ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト指名予想 #1 OT 3人

フリーエージェント契約の動きも落ち着きましたので、この10日くらいの間に更新されたモックドラフトから、ブロンコスの1巡指名予想がどうなっているか、チェックしてみたいと思います。

 

票=予想数

 

Pos.NameHtWtCollege
3 WR John Ross 5-11 188 Washington
3 TE David Njoku 6-4 246 Miami (FL)
2 RB Christian McCaffrey 5-11 202 Stanford
1 TE O.J. Howard 6-6 251 Alabama
           
8 OT Garett Bolles 6-5 297 Utah
5 OT Ryan Ramczyk 6-6 310 Wisconsin
3 OT Cam Robinson 6-6 322 Alabama
1 OL Forrest Lamp 6-4 309 WKU
           
1 OLB Haason Reddick 6-1 237 Temple

 

 

ほぼ全員が攻撃選手。スロット(リターナー)、タイトエンド、そして攻撃タックルに予想が集中している感じでしょうか。

ちなみに、WRジョン・ロスはコンバインで40ヤード走の新記録を出した選手。TEデビッド・ヌジョクはドラフト2番目評価のタイトエンド。RBクリスチャン・マカフリーは昔ブロンコスで活躍したWRエド・マカフリーの次男。そして、TE O.J. ハワードはドラフト1番目評価のタイトエンドになります。

うーん、やはり最大のニーズであるレフトタックルの指名予想が多いです。

 

ということで

名前が挙がっている攻撃タックルの3人について調べてみました。

 

 

 

OT ギャレット・ボウルズ(Garett Bolles)

身長6-5、体重297、腕長34、1992年生まれ(24歳)、ユタ大学、ジュニア

 

元不良少年。母親が薬物中毒など家庭環境に問題があり、10代の頃は荒れていて、5つの学校を追い出された。フットボールラクロスをしていたが、高校では学校をさぼり、薬物を使用し、学内の破壊行為で逮捕されている。

父親に家を追い出されてホームレスとなったが、ラクロスのコーチ夫妻に救われ、厳しいルールの下、その家で暮らした。高校卒業後は2年間働いて、しばらく教会のミッションに従事した。

2014年、フットボールを再開するため、地元の2年制大学に入学して活躍した。

2016年、5つ星の有望選手として全米の大学からリクルートされ、ユタ大学に編入。レフトタックルをプレイし、All-PAC 12に選出された。

そのストーリーは、マイケル・オアーの「しあわせの隠れ場所」と比較されている。

身体能力が高く、素早い足がある。横への動き、バランスに優れている。エッジラッシャーに上手く相対し、動きながらランブロックもできる。増量し強くなれる余地がある。既婚で子供がおり、苦労人で成熟している。コンバインのワークアウトで評価を上げた。

大学1部レベルでは1年しか先発経験がない。細い体格で足が短い。鍛えられていない。コアの強さがない。パワー不足により、スキームを選ぶかもしれない。ゾーンブロックには合う。今年で25歳になるが、将来性を期待するには歳をとり過ぎている。

某スカウト「私がこれまで見た中でもっともアスレチックな攻撃タックル。フィールドでミーン(卑劣)なのも良い。プロではもっと強くなれると思う。まだ未熟で発展途上。まだまだ成長できる」

似たタイプの選手:セドリック・オグブエヒ(CIN)

動画(LT 72番)

Garrett Bolles Vs Ucla(2016) - YouTube

 

 

 

OT ライアン・ラムチェック(Ryan Ramczyk)

身長6-6、体重310、腕長33 3/4、1994年生まれ(22-23歳)、ウィスコンシン大学、ジュニア

 

高校フットボールで活躍したが、卒業後はピッツバーグ大学からの誘いを断って、なぜかディビジョンIIの地元大学に進んだ。

しかし、すぐにフットボールのない2年制大学に籍を移した。2013年に高校時代の恩師がいるディビジョンIIIの大学に編入して、フットボールを再開。2年連続でAll-WIACに選出された。

2015年、ウィスコンシン大学に編入。NCAAのルールによって1年間休んだ後、2016年からレフトタックルで全試合に先発して、All-Big Tenに選出された。

ディビジョンIII出身の無名選手から、1シーズンでドラフト1巡指名候補にまで名を上げた稀有な選手。

強さ、運動能力、サイズを兼ね備えている。アスレチックでスマート。基本的なテクニックがある。ランブロックの怪物。コアの強さとボディ・コントロールでランブロックもパスプロもこなす。NFLでレフトタックルをやれる。ゾーンとパワーどちらの攻撃システムでもプレイできる。

棒のような体型で、肩幅が狭く、OTとしては腕がやや短い。大学1部レベルでは1年しか先発経験がない。フットボールのない大学に進学するなど、試合への情熱に疑念がある。シーズン終盤は股関節の怪我に苦しみ、ボウルゲームの後に手術を受けている。怪我のためコンバインのワークアウトも欠席した。

某スカウト「とてもアスレチックで賢い。ウィスコンシン大学出身のラインマンはNFLのシステムを指導されていて、多くの選手がプロで活躍している。タコ・チャールトン(ミシガン大学)など将来の1巡指名候補3人と対戦しており、その実力はすでに証明されている」

似たタイプの選手:ジョー・ステイリー(S.F)

動画(LT 65番)

Ryan Ramczyk (Wisconsin OT) vs Michigan 2016 - YouTube 

 

 

 

OT キャム・ロビンソン(Cam Robinson)

身長6-6、体重322、腕長35 1/2、1995年生まれ(21歳)、アラバマ大学、ジュニア

 

高校フットボールでオール・アメリカンに選ばれるなど活躍し、卒業後は全米トップ5の有望株として、アラバマ大学に進学した。

トゥルー・フレッシュマンの1年目からレフトタックルで全試合に先発。フレッシュマンのオール・アメリカンに選出された。

強豪アラバマ大学のレフトタックルとして3年間先発し、All-SECに2回(2016年は満票)選出され、大学の最優秀ラインマンに与えられるOutland Trophyも獲得した。

2016年5月、大麻と盗まれた拳銃が車内から見つかり、チームメイトと共に逮捕された。後に証拠不十分で不起訴となったが、大学のHCニック・セイバンにより停学処分を受け、定期的な薬物テスト、カウンセリング、奉仕活動を課された。

厚さと運動能力を兼ね備え、均整のとれた体格をしている。巨体の割に動ける。守備選手を葬り去るドライブ・ブロッカー。腕が長い。強力なパンチがあり、パワーを活かしたランブロックで走路を開ける。SECで数多くの優れた守備選手と対戦している。

バランスに問題があり、パスプロにもムラがある。レフトタックルをやれるという意見もあるが、プロではライトタックルかガード向きとも言われている。逮捕の件などフィールド外の懸念がある。そのサイズとポジションによりドラフトでは過大評価されそうだが、欠点のいくつかは改善が難しいかもしれない。

似たタイプの選手:エレック・フラワーズ(NYG)

動画(LT 74番 対 DEマイルズ・ギャレット #15)

Cam Robinson (Alabama) vs. Texas A&M (2016) - YouTube

 

 

 

今年のドラフトは、攻撃タックルが不作と言われていて、1巡指名候補であるこの3人にもそれぞれ怪我歴、経験不足、素行問題などの不安要素がある感じですね。

20位なら誰かは残っていそうですけども、はたして1巡指名はあるのでしょうか!?

 

 

 

あと、ロモはどーなるんでしょうねえ・・・(小声)

 

 

主な引用元