ドラフト候補の評価、11回目。
ダニエル・ジェレマイア氏のトップ50(1.0版)から、ブロンコスが指名するかもしれない選手を確認しています。
今回は、34位のTEヘイデン・ハースト、35位のOTマイク・マグリンチィ、36位のCBアイザイア・オリバー、37位のOGアイザイア・ウィンです。
Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2018 NFL Draft - NFL.com
34位 TE ヘイデン・ハースト
TE Hayden Hurst, 6-4 4/8, 250, South Carolina
元プロ野球選手(2012年パイレーツに投手で指名)で、フットボールをやるために奨学金なしのウォークオンで大学に入った。主にムーブ・タイトエンドとして使われていた。とてもスムーズで、素早くスピードを上げるルートランナー。大学ではオプションルート(守備に対応してルートを変える)を走ることや、QBに合わせて対応することをあまり求められなかった。スムーズにボールを追跡し、ボールをキャッチする範囲も大きい。タイトエンド・リバースのキャッチがけっこう多く、コーナーで守備選手をミスさせ、走り勝つ能力を証明している。喜んでランブロックをやり、パワーはないものの守備選手をよく防ぐ。すぐに先発できるはずで、素晴らしい伸びしろもある。
1~2巡あたりかなと思います。40ヤードは4.67秒と優秀で評価を上げたようです。今年の8月で25歳になります。
35位 OT マイク・マグリンチィ
OT Mike McGlinchey, 6-7 7/8, 309, Notre Dame
大学ではライトタックルとレフトタックルのどちらでも先発している。すばらしいサイズがある。パスプロではスタンスからのクイックネスは平均的だが、その長さを使って相手を近づけさせず、アンカーでブルラッシュに対抗する。時に狭くなりすぎることがあり、そのせいでスピードラッシャーやカウンターラッシャーに苦戦する。ライトタックルに戻るのが良いと思う。ラン攻撃では、うまく守備選手の下に入り、アタックのポイントで動きを引き起こす。ツイストやスタントに対する意識がとても高い。マイアミ戦などいくつかの試合で苦戦していたが、プロで優れた先発ライトタックルになれるだけの理想的な特性を備えている。
腕の長さは34インチ。1巡中位~の予想が目立ちます。ブロンコスがトレードダウンした場合の指名候補になるかもしれませんね。ちなみにQBマット・ライアン(ファルコンズ)のいとこだそうです。
36位 CB アイザイア・オリバー
CB Isaiah Oliver, 6-0 2/8, 201, Colorado
このポジションとしては素晴らしいサイズ、長さ、スピードがある。プレス・カバレッジでもっとも活躍できる。レシーバーを追いかける前に、両手を突いてレシーバーのルートを変える。縦のルートを走る充分なスピードがある。オフ・カバレッジでは、オープン・アップして方向転換する際に堅さがある。ダウンフィールドでの優れたボール・アウェアネス(ボールに対する意識)がある。ラン守備でのアグレッシブさと、フィジカルさを気に入っている。ブロックと闘い、スペースにおいて頼れるタックラーである。プロでプレス・コーナーバックとしてやっていけるだけのスキルを備えている。オフ・カバレッジでの柔軟性と方向転換の動きを向上する必要がある。
40ヤードは4.5秒。1巡中位~2巡くらいの評価みたいです。父親のCBムハマド・オリバーもNFLでプレイしていて、1992年にブロンコスから9巡で指名されています。
37位 OG アイザイア・ウィン
OG Isaiah Wynn, 6-2 6/8, 313, Georgia
大学では小柄なレフトタックルだったが、プロではガードをやると思われる。ラン攻撃ではスタンスから急起動すると、コンタクトでヒップをロールし、アタック・ポイントで動きを引き起こす。手の強さが素晴らしい。方向転換と、スペースでLBをカバーする能力に優れているため、プルで効果的。パスプロでは両手をタイトに保ち、膝を曲げる。稀に突っ込んで空振りすることもあるが、通常は我慢してバランスを保っている。ブリッツに対する意識が高い。過去にガードを経験しており、このポジションでプロボウル級の能力があると思う。
1~2巡くらいの評価。腕の長さは33 3/8インチ。ブロンコスはポジションの万能さがある攻撃ラインを好みますし、ガードを指名するなら候補になるかもしれませんね。
ダニエル・ジェレマイア氏のトップ50は、コンバイン後のバージョン2.0が出ていて、新しい選手が入ったり、評価が上下したり、ランキングが変動しています。
ここでは今までの1.0版のランキンングを元に紹介します。