ブロ研 [ブロンコス研究所]

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6巡 C マット・パラディス

ブロンコスの2014年ドラフト指名選手紹介、5人目です。

 

6巡31位(207番目)
C マット・パラディス

 

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  • 名前: Matthew Paradis
  • 身長: 6-3 (1.91m)
  • 体重: 306 (138.8kg)
  • 大学: Boise State
  • 年齢: 24歳 (1990年10月19日)
  • 学年: RSシニア
  • 腕の長さ: 32 3/8インチ (82.2cm)
  • 手の大きさ: 9 7/8インチ (25.1cm)
  • 40ヤード: 5.34秒 / 5.28秒
  • 10ヤード: 1.75秒
  • 20ヤード: 2.95秒
  • 20ヤードSS: 4.46秒
  • 3-Cone Drill: 7.60秒
  • Vertical Jump: 26インチ (0.66m)
  • Broad Jump: 8フィート7インチ (2.62m)
  • ベンチプレス: 23回

 

大学の成績

  • 2010年 Boise State 出場1試合
  • 2011年 Boise State 先発1試合(出場8試合)
  • 2012年 Boise State 先発13試合
  • 2013年 Boise State 先発13試合

 

評価

  • NFL.com のグレード: 5.09 (平均以上の生き残りチャンスはある)
  • CBS Sports の評価: C 15番目(ドラフト外予想)

 

概要

アイダホの農場で育った。高校では8人制フットボールをプレイした。2007年に左脚のACLを断裂。大学からのリクルートはあまりなく、2008年は奨学金なしのウォークオンで入学して、グレイシャツ(このケースでは怪我から回復中の選手に1シーズンの猶予を与えることができる)に登録された。

2009年は守備タックルとしてレッドシャツ登録。2010年からポジションをセンターにコンバートして出場1試合。2011年には奨学金を得て8試合に出場、怪我人の代わりとして1試合に先発した。

2012年と2013年は全26試合に先発。2012年はAll-Mountain West (1stチーム)、2013年は同(2nd チーム)に選ばれている。

 

長所

優れたバランスで動ける。ラン攻撃において動きを引き起こす。守備選手を葬ろうとする。強力なパンチがある。手の位置が良い。パスプロで堅固な土台。膝を曲げ、スライドして、レバレッジでプレイする。スタント(相手選手が交差する)やブリッツを警戒する。タフで競争意識がある。リーダーシップがあり、謙虚、練習熱心、とても尊敬されている。

ラン攻撃で相手をぶちのめす手荒さといった、田舎者に特有の強さがある。しつこい手がある。けして諦めないモーターで常に競争する。膝の柔らかさがある。大いにコーチ可能で、いつでもそれが最後のスナップになるという覚悟でプレイする元ウォークオン。

 

短所

大きな体格ではなく、増量の余地もあまりない。ウェイトルームでの身体的な強さを向上した方がいい。このポジションとしては普通のアスリート。もっと大きくてパワーのあるワイドボディなノーズタックルを相手にすると苦しむかもしれない。ウエストが曲がるとブロックが外れる。長期的な健康面(股関節)に疑問がある。

プロでやるには理想的なサイズがなく、より大きく強く成長するポテンシャルも有していない。過度の機動力はなく 円滑にリカバリーまたは方向転換する軽快さもない。相手をつかみがちで、時にずさんなテクニックに支配される。プロで先発できるだけのアンカーの強さはないかもしれない。

 

総評

守備ラインからコンバートした元ウォークオン。頑丈に鍛えられ利口でハードノーズ、能力以上に活躍するオーバーアチーバー。コーチにとってカットするのが難しい選手。指名予想は7巡からドラフト外

 

感想

先発LGビードルズが移籍したことで、今年のドラフトでは、即戦力のガードやセンターを指名する予想もありましたけど、6巡で原石の指名になりました。キャンプではオーランド・フランクリンのLGコンバートが確定したようですね。

田舎の小さな町から、奨学金無しのDTとして入学して、先発センターになるという、苦労して這い上がってきた努力の選手。2013年のボイジー州立大学は、全米でも高いランクの攻撃力を擁していて、パラディスもそれを支えたひとりだったそうですね。

パラディスの名前に覚えがあると思っていたら、ドラフト前にデンバーを訪問していました。ブロンコスは、パラディスが体重280ポンドくらいだろうと思っていたそうで、300ポンド以上あると知って驚いたとか。それでワークアウトに呼んで、良い印象だったみたいですね。ちなみにブロンコス以外からの接触はなかったそうです。

ブロンコスのセンターは、先発のマニー・ラミレス、FA契約したウィル・モンゴメリー(元レッドスキンズの先発)といったベテランがいるので、開幕ロスターに残るのはなかなか厳しいかもしれませんね。現実的にはPS登録することになるのかなと思います。長い目で期待したい選手ですね(エルウェイは第2のトム・ネイレンみたいな選手を探しているのでしょうかー)。

*ウィル・モンゴメリーは2006年パンサーズのドラフト7巡指名で、2011年にレッドスキンズの先発ガードからセンターに移動。マイク・シャナハンの元で過去3年間全試合に先発してますね。サイズやパワーには欠けるようですが、ブロンコスに合いそうな感じもするので、地味ながら良い補強という気がします。

 

ドラフト指名評価

 

動画

ボイジー州立大学QBのハイライト動画
65番のセンターがマット・パラディスですね


Joe Southwick, QB - Boise State - 2013 Highlights - YouTube

 

なぜか54分もあるパラディスのハイライト動画

Matt Paradis #65 College Highlight Package - YouTube

 

 

引用元: [NFL.com] [CBS Sports] [Broncosports.com]

 

  1. 1巡 CB ブラッドリー・ロビー
  2. 2巡 WR コーディー・ラティマー
  3. 3巡 OT マイケル・スコフィールド
  4. 5巡 LB レーミン・バロー
  5. 6巡 C マット・パラディス
  6. 7巡 LB コーリー・ネルソン
  7. ドラフト外FA選手