ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 35

デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。

 

第3週パッカーズ戦の後。

連敗してしているせいか、チームの将来に関する質問が多くなっております。

 

 

QBジョー・フラッコはあと何試合くらい先発すると思う? ドラ2のQBドリュー・ロックはいつ先発するだろう?

 

ロックはキャンプで親指を負傷し、復帰可能な怪我人リストに登録されている。私の計算が正しければ、ロックがロスターに復帰できるのは11月1週のブラウンズ戦になる。

もしブロンコスが前半を終えて2勝6敗の成績だったら、後半はロックに先発として実戦を経験させ、多くを学ばせるために時間を使うことも考えられる。

 

 

ドラ1のTEノア・ファントがバスト(失敗)だと言うのは早すぎる?

 

それはいくらなんでも早すぎる。しかしながら前にも言ったように、ドラフト1巡でトレードダウンしてアイオワ大学で2番目に評価されていたタイトエンドを指名したことは、私にはまったく理解できない。

ファントには優れた身体能力がある。それは間違いない。しかし、ドラフト前から彼の試合におけるメンタル的、精神的な側面には疑問が持たれていた。NFLは新人にとって厳しい世界だ。ミスもやらかす。ファントがそれにどう対応するか、そして彼に疑問を持っていたスカウトたちを見返せるかどうか、しばらく見てみよう。

 

(ファントは3試合を終えてレシーブ9回で99ヤードを記録しており、今のところ新人TEのレシーブ数としてはリーグ1位になっていて、けして悪い数字ではないのですが、パッカーズ戦のファンブルなど試合中のミスが多い点も指摘されていますね)

 

 

コーチの変更はある?

 

とうとうこの話題が出た。パニックの始まりだ。わずか3週でHCヴィック・ファンジオを解雇する? ちょっと落ち着こう。

ファンジオは良い人物だ。ロッカールームの選手たちも彼を気に入っているし、信頼し尊敬している。しかし、こうした良好な関係も、ファンジオが試合に勝てると証明できなければすぐに壊れ始める。

私は以前に「もしファンジオが0勝2敗のスタートだったら、彼がデンバーで長くやるのは難しくなるだろう」という発言をした。それはGMエルウェイが2019年に彼を解雇するという意味ではなかったし、今もその考えは変わっていない。

しかし、これまでの歴史を見て、開幕から3連敗した1年目のヘッドコーチのうち何人がそのチームで5年間(あるいは3年間)コーチしているだろうか? 私はそのデータを持ち合わせてはいないが、開幕3連敗がコーチのキャリアとってかなり危ない成績であることは間違いない。

 

 

なんでブロンコスはDCウェイド・フィリップス(優勝した時の守備コーディネーター)を放出しちゃったんだろうね

 

お金だ。フィリップスは大金を求めた。GMエルウェイはその金額を払いたくなかった。それは契約の問題だった。そこでフィリップスは新しいチームを探した。そしてラムズという新天地を見つけた。

 

 

昨シーズンが終わって以降、チーフスに対抗するためにブロンコスが強化した部分ってどこかある?

 

現時点で私が出せるベストの答えは「2巡指名のOGダルトン・ライズナー」ということになる。彼は攻撃ガードなので、もちろんチーフスの攻撃を防ぐことはできない。

しかし、ライズナーは勝者だ。そしてタフだ。プロボウル級のポテンシャルも持ち合わせている。間違いなく、これは素晴らしい指名だった。

私が常々言っていることではあるが、ドラフトのゴールはひとつしかない。それは優れた選手を指名することだ。すべてのチームはどの指名順位であっても、もっともスターまたは先発になれる可能性が高い選手を指名すべきだ。ニーズで指名するのは負け組だ。優れた選手がチームを優勝に導く。

 

 

ペイトン・マニングをチームに呼んで、エルウェイ勇退したら後継者にするのはどうだろう? 可能性はある?

 

マニングがインターンになる? メデイアの一員としてエルウェイにコーヒーを出したり、プレスルームでメディア関係者にピザを配ったりする? いや、それはないだろう。もしマニングがNFLフランチャイズの仕事をやりたいと望むなら、彼は自分のやりたいようにやるはずだ。

 

 

NFLのトレード期限が迫っているけど、なにか動きがあると思う? 将来のために選手を放出するのは見たくない。

 

ブロンコスは3連敗しており、それほど良いチームとは言えない。しかし、その成績よりは良いチームだ。ここから持ち直して8勝8敗でシーズンを終えるとまでは思えないが、ほとんどの試合で勝ち負けの争いはできるだろう。10月29日の期限までにトレードをする可能性があるか、それを語る前にチームの状況は理解しておきたい。

そう考えると、チームが今シーズンのために短期的な補強をするとは考えにくい。もしトレードによって攻撃ラインを長期的に補強することができるならば、それはまた別の話になる。

そして、もしブロンコスが前半を2勝6敗の成績で終えたなら、エルウェイはチームの再建を真剣にやるのかどうか決断する必要がある。破壊と再建の最初のステップには、CBクリス・ハリスとOLBボン・ミラーに関して他チームからのオファーを真剣に検討し、トレードによって将来の1巡指名権などをもらえるのかどうかを知ることも含まれる。

 

 

LTギャレット・ボールズは先発を続けている。悲しいけど、今やこのチームでは二流であることが許容されている。エルウェイはもうGMとして長くない?

 

ボールズがレフトタックルで先発を続けているのには2つの理由がある。1つ目はOLコーチのマイク・マンチャックにボールズを指導させる公平なチャンスを与えるためだ。

2つ目はRTジャワーン・ジェームズに怪我から回復するチャンスを与え、ライトタックルの先発として復帰できるようにするためだ。

ジェームズが復帰して右側に入れば(現在代わりに右側に入っている)控えOTイライジャ・ウィルキンソンを左側の先発に移動させることも可能になる。また、コーチがジェームスを左側に移動させることを決断した場合でも、ウィルキンソンをそのまま右側に残すことができる。これは(今すぐボールズを移動させるよりも)賢いやり方だ。

 

 

CBアイザック・イアダムはパッカーズ戦で25%のスナップしかプレイしなかった。彼には先発するだけの能力があるのだろうか?

 

若い選手がミスをやらかすのは仕方ないことだ。しかし同時に、本当に能力がある選手はプロでも早いうちから頭角を現すものだと私は思っている。イアダムはプロでは控え選手が限界だろう。なので、ファンジオがなぜ彼を使い続けたのか私には理解できない。

 

パッカーズ戦では途中からイアダムを下げて、CBデバンテ・ボーズビーが出ていましたが、なかなか目立っていましたね。消滅したAAFで活躍していた選手です)

 

 

 

さて、第3週のパッカーズ戦は16対27で敗北。

これで開幕3連敗となってしまいました(昨シーズンからは7連敗中…) 

攻撃はランで149ヤードを稼ぎ、35分以上も時間を支配しましたが、ターンオーバーを3回やらかし、追いかける苦しい展開から攻撃ラインがやられてQBフラッコは6回サックされ、結局16得点しか決めることができませんでした。

守備も3rdダウンはよく阻止しましたが、パスラッシュは皆無で、いまだに1つのサックもターンオーバーも奪えておらず、攻撃のミスのせいで自陣内から守ることになり、点差を広げられてしまいました。

この試合もチャンスはあったと思いますが、やはり敵地で3個のターンオーバーをやらかしては勝てないですね。もっとミスを減らす必要があります。

 

次は話題の新人QBガードナー・ミンシュー率いるジャガーズ戦。 ホームですし、負けられない試合ですね(ここで勝っておかないと・・・)