ブロンコス公式のデプスチャート(9月7日更新版)が発表されていますので、今年も簡単にチェックしておきたいと思います。
- 黄色=新しく加入した選手
- 青色=ドラフトで指名した新人選手
- 緑色=ドラフト外で契約した新人FA選手
- PS=練習生
オフェンス(24人)
QB
先発はシーホークスからラッセル・ウィルソンが大型トレードで加入。5年245ミリオンの契約延長もまとまり、後は活躍を祈るのみ!!
控えQBはドラ外4年目のブレット・リッピン(マーク・リッピンの甥)が勝利。敗れたプロ15年目のジョシュ・ジョンソンもPSで残留。
RB
先発には2年目のジャボンテ・ウィリアムズ(903ヤード 4TD)が昇格。
FAになっていたベテランのメルビン・ゴードン(918ヤード 8TD)とも1年2.5ミリオンで再契約し、昨年と同じくコンビで走る。
昨年は怪我で活躍できなかったマイク・ブーンはSTでも貢献。プレシーズンで良いランを見せていたDevine OzigboはPS契約。
WR
先発のティム・パトリックはキャンプで膝のACLを断裂してしまいシーズンエンド。
相棒のコートランド・サットンも2020年にACLをやっており、2021年は数字(776ヤード 2TD)を落としてしまったが、今年は完全復活が期待されている。
2020年の1巡指名ジェリー・ジューディと、2巡指名K. J. ハムラーはどちらも怪我で長期離脱を経験しており、これまで期待されたほどの結果は残せていない。
今年はQBラッセル・ウィルソンが来たので、レシーバーの数字は向上すると予想されている。
新人のモントレル・ワシントンは大学でリターンスペシャリストとして活躍していたが、プレシーズンではそれ以上の存在感を見せている注目株。
控えのタイリー・クリーブランドはSTで活躍する。プレシーズンで結果を出したジェイレン・バージルはドラフト外新人で唯一ロスターに残った。
QBで先発した有名人のケンドール・ヒントンはPSで契約。
ロスターに残ると予想されていたドラフト外新人のブランドン・ジョンソン(MLBで活躍した捕手チャールズ・ジョンソンの息子)はプレシーズンで負傷。IRに登録された(その後放出されたという報道もあり)
TE
昨年の先発ノア・ファント(670ヤード 4TD)はシーホークスに移籍。その穴を3年目のオクエブーナム(330ヤード 2TD)が埋められるか。
レイブンズから来たエリック・トムリンソンはランブロックが売り。
ドラフト3巡で指名した期待の新人グレッグ・ドゥルシッチは練習でハムストリングを負傷し出遅れ。復帰可能な怪我人リストに登録された。
OL
センター、左ガード、左タックルは昨年と同じ。
右ガードは2年目のクイン・マイナーズが開幕から先発。昨年のドラフトではお腹を出した姿が話題になり、シーズンでも(怪我したグラスゴーに代わって)後半の9試合に先発した。
空いていた右タックルは、出戻りベテランのビリー・ターナーと契約。昨年までパッカーズでHCナサニエル・ハケットと一緒だった。膝の負傷でPUPに登録されていたものの先日復帰。開幕戦には出場すると見られている。
控えの層は厚い。ベテランのグラスゴー、新人のワッテンバーグはセンターとガードどちらでもプレイでき、PSにはナタネ・ムティもいる。
FAで契約した49ersのトム・コンプトンは腰を負傷していてPUPで開幕を迎える。それもあってベテランのキャム・フレミングを呼び戻している。
ラン攻撃は今年からゾーンブロックが導入される。QBラッセル・ウィルソンを守るパスプロも重要になる。
ディフェンス(26人)
DE
シェルビー・ハリスはトレードでシーホークスに移籍。
2019年の3巡指名ドレモント・ジョーンズは3年間で12サックを記録しており、さらなる飛躍が期待されている。
プロ8年目のデショーン・ウィリアムズは主に控えだったが、過去2年は怪我人の代わりで先発してきた経験がある。2018年からブロンコスのPSを出たり入ったりしており、カナディアン・フットボールにも在籍していた。
控えは新人のウワズリケとマット・ヘニングセンがロスターに残った。
2020年の3巡指名マクテルビン・アジームと、2019年からブロンコスにいるジョナサン・ハリスは開幕前にカットされたが、PS契約でキープしている。
ドラフトでは2人指名したものの、まだ不安が残るポジション。
DT
弱点だったラン守備を改善するため、FAで49ersのD. J. ジョーンズを獲得。ベテランのマイク・パーセルも控えている。
OLB
2018年の1巡指名ブラッドリー・チャブは勝負の年になる。新人年には12サックを記録しているが、怪我で不本意なシーズンが続いている。来年FAになる予定。
FAでカウボーイズのランディ・グレゴリーを獲得。5年70ミリオン。リスクはあるが当たれば大きそうな選手。怪我が多いのは不安材料。
今年のドラフトで最初に指名(2巡)したニック・ボニートは、合同練習やプレシーズンでサックを量産。将来が楽しみなパスラッシャー。
2年目のバロン・ブラウニングはチーム事情でILBに入っていたが、今年はOLBでプレイする。本来のポジションに戻り、プレシーズンでも活躍を見せた。
控えには2年目のジョナサン・クーパーがおり、3年目のアーロン・パトリックもSTで貢献する。
このポジションは層が厚く、地味ながら活躍していた控えのマリク・リードは余ってしまい、開幕前にスティーラーズへとトレードされた。
ILB
FAになっていた先発のジョジー・ジュエルと再契約。A. J. ジョンソンとは再契約せず、代わりに3年目のジョナス・グリフィスが先発する。
控えはイーグルスのアレックス・シングルトンと契約。2015年のドラフト外で、カナディアン・フットボール(CFL)でも3年間プレイしている28歳。イーグルスではSTの主力として貢献していた。
プレシーズン3試合目で目立っていたハワイ出身のカナイ・マウガはPS契約。
ここも不安のあるポジション。
CB
2021年の1巡指名パトリック・サーティンIIが開幕から先発する。昨年も怪我人に代わって11試合に先発している。
反対側はベテランのロナルド・ダービーが先発。やや怪我が多く、昨年も数試合欠場している。
3番目はFAで49ersのケイウォン・ウィリアムズを補強。2年7ミリオンの契約。スロットをカバーする。
今年の4巡指名ダマリ・マシスは控え。3年目のオージェイムーディアがプレシーズンで肘を脱臼して復帰可能なIRに入ったため、開幕前にレイダースをカットされたベテランのダリアス・フィリップスと契約。
ブライス・キャラハン、カイル・フラーが去り、層の薄さは気になるところ。
S
プロ13年目のカリーム・ジャクソンも1年契約でキープし、今年も同じコンビが先発する。
控えは昨年の5巡指名ケイデン・スターンズ、4年目のP. J. ロック、新人のターナー・イエルが揃っている。
スペシャルチーム(3人)と怪我人
ST
キッカーとロングスナッパーは変更なし。
パンターの先発争いは3年目のコーリス・ウェイトマンが勝利。左利きで飛距離がある。昨年はスティーラーズで7回蹴って平均52.1ヤードを記録.。今年1月にカットされたところをブロンコスがクレームして獲得していた。
破れたベテランのサム・マーティンはビルズと契約。
リターナーは新人WRモントレル・ワシントンが担う。