NFL第9週、アウェイのコルツ戦が行われました。
結果は24対27の敗北。しかし、点差以上に残念な試合となってしまいした。
欠場
- 控 QB Trevor Siemian
- 控 WR Jordan Norwood(ハムストリング)
- 控 TE Richard Gordon
- 控 OG Shelley Smith
- 控 NT Darius Kilgo
- 控 OLB Shane Ray(膝)
- 控 CB Lorenzo Doss
怪我のWRノーウッドと、OLBシェーン・レイが2試合連続でアウト。トレードで加入したばかりのTEバーノン・デービスが試合登録され、控えTEゴードンが外れた。
クエスチョナブルの先発RBロニー・ヒルマン(大腿)は出場。コルツのWR T.Y ヒルトン(足)も試合登録された。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DEN | (7-0) | 0 | 7 | 10 | 7 | 24 | |
IND | (3-5) | 7 | 10 | 0 | 10 | 27 |
前半 7-17
- DEN* パント、パント、パント / INT、パント、パント、PR-TD(終)
- IND パント、TD / FG、TD、パント、パント
ランが出ず、ランを出された。守備の反則が多かった。WRヒルトンにやられた。さらにマニングが自陣でINTを喫し、そこからTDを決められ17点差になった。攻撃は良いとこなしで、49試合ぶりに前半を無得点で終わると思ったら、残り15秒でDBボールディンの83ヤード・パントリターンTDが決まって前半終了。なんとか一矢報いた。
後半 24-27
- DEN TD、FG / TD、INT
- IND* パント、パント / TD、FG、終
マニングが64ヤードのTDパスを決めて3点差。さらに次のドライブでFGを決めて同点に追いついた。第4Q、INDに80ヤードのドライブを進まれて7点リードされたが、すぐに80ヤードのドライブを進んで同点とした。そこからINDが55ヤードのFGを決めて3点リード。マニングは通算パスヤード記録更新まで残り3ヤードとなっていたが、最初のパスがINTされて攻撃権を失った。そこから守備が反則を連発。最後も馬鹿な反則のせいで攻撃権を取り返せず、そのまま試合終了となった。
終わってみれば3点差。しかし、最後は反則でひどい内容となりました。CBアキブ・タリブの行為は言い訳できませんね。マニングの記録更新も次まで持ち越しになってしまいました…
DEN | IND | |
---|---|---|
トータル | 309 | 365 |
パス | 36 - 274 - 2TD | 36 - 245 - 2TD |
ラン | 14 - 35 - 0TD | 40 - 120 - 1TD |
1st ダウン | 16 | 27 |
3rd ダウン | 6/12 (50%) | 12/20 (60%) |
守備サック | 1 | 1 |
守備INT | 0 | 2 |
ターンオーバー | 2 | 0 |
FG | 1 / 1 | 2 / 2 |
反則 | 8 - 56 | 4 - 30 |
時間 | 21:21 | 38:39 |
マニング
21/36回(58.3%)、281ヤード、2TD、2INT、Rate 78.6
数字だけ見ると、アンドリュー・ラックとほぼ同じ(21/36回、252ヤード、2TD)なんですけど、大きく違うのが2個のINTですね。ただ、「前半はランが出ず、落球もあった」とクービアックが言っていたように、ランがわずか35ヤード(先発ヒルマンは7回1ヤード)では、なかなか苦しいものがありました。
ロングパスを投げまくって決まらない展開は、昨年のプレイオフの敗戦と同じだという指摘もありましたけど、この試合もコルツの守備が良かったですね。
あと、BYE明けからマニングのパスが良くなっていると言われてますけど、この試合もパスは(BYE前よりは)良かったかなと思いました。パスが良くなった理由はよく分からないのですが、迷いながら投げると思いっきり投げられない、という話はなるほどなと思いました。マニングがオフェンスに慣れて快適にプレイできるほど、しっかりとした良いパスを投げられるのかもしれないですね。
良かった
- TEオーウェン・ダニエルズ(6回 102ヤード 1TD)
- DBボールディンのパントリターンTD
- DLマリク・ジャクソン(ボール叩き3回?)
前半終了と同時のパントリターンTDに関しては、なぜコルツはパントをリターンさせたのか、という疑問が出ているようですね。ブロンコスのパントリターンは最低レベルですし、WRサンダースの代わりのDBボールディンがまさかのTDで、一番驚いたのはブロンコスのファンだったと思いますw
悪かった
- 反則多すぎ、内容も悪すぎ
- ラン攻撃(14回 35ヤード)
- ラン守備(40回 120ヤード 1TD)
- WRヒルトンにやられた
- WRグリフ・ウェイレン(17番)にやられた
- 3rdダウン阻止率(12/20 60%)
- TEバーノン・デービスの怠慢プレイ
- 時間を使われた(攻撃時間が倍違う)
- 攻撃開始地点が悪かった
- 今シーズン初めて第1QにTDをやられた
- 第4Q最後、コルツの攻撃ドライブを止められなかった
ブロンコス守備で不安があるとしたら、中央のラン守備とか、相手QBにスクランブルされる、TEのパスカバー、アグレッシブでブリッツが多い、反則の多さ、あたりかと思うのですが、悪いところが出てしまった感じでしょうか。
コルツは攻撃コーディーネーターが代わったばかりで、それほど新しいことはやらないだろうという予想もありましたけど、スクリーンのタイミングとか、コールにキレがあるように見えました。解説では、コルツの新OCチャジェンスキーと、ブロンコスのDCフィリップスは昔チャージャース?で一緒だったことがあるという話でした。
ブロンコス守備もかなりプレッシャーをかけていましたけど、ラックはあれだけヒットを受けながらも、ここぞというところでパスを通してきました。必要な時には走って更新もできる。あのタフさ、勝負強さ、これは相手を褒めるしかないですね。WRヒルトンにも5回82ヤード、WRウェイレンには5回73ヤードをやられました。
報道でも「いつものラックが帰って来た」という感じで、なんでブロンコス戦から復活するんだよーと思っていたのですが、個人的には好きなQBなので、腎臓の怪我で数試合欠場するというニュースは残念でした…
論外
- CBアキブ・タリブの目潰し反則と、最後のFGでアンスポ反則
3点差ビハインドの第4Q最後。相手のドライブを止めて攻撃権を得たい場面。やってはいけないタイミングで最悪の反則をやらかしました。CBタリブのアンスポ反則で、相手の4thダウンが更新され試合終了。目潰し反則では1試合の出場停止処分。本人は不満そうですけど、チームに迷惑をかけたことは間違いないので、反省してまた活躍してくれることを期待したいです…
しかし最後、反則で試合終了となった時のマニングの表情が怖かった…
えーと、怪我人はOLBデマーカス・ウェアがアウト。練習休んでたマニングは大丈夫そう。WRサンダースは試合前判断みたいですね。
ということで
次はホームでチーフス戦。ここは気持ちを切り替えて、しっかりと結果を出してもらいたいところです。
残り3ヤード、次でマニングは通算パスヤード記録を更新するはず!
通算パスヤード
- 71,838 Brett Favre
- 71,836 Peyton Manning*
- 61,361 Dan Marino
- 58,798 Drew Brees*
- 55,967 Tom Brady*
- 51,475 John Elway
先発QB勝利数
- 186 Brett Favre
- 186 Peyton Manning*
- 168 Tom Brady*
- 148 John Elway
- 147 Dan Marino