ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 48

デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。

久しぶりの更新なので、今週と先週の2回分です。

 

 

 

今週(W5延期 & BYEに変更の後)

 

もし先週のペイトリオッツ戦が延期してなかったら、両チームともに控えQB(ホイヤーとリッピン?)が先発していたはずだった。この試合が1週間の延期になったことでペイトリオッツの先発QBキャム・ニュートンと、ブロンコスの先発QBドリュー・ロックが共に復帰する可能性がある。それにより、どちらのチームがより有利になっただろう?

 

この延期に関して、多くのブロンコス・ファンたちが不平を言っている。それは理解できる。選手たちも1週間しっかり練習した後に(ペイトリオッツのコロナ対策の問題により)スケジュールが変更されたのは正しくないと感じている。ファンの中には、これもペイトリオッツのHCビル・ベリチックによる陰謀ではないかと勘繰る者さえいるようだ。

しかし、この延期によりブロンコスは休息を得た。QBドリュー・ロックは先週のマンデーナイトで先発するのは無理だったが、今週の日曜は復帰できる可能性がある。

大多数のファンは、ブロンコスがこのオフにFAだったQBキャム・ニュートンと契約し、ロックではなくニュートンを先発させるなどとは考慮していなかっただろう。それならば、ロック対ニュートンの対戦を気にする必要などないはずだ。

 

 

 

先週(W4 ジェッツ戦の後)

 

ブロンコスのオフェンスは若い選手たちが多いので、シーズン序盤は苦戦するだろうと分かっていた。それでも攻撃ラインの内側(センターとガード)は確かな仕事をしてくれると期待していた。

しかし、センターのロイド・クッシェンベリーはまさに新人らしいプレイぶりであり、ガードのダルトン・ライズナーとグラハム・グラスゴーも同じくらい苦戦している。なぜだろう? もっと時間が経てば向上が期待できるだろうか?

 

ブロンコスが全米制覇したLSU出身のC ロイド・クッシェンベリーを指名した時、私はそれを気に入っていた。しかし、センターにはコミュニケーションや守備アラインメントの理解が要求されるため、新人にとっては(QBを除くと)プレイするのがもっともタフなポジションのひとつだと言える。

今年はプレシーズンがすべて中止になったため、クッシェンベリーは実戦で問題を修正し理解する機会を失った。ブロンコスの新人たちの中で、クッシェンベリーはもっとも被害を受けた選手かもしれない。

これから経験を積むことで成長が期待できるか? もちろんだ。とはいえ、次に対戦するペイトリオッツのHCビル・ベリチックブロンコスの弱点を攻めてくるのは間違いない。クッシェンベリーに対して様々な変化やトリックを使ってくるだろう。 

 

 

GMエルウェイは(過去3年のチャッブ、ファント、ジューディに関してはまだ時期尚早だが)ドラフト1巡指名選手を外しまくっている。酷過ぎない?

 

QBペイトン・マニングが第50回スーパーボウルの優勝リングと共に引退した後、ブロンコスが再び優勝を狙えるチームになるには、いくらかの重要な再編が避けられなかった。

しかし、2014年から2017年までの酷いドラフト指名がそれを阻害してしまった。この4年間で指名した若い選手たちは(今まさに旬を迎えているはずだったのに)、FSジャスティン・シモンズとLTギャレット・ボールズ以外は戦力になっていない。

それでも2018年からのドラフトでは改善が見られている。しかし、チームは6勝10敗、7勝9敗という成績に終わった。なぜならば、ブロンコスは確かな先発QBを見つけられておらず、QBの周りにタレントを揃えることにも失敗しているからだ。どんなスポーツであれ追いかける立場は大変なものだ。

 

 

QBドリュー・ロックが怪我から復帰したら、彼がナンバー1として先発することは分かっている。 だけど、ナンバー2の控えは誰になるのだろう。ブレット・リッピンはそれだけの活躍を見せた? ブレイク・ボートルズはどうなる?

 

素晴らしい質問だ。ロックが復帰して最初にしなければならないのは、健康でいられると証明することだ。2シーズンで2回の負傷は、ただの不運だったのかもしれない。それでも、試合に出続けられると証明するまでは、彼がブロンコスの未来だと決めつけるのは無謀だろう。

負傷退場するまで、スティーラーズ戦のロックは苦戦しているように見えた。それは彼の責任ではなかった。私の目には、ロックが攻撃ラインのパスプロに信頼を失い、慌ててパスを投げているように見えた。人の情とはそういうものだ。そして、その人情は控えQBジェフ・ドリスケルをも飲み込んでしまった。ポケットで絶え間なくプレッシャーを浴び続け、ドリスケルは(普通の人間と同じように)フリーズしてしまった。

では、ブレット・リッピンについて語ろう。彼には優れた身体能力はない。彼のプレイを決める能力は、QBジェイク・プラマー(2003年に移籍して来て先発)というよりは、QBブライアン・グリーシー(エルウェイの引退後に先発)を思い出させる。

しかし、私が感心したのは別の点だ。若いQBはミスを犯す。リッピンもいくつものミスをやらかした。その中にはジェッツ戦のピック6も含まれており、ヘタすると試合に負けていたかもしれない。私は若いQBが避けられない逆境に対してどう対処するか注目している。そして、リッピンはそんな逆境にも揺るがなかった。

ブレイク・ボートルズだって?  彼がこのチームにいるのか? 私には理解できない。この契約はエルウェイの慌てぶりを表している。私はリッピンに成長の機会が与えられることを望んでいる。

しかし、もしドリュー・ロックが怪我に悩まされ続けるようなことがあり、ブロンコスが優勝を狙える状況ではないにも関わらず勝ちにこだわるのなら、HCヴィック・ファンジオがベテランのボートルズを起用することも考えられる。少なくともボートルズにはジャガーズで勝ったり負けたりした経験だけはある。

 

 

ペイトン・マニングが引退した後、ブロンコスでプレイしたQBでベストとワーストは誰になる?

 

今のところベストはドリュー・ロックだ。まあ、他に競争相手がいなかったとも言える。ワーストはパクストン・リンチだろう。こちらも競争相手はいなかった。