デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。
第6週タイタンズ戦の後。
ブロンコスは4連敗の後に2連勝。ひさしぶりにホームで勝利しました。
今のブロンコスはプレイオフを狙えるチームだろうか? 連勝はしたけど相手はタイタンズとチャージャーズだ。でもAFCは混沌としていてチャンスはあるかも
プレイオフ? プレイオフ? プレイオフだと!?(ジム・モーラの有名な会見ネタ)。ちょっと落ち着こうか。たしかに2連勝は落ち込んでいたファンにとって素晴らしい結果だ。私は特にHCヴィック・ファンジオのために良かったと思っている。彼は良い人物だ。彼はチームが酷い時でも誰かのせいにはしなかった。
しかし、スティーラーズがチャージャーズを倒したサンデーナイトの試合を見ただろうか。スティーラーズは無名大学出身の第3QBが先発していた。そして、タイタンズのQBマーカス・マリオタは、ドラフトの全体2位で指名されたころの輝きをマイルハイで完全に失ってしまった。
もちろんブロンコスの守備も活躍した。LBアレキサンダー・ジョンソンの出現もその活躍に貢献している。しかし、ブロンコスの攻撃はまだ酷い。1試合平均17.7得点でプレイオフに進出するのは難しい。
シーズン開幕前、私は7勝9敗と予想した。開幕4連敗した後はせいぜい5勝か6勝が限界だろうと考えた。そして今はどうか? 正直言って、今後のスケジュールはなかなか厳しい。アウェイでコルツ、バイキングス、テキサンズ、チーフス、ビルズとの対戦が残っている。多くの勝利を期待するのは難しい。
ブロンコスは5勝から7勝の間になるのではと思っている。7勝9敗になっても驚きはない。しかし(いくら今年のAFCでも)7勝でプレイオフ進出は無理だろう。
タイタンズ戦はすごいパントの数だった。あれは何だったのか?
前半は両チームともパントしかしなかった。ブロンコスは先制FGを決めてリードしたが、それもパントリターンでの前進のおかげだった。この試合の前半の合計パント数は(私の記憶が間違っていなければ)今シーズンの最多記録だったはずだ。
ブロンコスは再建モードで、WRエマニュエル・サンダースも今年が最後になる。それならWRアントニオ・ブラウンと契約してはどうだろう。今なら安く契約できるかもしれない。
あと、ブロンコスのトップ100の紹介で、マニングに対する声援はエルウェイに対するものよりも5倍は大きかったことに気がついた?
アントニオ・ブラウンと契約すべきだって? 君は酔っているのかい?
その昔、ブラウンはもっとも危険なレシーバーだった。そして今では、もっとも間抜けなレシーバーと言えるかもしれない。 そんなブラウンと契約したら、エルウェイへの声援はますます小さくなるだろう。絶対にNOだ。
ブロンコスがこの先もちょこちょこ勝ち続けたとして、新人QBドリュー・ロックの出番はある?
完全にプレイオフ争いから脱落するまでは、ブロンコスはQBジョー・フラッコを変えないという意見もある。それは理解できる。
しかし、フラッコはタイタンズ戦で180ヤード、QBレイティング67だった。もしロックがこのていどの数字すら出せないというのであれば、エルウェイはドラフトでまた失敗したといわざるを得ない。
もしフラッコがあいかわらずのプレイぶりで、ブロンコスは11月1週目に勝率5割あたりの成績だったとする。その時点で、チームはロックにチャンスを与えることになるかもしれない。
たしか昨年の11月、レイブンズではフラッコが負傷し、新人QBラマー・ジャクソンにチャンスが与えられた。 そして4勝5敗だったチームはそこから6勝してプレイオフに進出している。
いつになったら中学生レベルの攻撃は、プロレベルの攻撃になる?
中学生レベル? ブロンコスの攻撃が近いうちに、ディープへのパスをばんばん投げるようになるとは思えない。次は木曜ゲームでチーフスと対戦するが、パスの投げ合いをやりたいだろうか。ブロンコスはラン攻撃でボールをコントロールして時間を使い、20対17くらいのスコアでなんとか勝利を狙うだろう。
アントニオ・ブラウンはー(以下略)
もう彼の名前は出さないでくれ。約束だ。さあ次の質問に進もう。
ブロンコスは2連勝したけど、これで峠は越して復活しつつあると言える? それともただ弱いチームに勝っただけ?
