3巡b C ロイド・クッシェンベリー
3巡指名の2個目。
昨年の1巡でトレードダウンした際にスティーラーズからもらった指名権。
ルイジアナ州立大学のセンター、ロイド・クッシェンベリーを指名しています。
The anchor of the best offensive line in CFB. 💪#BroncosDraft | @LCush79 pic.twitter.com/7C9SvyK9MZ
— Denver Broncos (@Broncos) 2020年4月26日
ブロンコスは先発センターのコナー・マクガバンがFAでジェッツに移籍したので、代わりの先発を見つける必要がありました。なので、2日目あたりでセンターを指名するというのは予想されていたと思います。
近年のブロンコスは、キャプテンやリーダーを多く指名して成功していますが、クッシェンベリーもまさにそのタイプですね。1年目から先発争いをすることになりそうです。
3巡19位(全体83位)
C ロイド・クッシェンベリー
Lloyd Cushenberry III / 身長6-3 1/8 体重312 / LSU / 22歳 RSジュニア
このポジションとしては理想的なサイズ、長さ、運動能力がある。素早く手を突き出し、パスプロで守備選手とダンスする。とてもスムーズに向きを変えることができ、優れた意識でプレイする。体勢が整う前に、パワーラッシャーから押し込まれてしまうことがある。ラン攻撃ではリーチ/カットオフする能力があり、正面にムーブメントを生み出すこともできる。セカンドレベルに上がった際にはうまくアジャストすることができる。全体として、いくらかプレイの強さを向上させる必要はあるものの、プロでも早期から確かな先発として活躍できるだけのツールをすべて備えている。
2016年: レッドシャツに登録。
2017年: 11試合に出場。攻撃ラインとしては6試合に出場している。
2018年: センターで全13試合に先発。センターで先発したのは初めてだった。
2019年: センターで全15試合に先発。チームは全勝で全米王者になった。All-American(2nd Team)に選出されている。
高校では攻撃タックルだった。3つ星の評価でたいして注目されておらず、大学でセンターをやるためにYouTubeのコーチング動画を見て自力で学習したと語っている。
2019年は通年キャプテンに任命。攻撃ラインマンとしては初めてLSUで伝統の背番号18番(ケイラボン・チェイソンと共有。ルールにより着られないため18番のパッチを付けていた)を与えられている。
通算で39試合に出場。2018年からセンターで全28試合に先発している。
2019年はパスプロで苦戦。2018年は8回のプレシャーしか許していなかったが、2019年は34回と悪化している。
反則が少ない(2019年は15試合でわずか3回)
でかい手、長い腕(34 1/8インチ)、コアの強さ、強いパンチ、リーダーシップ、頭脳がある。
フットワークや横の動きには課題がある。ランブロックの範囲が限られる。
40ヤード5.27秒。ベンチプレス25回。
真偽は分かりませんが、ブロンコスは3巡でテンプル大学のC Matt Hennessyを獲得しようとトレードアップの交渉をしていたものの、5つ上の14位でファルコンズに指名されたため破談になったという話が出ていました。
指名評価
A Mike Tanier(Bleacher Report)
長所:パワー、ラインでの指示/修正
短所:横のクイックネス
クッシェンベリーはシニアボウルで素晴らしく見えた。いくつかの1対1のピット・ドリルで勝利し、サウスカロライナ大学のDLジェヴォン・キンロー(49ersの1巡指名)を地面にノックダウンしている。彼は意識の高いセンターであり、アップテンポの攻撃で修正/コミュニケーションの役割を統率している。また、守備選手と交戦する時に強力な最初のパンチがある。
彼はトップのアスリートではないもしれないが、ほとんどのセンターはそうだ。彼はアサイメントを理解し、リーダーシップの特性もある暴れ者だ。これらはすべてNFLで先発するセンターに必要な資質になる。
ブロンコスは間違いなく明確にこの指名で大成功を決めた。
A Steven Ruiz(For The Win)
ブロンコスは素晴らしいドラフトをしている。クッシェンベリーはLSU 攻撃ラインの頭脳だった。彼がプロテクションを指示していたおかげで、チームは(余計な人数をパスプロに割くことなく)5人だけのパスプロを多用できた。
才能のあるレシーバーがどれだけいようと関係ない。もしQBロックを守ることができなければ、試合に勝つことはできない。ブロンコスはセンターを向上する必要があり、クッシェンベリーはその大きなニーズを埋めてくれる。わずかに指名順位は高かったかもしれないが不満を言うほどではないので、これはとても確かな指名になったと思う。
B+ Eric Edholm(Yahoo Sports)
この指名は、FAで契約したグラハム・グラスゴーが(センターではなく)ガードに入ることを意味しているのかもしれない。クッシェンベリーは素晴らしいリーダーシップと知性をフィールドにもたらす。彼は2019年に成長を見せ、Joe Moore Award(最優秀OLユニット賞)を受賞しているLSUの攻撃ラインを率いていた。
彼はモーラーではないし、パワーで押し込まれることもあるが、この指名には優れたバリューがある。クッシェンベリーは大学でガードの練習もしていたので、プロでも挑戦するかもしれない。
(補足:HCファンジオの発言によると、クッシェンベリーはセンターで先発争いをするそうです)
C+ Chris Trapasso(CBS Sports)
マン・ツー・マンのパワー・ブロッカー。低いパッドレベルでガチに戦う。優れたアスリートの守備選手と対した時や、カウンター・ムーブに対処する時の、横に動く能力には懸念がある。動けるセンターと言うよりは、モーラー(破壊者)である。ブロンコスは内側の先発が必要だったが、この指名でそれを手に入れた。