ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 6の2

デンバーポストの記者がファンの質問に答えている記事。

担当はNicki Jhabvala氏。

 

Lunch Special: Where should John Elway look for the Broncos 2018 starting QB? – The Denver Post

 

 

 

あなたがエルウェイなら、来年のQB補強は内部、ドラフト、FAどれを優先する?

 

思うに、まずはドラフトから始めるべきだ。ブロンコスは1月のシニアボウル(大学4年生のオールスター戦)で熱心に活動するだろう。2018年の先発QBは今チームにいないと思う。チームはトレバー・シーミアン、パクストン・リンチ、ブロック・オスワイラーの3人を試したが、QB問題の答えは見つからなかった。怪我人リストに入っているチャド・ケリー(7巡指名)のポテンシャルに関しては、ほとんど分かっていないが、今のところ練習にも参加しておらず、プロのスナップも経験していない。

今年のドラフトはQBの層が厚く、おそらくブロンコスはトップ5の指名を獲得するだろう。しかし、即戦力を見つけるのは博打だ。どれだけスカウト調査をしても、若い選手がプロでどれだけやれるかは分からない。また、往々にして、若い選手が成功するには正しいシステム、正しいコーチに恵まれる必要がある。

FA市場でQBを獲得するなら、大金を払う必要がある。その選手の価値以上に払うことになるかもしれない。もしレッドスキンズがタグを貼らず、再契約にも失敗して、QBカーク・カズンズが市場に出てくれば、平均30ミリオンの契約が見えてくる。

チーフスも若いQBパトリック・マホームズに世代交代をして、QBアレックス・スミスを放出するかもしれないが、その場合でも大金が必要なのは変わらない。

オフシーズンの最重要課題はQB探しになる。ブロンコスはこの2年間で、QBの重要性を身をもって体感した。

 

 

 残り4試合を1勝3敗だったら、HCヴァンス・ジョセフはクビになる?

 

ブロンコスはパット・ボウレンの時代(1984年~)になってから、ヘッドコーチを1年で解雇したことがない。しかし、何が起きても驚きはない。HCジョセフの将来は、残り試合の成績とは関係ないだろう。もし代わりのヘッドコーチ探しが上手くいかなければ、エルウェイはジョセフを残すことになると思う。

そうは言っても、ブロンコスはこのオフに大きな変化が待っているはずだ。それは選手だけでなく、おそらくコーチも含まれている。仮にHCジョセフが残ったとしても、彼のアシスタントたちは残れないかもしれない。最低でも、新しい攻撃コーディネーターは探すだろう。

 

 

ブロンコスは、ゲイリー・クービアック(前HC)と、ウエイド・フィリップス(前DC)を失ったせいで、大きく苦しんでいると思う。

 

クービアックはアドバイザーとして今もチームに残っている。彼の助言は、これからのQB探しやオフェンスの立て直しにおいて、大きな助けになるはずだ。

フィリップスは、選手やコーチから尊敬される存在だった。しかし、チームはアシスタント・コーチのジョー・ウッズに守備コーディネーターの仕事がやれると判断した。ウッズはフィリップスの3-4守備を踏襲したが、Sジャスティン・シモンズの抜擢や、OLBデマーカス・ウェアの引退により、スキームやパーソネルにいくつかの変更を加えた。

守備にはまだ十分な戦力が残っており、ラン守備とパス守備の両方でトップ5位に入っているのはブロンコスだけだ。しかし、チームは怪我で何人もの選手を失い、たいていリードされ追いかける展開でプレイしなければならなかった。

 

 

平均30ミリオンの契約をしているQBなんているの?

 

QBマシュー・スタフォード(ライオンズ)は、5年135ミリオンで契約を延長した。これは平均すると27ミリオンになる。もしカーク・カズンズがFA市場に出れば、彼はこれに次ぐQBになるかもしれない。もしレッドスキンズが彼に3年連続となるタグを使えば、彼は34ミリオンを全額保証で受け取ることになる。

 

 

コーチたちは残り4週間このまま残ると思う? DCのジョー・ウッズや、STコーチのブロック・オリボが解雇される可能性は?

 

チームは今のところコーチの変更はしないと聞いている。思うに、変更はシーズン終了後になるだろう。ブロンコスはすでにプレイオフから脱落しており、今すぐにコーチを変える意味はない。

 

 

ファンブルを連発しているWRマッケンジーをなぜパントリターナーに戻したのか? 今週もまたファンブルした。決めたコーチはクビにすべきだ。

 

マッケンジーの復帰は驚きだった。代役のWRジョーダン・テイラーは(ボールをキャッチするという点においては)うまくやっていた。

マッケンジーを復帰させた判断について、HCヴァンス・ジョセフは月曜にこう語った。

「彼は我々のパントリターナーだ。チームにスパークを与えてくれる選手を求めている。ボールを持っている彼は、スペシャルなリターナーだ。明らかに、彼はボールをキャッチし、それを守るのに苦戦している。個人的には、2週間の休みがあれば、その問題を克服できると考えていた。しかし、それは間違いだった。彼にはもっと時間が必要だ。私は彼を諦めない。彼はパントリターナーとしてドラフトされた。彼は(ボールを守っている時は)平均10ヤードのリターンを記録している。私は彼を責めない。彼はまだ若い選手なのだ」

ドルフィンズ戦で19番のジャキーム・グラントを見ただろう。彼も似たような話を経験している選手だ(HCジョセフは昨年までドルフィンズにいた)。昨年、我々は彼を第8週からシーズン最後までベンチに下げた。なぜなら彼もボールを守れなかったからだ。日曜の試合で彼を見ただろう。今の彼はとても自信を持っているリターナーだ。我々は同じことがマッケンジーにも起こることを期待している。しかし今は、彼を試合に出すリスクを犯せない」

ということで、今シーズンの残りは、ジョーダン・テイラーがリターナーをやることになる。