ドラフト候補の評価、10回目。
ダニエル・ジェレマイア氏のトップ50から、ブロンコスが指名するかもしれない選手を確認しています。
今回は、31位のOTオーランド・ブラウン、32位のDTハリソン・フィリップス、33位のLBアーデン・キーです。
Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2018 NFL Draft - NFL.com
31位 OT オーランド・ブラウン
OT Orlando Brown, 6-7 7/8, 345, Oklahoma
巨大なレフトタックル。パスプロでは理想的な足のクイックネスと膝の柔らかさはない。しかし、そのサイズ、強さ、長さで活躍している。上体は高いが、その素早い手で相手を懐に近づけさせない。スピード・ラッシャーに対してはQBの外側をまわらせ、パワー・ラッシャーに対しては簡単にアンカーを固定する。インサイド・カウンターにやられるが、その長い腕を相手にのばしてぎりぎりQBを守る。ラン守備で相手をやっつける。ダウンブロックでは相手をスクリメージラインから完全に押し流す。凄まじい上半身のパワーで、対戦する相手をねじりまわし投げ捨てる。アングルが適切なため、驚くことにセカンドレベルでのブロックで効果的。ライトタックルの先発と見ている。アスリートではないが、仕事はできる。
腕の長さは35インチ。ウイングスパンが85 1/8インチと長いです。1巡中位くらいの予想が多かったですけど、コンバインでは体重超過、40ヤードが5.85秒と史上5番目の遅さ、ベンチプレスがわずか14回など散々で、「悪夢」「歴史に残る酷さ」など、かなり評価を落としてしまいました。
32位 DT ハリソン・フィリップス
DT Harrison Phillips, 6-3 2/8, 307, Stanford
素晴らしい生産性とノンストップのモーターを備えているパワフルな守備タックル。ラン守備で支配する。ボールを見つけてタックルを決める前に、クイックかつ爆発的なパンチでブロッカーに衝撃を与える。ブロッキングのスキームを理解しており、そのクイックネスと意識で常にダブルチームに勝利する。並はずれた横の守備範囲があり、滅多にフィールドから出ないにもかかわらず疲れた様子も見せない。パスラッシャーとしては、ブルラッシュで安定したプッシュを引き起こし、素早いスラップとスイム・ムーブを見せている。相手を仕留める能力は向上する必要がある。いくらか足首の堅さがあり、アップフィールドに侵入してしまうと水平に戻るのに苦労する。プロではラン守備ですぐに活躍でき、パスラッシャーとしても成長できると思う。彼はDTカイル・ウィリアムズを思い出させる。
1巡下位から2巡くらいの予想でしょうか。コンバインのベンチプレスで、トップの42回を記録していますね。
33位 LB アーデン・キー
LB Arden Key, 6-4 7/8, 238, LSU
背が高く、腕の長いエッジラッシャー。 2ポイントと3ポイントのスタンスどちらもやっていた。評価していてイライラする選手。彼はサイズ、敏捷性、爆発力を備えているレアな選手だが、多くのプレイで手を抜き、格下の相手に無効化されてしまう。パスラッシャーとしては発進の爆発力を見せている。攻撃タックルの外をまくり、QBをつぶすことができる。うまいステップバックの動きも見せている。しかし、攻撃タックルとタイトエンドの間に詰まってしまう時もある。彼の努力にはムラがある。ラン守備では、エッジをセットするのに失敗することがあり、プレイの反対側から追いかける気力にも欠けている。プロボウル級の才能はあるが、ムラのあるプレイぶりには懸念がある。
1巡中位から2巡と評価に幅がある感じ。大学ではもっと重い体重(265パウンド)でプレイしていたようです。
オーランド・ブラウン・ジュニアは、ブラウンズやレイブンズで活躍したOTオーランド・ブラウン(故人)の息子ですね。父親は審判の投げたフラッグが目に当たって視力が低下してしまい、リハビリで数シーズンを棒に振って、裁判になったことでも知られています。父親も大きかった印象がありますけど、息子も巨大ですねー