ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 34

デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。

 

第2週ベアーズ戦の後です。

開幕2連敗ということで、厳しい話題が多くなっております。特にあの選手について・・・ 

 

 

いつになったらGMエルウェイは責任を取るのだろうか。エルウェイはFAでチームを作り成功したが、それはもう何年も前の話だ。怪我は別として、攻撃ラインはずっと酷いままだし、それはドラフトの失敗のせいだ。あと、チームはいつLTギャレット・ボールズを諦めると思う?

 

ブロンコスの惨状はエルウェイから始まっている。エルウェイには絶対的に明確にペイトン・マニングと契約してチームを第50回スーパーボウル制覇に導いた功績がある。しかし、成功の功績は転落の責任へと続いている。

ブロンコスは過去40試合で13勝27敗の成績だ。これはリーグの底辺といえる。そして、それはエルウェイの責任だ。

ドラフト1巡でLTギャレット・ボールズを指名したのも愚かだった。ボールズを矯正するため、チームはOLコーチにマイク・マンチャックを雇った。この数か月間、私はマンチャックはボールズを評価していないという兆候を感じている。それでも(ボールズを諦める前に)1年間はチャンスを与えてマンチャックに指導させるのは理にかなっているだろう。ボールスのプレイを見るのがどれだけ苦痛だとしてもだ。

 

 

ブロンコスは本当に見た目ほど酷いの? ベアーズ戦は勝てたと思うし、なにか良かったとこはない? 個人的には審判に勝利を奪われた気持ちだ。

 

酷い。本当に酷い。私はブロンコスが1点差でベアーズに勝つと予想していた。前半を終えて13対3で負けている時でも、私はここからブロンコスは追いついて勝つとまわりに語っていた。私は正しかった。そして、完全に間違っていた。

ブロンコスはあの試合に勝てたはずだった。しかし負けた。そして、それは審判の責任ではない。ベアーズのQBミッチ・トラビスキーは試合のほとんどで低調だった。それなのに最後に4thダウン残り25ヤードを更新させてしまった。それが敗因だ。

酷いチームは負ける方法を見つける。ブロンコスは理解を超えるやり方で勝利を吹き飛ばした。たしかに審判の助けを借りたかもしれない。しかし、開幕から勝てる可能性のある相手に2連敗してしまって、どうすればシーズン10敗を避けられるのか私には分からない。

ブロンコスには私が間違っていることを証明してもらいたい。それはそれとして、私は開幕戦に負けた後に書いた記事を繰り返したい。それは「アラバマ大学のQB Tua Tagovailoa(あるいはジョージア大学のQB Jake Fromm)を指名するためにタンクしろ」である。4勝12敗でシーズンを終えたら、来年のドラフト1巡トップ5でトップQBの誰かを指名できるはずだ。

 

 

現実的に考えて、ブロンコスの初勝利はいつになると思う?

 

ブロンコスは酷いが、無能ではない。ボン・ミラーもいずれはサックを決めるはずだ。そうだろう? 次のホームゲームは第4週のジャガーズ戦になる。ブロンコスがこの試合に負けたら私はショックを受けるだろう。

 

 

なんでチームはLTギャレット・ボールズを控えに降格させないの? ファンは彼を嫌っているし、彼のプレイは毒になっている。

 

ボールズの新人年に私はこう書いた。NFLでプレイするのに天才である必要はない。しかし、レフトタックルは頭脳が必要なポジションである。そして、ボールズにはこのポジションをプレイするだけのメンタル的な鋭さがない。

当時、この意見は酷いと否定された。しかしボールズを見ていれば、彼が失敗から学んでいないことが分かるだろう。パスラッシャーに抜かれると冷静さを失い、相手をタックルしてしまう。

もうひとつ、私が前から言っている意見がある。チームはボールズをライトタックルに移動させるべきだ。右側なら彼は激しい強さを発揮して、成功できるチャンスがあるかもしれない。

 

 

今のところOLコーチにマイク・マンチャックが就任した効果が見られない。LTボールズが第3週も先発する理由ってあるの? 控え選手を先発させてほしい。

 

わお、ボールズに関する意見ばかりだ(もちろん理解はできる)。私がこれまで言ってきたように、マンチャックは優れた教師だ。しかし優れた教師には、その能力を発揮するための素材が必要だ。

私には長年の間に得たスポーツのセオリーがある。教師(そしてコーチ)はD評価の生徒をC-評価にしようと時間を使いすぎる傾向がある。おそらく、こうした努力は中学校の数学教師にとっては理にかなっている。彼らの優しさや関心は尊敬に値する。

しかし、こうした努力はプロフットボールではまったく意味がない。A評価の選手がチームを勝利に導く。C-評価の選手はロスターを埋める存在でしかない。なので、コーチがB+評価の選手をA評価の選手にするために時間と労力を使うのは理解できるし、素晴らしいことだ。

一方で、ボールズを1巡指名したことが失敗でなかったと証明するために時間を使うのは、おそらく失敗に終わるだろう。

 

 

なんだかんだ言って、前HCバンス・ジョセフは悪いコーチじゃなかったのかもね。今のチームが昨年よりも優れているようには見えないよ。

 

バンス・ジョセフはヘッドコーチをやる準備ができていなかった。そして、正直に言うと、我々はヴィック・ファンジオから成長の痛みを経験している。しかし、このチームの問題その大部分はロスターにタレントが不足しているのが原因だ。

 

 

審判がタイムアウトを認めて、最後に1秒残したのは酷い判断だった。CBクリス・ハリスが倒れたレシーバーにすぐにタッチぜすに数秒待っていれば、そのまま時間切れになって試合は終了していたと思う?

