Jump: 38.5インチ (0.97m)
- Broad Jump: 10フィート4インチ (3.15m)
- ベンチプレス: 17回
大学の成績 [スタッツ]
- 2011年 Ohio State 13試合 47タックル 3 INT 9PD
- 2012年 Ohio State 11試合 63タックル 2 INT 19PD 1.0サック
- 2013年 Ohio State 12試合 69タックル 3 INT 16PD
評価
概要
2010年はレッドシャツ登録。 2011年は全13試合に先発して、チームトップ・タイの3INTを記録した。
2012年は11試合に先発(肩の怪我で1試合欠場)。全米トップとなる19個のパス防御を記録し、3種類の違うタッチダウン(ファンブル・リカバーTD、パント・ブロックTD、INTリターンTD)を決めた全米唯一の守備選手にもなった。
2013年6月にバーでの喧嘩容疑で逮捕され、HCアーバン・メイヤーから開幕戦の出場停止処分を受けた。その後に(監視カメラの映像証拠により)セキュリティー・ガードの胸を突いただけだったとして、条件付きで訴えは却下された。
復帰してからは、第3週のカルフォルニア大学戦で何度もやられ、第5週のウィスコンシン大学戦でもWR Jared Abbrederisにやられまくるなど、さらに評価を落とすことになった。第7週のアイオワ大学戦では、キャッチした相手TEの頭部に危険なヘルメットのタックルをしたとして退場処分も受けた。(動画)
最終的に、2013年は出場12試合のうち11試合に先発。パント・ブロックTDと、63ヤードのINTリターンTDを決める活躍もあった。しかし、シーズン最後のオレンジ・ボウルは左膝の怪我で欠場。クレムソン大学のWR Sammy Watkinsに16回227ヤードのオレンジ・ボウル新記録を更新され、試合も35対40で敗北すると、ドラフトのために出場を避けたと一部のファンから非難されることになった。(本人は否定)
ドラフト前の4月20日、意識を失ったドライバーが子供を轢きかけたという通報があり、ロビーは警察に逮捕された。警官の証言によると、息が酒臭く、飲酒テストをパスできなかった。アルコールの呼気検査ではオハイオ州の違反値を下回っていた。裁判では有罪を認めて禁錮180日を宣告されたが、3日間のDIP(更生プログラム)と罰金で執行猶予処分となった。
2012年の1stチーム・オール・アメリカン(ESPN)、および2ndチーム・オール・アメリカン(AP, Walter Camp)選出。2012年と2013年のオールBIG TEN(コーチ&メディア)選出。
長所
ひょろ長い体格に長い腕を持つ。サイズの割に強くフィジカルにプレイする。ビックヒットを誇り、ボックスでのラン守備も恐れない。第一歩が速く一気に加速する。スプリンターのような一流のスピードでレシーバーをぴったりカバーする。方向転換がスムーズ。ブリッツも効果的。
良いサイズ。細い足首と大きな手を持つ。スロットを完全にカバーできる。垂直跳び38.5インチ(0.97m)。素晴しいバランス。股関節がゆるく、足の運びが素早く、3コーン・ドリル4.04秒と機敏。ボールスキルがある。リカバリーのスピードがある。ゾーンの理解があり、Off-Manの経験がある。ブリッツとキック・ブロックのラッシュが危険。STでガンナーをやっていた。
短所
レシーバーとのクッションを空けすぎて、アンダーニースのパスを許す。相手をしっかりタックルするのではなく、頭を下げてヒットしがち。主にOff-Man(スピードでレシーバーについてカバーする)をしていたので、スクリメージ・ラインでのレバレッジや妨害する能力は未知数。攻撃性のコントロールを失わないようにする必要がある。
2013年は不安定な活躍ぶりだった。長身レシーバーにボールの競り合いで負けることがある。大型レシーバーを妨害できる強さを証明しなければならない。ブロックにつかまる。フィジアカルなプレイ・スタイルのため、怪我の不安がある。バックペダルが乱れて立ち止まる。相手を見すぎて、後ろを抜かせてしまい、ダブルムーブにやられやすい。1対1のタックルをミスすることがある。キャラクターに不安がある。
総評
2年間で25試合に先発した後、バーでの喧嘩による出場停止処分で2013年の開幕戦を欠場した。復帰した後のシーズン前半は苦戦したものの、やがて(オールアメリカンに選ばれた2012年のような)活躍を取り戻した。1巡指名される才能はあるが、精神的な未熟さも指摘されている。集中力の欠如で弱い相手に苦戦する。
自信と競争心に溢れ、スピード、急な動き、ボールスキル、タックル能力を兼ね備えたアスリート。幅広いスキームに対応でき、すぐにでもニッケル守備のスロットや、スペシャルチームで貢献できる。
似たタイプの選手
- CB DeAngelo Hall (WAS)
- CB Lardarius Webb (BAL)
感想
地元紙の記事によると、ブロンコスは、CBカイル・フラーとブラッドリー・ロビーをCBのトップに評価していたそうで、1巡14位のベアーズがフラーを指名した後、15位以下の数チームと(おそらくLB C.J. モズリーの指名狙いで)トレードアップの交渉をしたものの、代償が大きすぎて断念・・・。その結果、17位のレイブンズがモズリーを指名、ブロンコスは31位まで待ってロビーの指名になった、という流れだったようですね。
エルウェイも「ドラフト・ボードに残っていた中でトップの選手」、「トップ15のタレント」と語っていたように、普通ならまず31位まで残っていないはずのロビーが落ちてくる、バリューピックになりました。
とはいえ、ドラフト直前に問題を起こしちゃうような選手だからこそ落ちてきたということなので、かなりのギャンブルという感じもしますし、もしかしたらブロンコスは指名を避けるかもなんて思ってたんですけど、マイナス面を差し引いても、これだけの才能とポテンシャルはスルーできない、賭けに値する、ということなんでしょうね。
マイク・メイヨックも指摘してたように、カバーでボールを見失ってポジションを崩したり、ダブルムーブに釣られて後ろを抜かれたり、ひどいシーンもありましたけど、もしかしたら化けるかもしれない素材だと思いますので、(多少のミスは我慢してでも)これからの成長に期待したいですね。
ドラフト指名評価
- A Derek Stephens (CBS Sports)
- A Cecil Lammey (Bleacher Report)
- A Michael Schottey (Bleacher Report)
- A- Walter Football.com
- B+ Pete Prisco (CBS Sports)
- B+ Chris Burke (SI.com)
動画
ハイライト動画
動画の最後でINT未遂を投げているのは2012年のザック・ダイサートですねー
Bradley Roby Ohio State Highlights ᴴᴰ - YouTube
WR Jared Abbrederisにやられまくったウィスコンシン大学戦
#1 Bradley Roby, CB, Ohio State vs Wisconsin '13 ...
1巡CBロビー(#1)と2巡WRラティマー(#3)の対戦
オフェンスの左サイドでマッチアップしてます
#1 Bradley Roby, CB, Ohio State vs Indiana '13 ...
引用元: [NFL.com] [CBS Sports] [Walterfootball.com]
- 1巡 CB ブラッドリー・ロビー
- 2巡 WR コーディー・ラティマー
- 3巡 OT マイケル・スコフィールド
- 5巡 LB レーミン・バロー
- 6巡 C マット・パラディス
- 7巡 LB コーリー・ネルソン
- ドラフト外FA選手