ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

3巡c DT マクテルビン・アジーム

3つある3巡指名のラスト。

WRエマニュエル・サンダースのトレードで49ersからもらった指名権。

アーカンソー大学のDTマクテルビン・アジームを指名しています。

 

 

ブロンコスの守備ラインは先発DEデレク・ウルフがFA移籍したものの、トレードでタイタンズのDLジュレル・ケイシーを獲得し、先発DLシェルビー・ハリスも1年契約で残ったため、ニーズとしてはそこまで緊急ではなかったですね。とはいえ、将来の先発候補を指名しておく必要はありました。

HCファンジオ「最初は大勢いる中のひとりからスタートする。そこから彼がどう成長するか、どんな役割が合うかを見極めることになる」「彼には育成が必要だ。現時点においては明らかに完全な選手ではないが、彼が持っているいくつかの資質とポテンシャルを気に入っている。彼の能力を伸ばせれば、ロスターに残りチームに貢献できるだろう」

 

 

3巡31位(全体95位)

DT マクテルビン・アジー

McTelvin Agim / 身長6-3 体重309 / Arkansas / 22歳 シニア

2018年までは主に守備エンドをプレイしていた。守備タックルとしてはまだ1年間しかフル先発しておらず発展途上。守備タックルとしてのテクニックや基礎はまだ発達段階であるが、守備エンドとしては手の使い方やボールを見つける能力などがあるので、成長が遅れているのは少し残念だ。より優れた1ギャップのペネトレーター(侵入者)になれるスナップのクイックネスがあり、優れたプランでもっと急ピッチにアタックできれば、活かせるラッシュ能力もある。アタックのポイントでNFLのパワーに耐えられるだけの強さはないので、ローテーションで4-3守備のタックルをやるには、強さとテクニックを向上させることが重要になる。3巡評価

 

2016年: 全13試合に出場。最後の5試合で先発した。

2017年: 守備エンドで12試合のうち11試合に先発。

2018年: 主に守備エンドで全12試合に先発。

2019年: 守備タックルで全12試合に先発。

 

高校ではシニアの年に24サックを記録。アーカンソー州でトップ、5つ星の有望選手と評価されていた。 

2019年は体重を増やして守備タックルに移動した。

East-West Shrine Bowl(大学の東西オールスター戦)の練習で活躍して注目された。

最初の一歩が速い。元トップリクルート。伸びしろがある。

プレイの強さが足りない。テクニックが未熟。

2017年から3年連続でSECの学業優等生名簿に選ばれている。 

40ヤードは4.98秒。ベンチプレス27回。

 

 

  試合 TKL TFL Sack FF FR
2016 13 27 5.5 2.5 0 0
2017 11 37 7.5 2.5 2 0
2018 12 45 10.0 4.5 3 1
2019 12 39 8.5 5.0 1 1
48 148 31.5 14.5 6 2

TKL=タックル、TFL=ロスタックル、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバー 

 

 

指名評価 

 

B+ Chris Trapasso(CBS Sports) 

面白いスキルセットを備えているパスラッシュのスペシャリスト。長い腕に超アクティブな手がある。なめらかな体格をしている。ラン守備では許容される以上に押し流されてしまうが、現代のNFLではサブパッケージのパスラッシュで活躍できるだろう。ブロンコスは優れた若い守備ラインを手に入れた。

 

B+ Steven Ruiz(For The Win

この選手はあまり深く調べていなかったが、彼はフィジカルに恵まれた守備タックルであり、これからはHCファンジオがコーチすることになる。これは良いコンボだ。 

 

B Mike Tanier(Bleacher Report

長所:ショートエリアのクイックネス、バースト

短所:テクニック、一貫性

ジームは過去2年間で9.5サック、18.5ロスタックルを記録しており、キャリア通算で6回のファンブル誘発を決めている。体重309ポンドの身体にショートエリアでの瞬発的なクイックネスがあり、最初の2歩で相手に勝つとそこからRBやQBへと爆発し、しばしばパワフルな一撃でボールをファンブルさせる。しかしながら、こうしたビックプレイはたまにしか見られず、それ以外は消えている時間が長い。

ジームはNFLのチームがドラフトしたがるような選手だ。チームは彼の長所を最大限に活用できると考える。その推論に基づくと、アジームには(特に山積みになっているブロンコスの守備ラインにおいては)高い伸びしろがある。この指名はややリーチだったかもしれないが、ここでポテンシャルに賭けて少しギャンブルするのも悪くはない。

 

B- Eric Edholm(Yahoo Sports

これは間違いなくHCヴィック・ファンジオの指名だ。ドラフト前の準備が進むにつれ、コーチたちはより多くのスカウト作業に参加するようになり、そこでアジームの低い重心、卓越したモーター、優れた手と素晴らしいパワーに気がついた。その結果、アジームの前評判は少し上昇していたように見えた。高校では一流選手と評価されていたが、アーカンソー大学のプログラムではその才能を開花できなかった。ファンジオならアジームの能力を最大限に活用できるだろう。 

 

C- Walter Football

この指名は2巡くらい高かったと思う。彼はDEデレク・ウルフの穴を埋める存在になれる可能性はあるかもしれないが、まだ未熟であり、5巡くらいで指名されるべき選手だった。ブロンコスのドラフトは全体的に気にいっているが、この指名は違う。

 

 

 

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