チームは息を吹き返した。そしてシーズンはまだ死んではいない。しかし、峠を越したと言うためには、次のチーフス戦に勝つ必要があるだろう。負ければ2勝5敗になり、我々はまた新人QBロックがいつ先発するのか待つようになる。
QBパトリック・マホームズ(チーフス)の魔法はもう消えてしまった? 去年はすごい活躍だった
まず最初に、マホームズが大学を出てプロ入りした時、私は彼がここまでの選手になるとは予想できなかった。なので、彼に関してはただ脱帽することしかできない。
とはいえ、私はマホームズよりもテキサンズのQBデショーン・ワットソンの方を気に入っている。彼はチーフスに勝ったばかりだ。
しかし、それでもマホームズの魔法が消えてしまったとは思わない。おそらく彼は足首の負傷をかかえてプレイしている。彼は痛んでいるのだと思う。そして、ブロンコスにとってはそこに勝つチャンスがある。
攻撃のプレイコールはどう思う? 攻撃コーディネーターには新人らしい苦戦ぶりが見られる
新OCリッチ・スキャンガレーロに関して、私は(もしかしたら必要以上に)悲観的なことを言ってきた。ブロンコス攻撃の問題点は(1)全体的なタレントの不足、(2)攻撃ラインのユニットとしての成長の遅さ、(3)すごく普通なQB、になるだろう。
とはいえ、OCスキャンガレーロにも非難されるべき問題はある。彼はブロンコスの保守的なアプローチの中で賢くやろうとしすぎている。彼は時に相手の裏をかこうとするあまり考えすぎてしまい、最初に成功していたプレイから離れてしまうことがある(奇をてらいすぎるという意味ですね)
しかし、タイタンズ戦でのWRコートランド・サットンへのロングパスは最高のタイミングだった。あれは褒められるべきだろう。
第6週、タイタンズ戦は16対0で勝利。
これで2勝4敗の成績になりました。
前半はパント合戦で、両チームともに攻撃は低調でしたけど、ブロンコスはラン攻撃(計103ヤード、1TD)と、守備の活躍(7サック、3INT)で勝つことができたのかなと思います。守備はようやく機能してきた感がありますね。
特にラン守備は(先発メンバーを入れ替えてから)劇的に向上していて、新先発のNTマイク・パーセル(体重328)、ILBアレキサンダー・ジョンソン(体重255)が褒められていますね。DLシェルビー・ハリス(体重290)をNTからDEに移動し、SSカリーム・ジャクソンが怪我から復帰したのも大きいのかなと思います。
一方でパス守備も、7サック、3INTと文句なしの活躍ではありましたが、現地記事などをチェックしてみると「この試合のQBマーカス・マリオタは、キャリアで最悪のパフォーマンスだった」という評価が目立ちます。
個人的にも、マリオタは怪我する前の将来有望な姿の印象があったので、この試合の出来にはかなり驚きました。
なので、タイタンズの攻撃が悪かったのか、ブロンコスの守備が良かったのか、その両方だったのか、よく分からない感じはあったかと思います(正直、DEデレク・ウルフとDLデマーカス・ウォーカーがそれぞれ2サックも決めている試合なんて記憶にないですし…)。ともあれ、この完封勝利でチームに勢いがついてくれたら嬉しいですねー
- ブロンコスは青ジャージ着用
- 先発RTジャワーン・ジェームズはまだ欠場
- ILBアレキサンダー・ジョンソンが先発し、ジョジー・ジュエルは控え
- WRスペンサーが42ヤードのパントリターン
- 守備は2メンラッシュで3rdダウンを阻止する
- Kのマクマナスが53ヤードのFGを決める(50ヤード以上は7連続失敗中だった)
- Cコナー・マクガバンのショットガンスナップが乱れてボールが転がる
- CBクリス・ハリスがINTを奪う(QBマリオタ今季初INT)
- 後半WRエマニュエル・サンダース膝の負傷でアウト(深刻ではないらしい)
- TEノア・ファントへのロングパスはボールが背中に当たり相手にINTされる
- 第3Q、タイタンズのQBマーカス・マリオタが下げられタネヒル登場
- タイタンズのPカーンが良いパントで目立っていた
- DLデマーカス・ウォーカーがサックを決めて4thダウンギャンブルを阻止
- 最後の4thダウン・ギャンブルもSSカリーム・ジャクソンがINTを決めて阻止
- ブロンコスはホーム連敗が4で止まる
- ブロンコスのパスプロは被サック1回
- 両チームともに3rdダウンの更新率がたったの14%だった
さて、次はすぐに木曜ゲーム、ホームのチーフス戦!
今のブロンコスがどれくらいやれるのか、大きなテストになりそうです。
"We're starting to click at the right time."
— Denver Broncos (@Broncos) 2019年10月14日
"To my #Broncos fans, I hope I was able to make you enjoy the game as much as you made me enjoy it.” - @champbailey#BroncosROF
— Denver Broncos (@Broncos) 2019年10月14日