ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 13

デンバーポストの記者がファンの質問に答えている記事。

担当はNick Kosmider氏。

 

スーパーボウルは凄い試合でしたねー

 

Should the Broncos try to trade for Eagles Super Bowl MVP Nick Foles?

 

 

イーグルススーパーボウルで勝利したけど、ブロンコスはQBニック・フォールズの獲得を考えるべきだろうか? トレードの代償はどれくらいになる?

 

フォールズに価値があるのは間違いない。私の友人はカーディナルスのファンだが、チームがスーパーボウルMVPであるフォールズを獲得するかもしれないというアイデアにクラクラしていた。そして、同じように考えているのは彼だけではない。今のところ、およそ10チームがQBを必要としており、QBを獲得するのは大変なことだ。プレイオフでの活躍により、フォールズはいくつかのチームで候補に入っただろう。

そして、先発QBにどれくらいの価値があるかを考えれば、イーグルスがトレードの代償に1巡指名権を求めたとしても不合理ではない。とはいえ、ブロンコスの1巡5位の指名権は高すぎるかもしれない。また、イーグルスがフォールズをトレードするかもまだ決まっていない。イーグルスはリーグでベストの控えQBがいたおかげで、スーパーボウルに勝ったばかりだ。先発QBのカーソン・ウェンツはACLを怪我し、復帰がいつになるかはまだはっきりしない。もしかしたら、このままフォールズを残したいと考えるかもしれない。

 

 

もしブロンコスがドラフト1巡でQBを指名するなら、誰になると思う?

 

1巡5位で指名するような場合、誰に興味を持っているかを他チームに知られてしまうと非常に不利になる。なので、チームはそれを隠すだろう。我々に分かっていることは、チームがQBベイカー・メイフィールドと、QBジョシュ・アレンの評価に(QBサム・ダーノルドやQBジョシュ・ローゼンよりも)時間を使ってきたということだ。しかし、だからと言って、ダーノルドやローゼンに興味がないということにはならない。彼らについても同じように調査するだろう。QBの指名は、誰が残っているかにも左右されるし、FAで誰と契約するかにも影響される。

 

 

新人QBチャド・ケリー(7巡)はどうなってる? OTAやトレーニングキャンプには間に合いそう?

 

ケリーは大学時代の負傷により怪我人リストに入っていたが、秋に簡単な練習をして、そのまま怪我人リストでシーズンを終えた。チームの成績を考えると、怪我がなければ、4番目のQBとして出場できたかもしれない。とはいえ、彼はOTAやキャンプには準備ができているはずだ。先発になるチャンスがあるか? その可能性は低いと思うが、健康な彼が練習でどれくらいやれるか、チームは熱心に見たいだろう。しかし、今のところ彼は育成候補の選手だ。

 

 

QBカーク・カズンズ(レッドスキンズ)に、平均30ミリオン払うのは良い考えだと思う? それとも悪い考え?

 

市場価格に良いも悪いもない。ブロンコスは安定したQBを死ぬほど必要としている。良いQBを獲得するのは大変だ。良いQBが市場に出てくれば、その価格は高くなる。もしブロンコスがカズンズと契約するならば、契約の構造や、どれほどサラリーキャップに余裕を残せるかが、実際のお金よりも大事になる。とはいえ、カズンズの長期契約は平均30ミリオンあたりになると思う。もしかしたら少し安くなるかもしれないが、それは3月になるまで分からない。

 

 

OLBシャック・バレットとの再契約は、どれくらいの優先度?

 

バレットは制限付きFA(RFA)なので、チームがどのテンダー・オファー(1巡テンダー、2巡テンダー、オリジナル指名テンダー)を与えるかによって、どれくらい評価しているかが明らかになる。私の予想では(2016年のILBトッド・デイビス、ILBブランドン・マーシャルと同じ)2巡テンダーになるのではないかと思う。チームはその後にマーシャルと長期契約を結んだが、デイビスは1年契約だったのでこのオフでFAになる。チームがバレットをどう扱うかはまだ分からないが、今シーズンの活躍を気に入っているのは間違いない。なので、来年もチームに残ったとしても驚きはない。この件に関しては、ブロンコスに主導権がある。

 

 

OLBシャック・バレットは、OLBシェーン・レイよりも活躍できると思う。同意する?

 

2017年は、シェーン・レイ(2015年1巡)にとって、とても不本意なシーズンになった。OLBデマーカス・ウェアが引退し、レイはより大きな役割で活躍することを期待されていた。しかし、彼はトレーニング・キャンプの初週に手首を怪我して、手術をすることになった。彼はシーズン中に復帰したが、以前と同じ選手ではなかった。彼は怪我で筋力トレーニングができず、かなり体重が落ちてしまった。それはパスラッシュにも影響した。なので、昨シーズンの内容だけでレイを評価し、OLBバレットよりも劣ると言うのは違うだろう。レイにはユニークで爆発的な身体能力がある。もし万全の状態に戻れば、彼が復活すると信じるのだけの理由はある。

 

 

現在チームにいるQB4人のうち、トレーニング・キャンプが始まるまでにいなくなっているのは誰だろう?

 

FA契約の結果が出るまで分からないが、UFAであるQBブロック・オスワイラーが去るのは間違いないだろう。イーグルスの優勝を受けて、オスワイラーのような実績のある控えQBにお金を使うチームは増えると思う。同じ理由で、QBトレバー・シーミアンもトレード放出の候補になるかもしれない。個人的には、この2人が移籍することになっても驚きはない。QBパクストン・リンチとQBチャド・ケリーはキャンプに参加すると思う。

 

 

ブロンコスサラリーキャップはどうなってる?

 

2018年のサラリーキャップ額は178ミリオンになると予想されている。Sportacによると、ブロンコスはおよそ24.7ミリオンの余裕がある。チームはいくつかの解雇や契約見直しをすれば、さらに余裕を作ることができる。要するに、チームは必要なキャップを空けて、QBカズンズのような選手と契約することも可能だ。

 

 

大学フットボールのラン・パス・オプション(RPO)が、NFLでも受け入れられているようだけど、QBパクストン・リンチもRPOならもっと活躍できると思うのは拡大解釈だろうか?

 

拡大解釈だとは思わない。NFLのチームがスプレッド・オフェンスのコンセプトを導入するだけでも、大学QBはより簡単にプロで順応することができるだろう。今シーズンはそういうチームが増えたし、NFLはその方向に進んでいると思う。それがQB育成のやり方であり、QBによく知っていることをすぐにやらせることもできる。パクストン・リンチも(同じように育成していれば)プロ入り最初の2年間でその恩恵を受けることができていたはずだと思う。