ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト候補の評価 12

ドラフト候補の評価、12回目。

ダニエル・ジェレマイア氏のトップ50(1.0版)から、ブロンコスが指名するかもしれない選手を確認しています。 

今回は、38位のSロニー・ハリソン、39位のEDGEハロルド・ランドリー、40位のLBレイトン・バンダー・エッシュ、41位のDEサム・ハバードです。

 

Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2018 NFL Draft - NFL.com

  

 

38位 S ロニー・ハリソン

S Ronnie Harrison, 6-2, 207, Alabama

鍛えられたセーフティーで、優れた万能さ、タフネス、本能を兼ね備えている。大学ではハイ・セーフティーからボックスまで守備を動きまわっていた。ゾーン守備では素早くプレイを読んでボールを追いかける。奥を守っている時には素晴らしい守備範囲がある。ボックスでは飛ぶように走ってタックルを決める。マン・カバーではそこまで効果的ではない。いくらか下半身の堅さがあり、方向転換は平均並み。ラン守備に対しては優秀。スクリメージ・ラインをアタックし、体勢を整えてからしっかりとタックルする。タックルの成功率が高い。彼は多くの面に優れたセーフティーであり、すぐにプレイできる。

 

1~2巡評価。今年のドラフトで2~3番目のセーフティーと見られているようです。

 

 

39位 EDGE ハロルド・ランドリー

EDGE Harold Landry,  6-2 3/8, 251, Boston College

小柄なエッジ・ラッシャー。大学では地面に手を付くDEと、スタンドアップのOLBとして配置されていた。パス守備では一流の発進はないものの、多様な手の動きがあり、コーナーをまわる時にうまく膝を曲げる。膝を曲げリップムーブでQBに突進する時にとても成功できる。スピードをパワーに変換する能力もある。彼の努力は素晴らしい。2016年は相手を仕留める優れた活躍(16.5サック)を見せていたが、2017年はサック数が落ちた。ラン守備では一貫性がない。ブロッカーをかわしタックルを決めるクイックネスを見せているが、いったん捕まってしまうと離れるのに苦戦する。もっと強くなる必要がある。パスラッシュを強化したい3-4守備のチームに合うと思う。彼にはディー・フォード(チーフス)に近いものがある。

 

40ヤードは4.64秒。1巡下位の予想が多いかなと思います。3コーンが6.88秒、ショートシャトルが4.19秒と優秀な記録を出しています。今年のドラフトで1番のパスラッシャーだと言う人もいるようです。

 

 

40位 LB レイトン・バンダー・エッシュ

LB Leighton Vander Esch, 6-4 2/8, 256, Boise State

長身で本能があり速いインサイド・ラインバッカー。ラン守備では読みと反応がクイックで、アグレッシブにギャップへと突っ込む。密集の中でボールを見つけるのがうまい。ブロッカーから離れる能力を見せているが、時に狭くなりすぎて消されてしまうことがある。優れたスピードと守備範囲がある。とても生産性の高いタックラーだが、同時に毎試合いくつかの近くをかすめるミスタックルがある。タイトエンドをカバーできる理想的なサイズとスピードがあり、ブリッツでも活躍する。昨年は全米でもっとも活躍した大学選手のひとりであり、プロでもすぐに先発できるはずだ。

 

1巡中位~下位の予想が目立ちます。この体重で40ヤードは4.65秒、3コーン、垂直飛び、ショートシャトルなども優秀な数字を記録して評価を上げているようです。

 

 

41位 DE サム・ハバード

DE Sam Hubbard, 6-5 3/8, 270, Ohio State

理想的なサイズがあり、大学ではとても生産性の高い選手だった。パスラッシャーとしては平均的な発進だが、たくさんの手の動きとパワーがある。スピンムーブを試していたが、まだ未完成にある。Looper(味方の後ろを回ってラッシュする)として使われ、ガードに対してラッシュする時にとても効果的だった。彼の努力は素晴らしく、いくらか足首の堅さはあるものの相手をきっちり仕留める。ラン守備ではアタックのポイントでとても強い。バックサイド(反対側)からプレイを決めるクイックネスと努力もある。4-3守備のレフトエンドが合う。もう少し体重を増やせば、3メン・フロントのDEにも合うと思う。

 

2巡あたりの評価でしょうか。コンバインの3コーンでは、体重270ポンドながらポジションで最速タイム(6.84秒)を出しています。