 

一瞬の判断で、クリス・ハリスはレシーバーが起き上がってエンドゾーンに走るのを阻止するためにタッチした。私にはこの判断を非難できない。後からスローでリプレイ映像を見れば何とでも言えるし、ハリスを非難することもできるだろう。だが、人生もスポーツもスロー映像ではないのだ。

 

 

ブロンコスは酷いかもしれないけど、審判はもっと最悪だ!

 

あの試合で両チームにコールされたアンネセサリー・ラフネスの反則は馬鹿げたものだった。第1QにベアーズのLBフロイドがTEノア・ファントをタックルして反則を取られた時、私は唖然となり、プレスボックスで声を上げた。

最後の攻撃シリーズ、確かにOLBブラッドリー・チャブのプレイは反則を取られるべきではなかった。しかし、第3Qにはベアーズの選手も理解できないラフィング・ザ・パサーの反則をとられており、それがブロンコスのFGに繋がっている。

 

 

なんでチームは控え選手をローテーションさせて、ボン・ミラーをサイドラインで休息させないの?

 

昨年の控えOLBシャック・バレットはバッカニアーズに移籍してプレイしている。チームは彼と再契約しなかった。HCヴィック・ファンジオはキャンプ序盤で語っていたとおり、明らかにチームの控え選手をそれほど信頼していない。ここではファンジオを擁護するつもりも叩くつもりもない。単に説明しようとしているだけだ。

疲労がボン・ミラーの大きな問題になっているとは思えない。彼はこの2試合、良いプレイをしていない。そして、チームが勝つためにはボンスターの活躍が必要だ。

 

 

ブロンコスを運営をしているトラストは、必要ならエルウェイを解雇できるのだろうか? 彼は地元の英雄だ。偉大な選手の多くはコーチやGMに転身して失敗しているか、せいぜい平均的な業績しか残せていない。彼らはエゴが強すぎ、賢さが足りない。例外はジェリー・ウエストやオジー・ニューサムなど少数だけだ。

 

エルウェイの状況について、現時点での私の意見を述べたい。エルウェイは今年の10月で60歳になる。彼はブロンコスの選手とフロントの両方でスーパーボウルに勝利している。これらはけして小さな業績ではない。

しかし、我々はみんなエルウェイがどれだけ負けず嫌いか知っている。なので、彼はチームをトップに返り咲かせようと必死に働く一方で、オーナー問題(ボウレン家の後継者争い)でチームが正常に機能しなくなり、それが長期化するようであれば、辞任することも考えるかもしれない。

 

 

 

 

やはりLTギャレット・ボールズは散々に叩かれてますねえ…

すでに反則王として知られている選手ではありますが、この試合ではホールディングの反則を4回も取られてしまい、その度に地元のファンからブーイングされるという事態になってしまいました。

反則で10ヤード下がると、攻撃ドライブの勢いはそこで死んでしまうので、この問題はかなり深刻ですね。

HCファンジオは以前「反則はテクニックの欠如から来る。テクニックがないのをごまかすために反則を犯すのだ」と語っていました。

個人的には、ボールズがこの先テクニックを向上させ、劇的に反則を減らせるとは思えないですが、少なくとも今シーズンはこのままやるしかないのかなと思います。

 

 

さて、第2週のベアーズ戦は14対16で敗北。

これで1999年以来となる開幕2連敗になってしまいました…(1999年はエルウェイが引退したこともあって開幕から4連敗しております)

残り時間がゼロになって勝利したと思った直後、審判が時計を残り1秒に戻し、逆転FGを決められて負けるという劇的なエンディングになったので、ショックも大きかったです。

オフェンスは何度も敵陣に侵入し、QBジョー・フラッコも勝つのに必要なだけの活躍は見せていたと思いますし、WRエマニュエル・サンダースもアキレス腱を切った後とは思えない奮闘ぶりでした。最後の2ポイント勝負も熱かった。

しかし(ファンジオも語っているように)攻撃が14点しか決められないとなかなか勝てないです。このままだとこの先も苦しい戦いになってしまうので、新OCスキャンガレーロにはどうにか結果を出してもらいたいですね(レッドゾーンでTDを決める必要があります…)

そろそろ攻守ともに勝利を呼び込むようなビックプレイが見たい!