ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

AFC西地区を制するのは?

すこし前の記事になりますがー 

ESPNAFC西地区の各チームを担当している記者たちが、今シーズンはどのチームが地区優勝するのかを予想しています。

予想は当てにならないかもしれませんけど、ライバルのチームを担当する記者たちがこの地区をどう見ているのかは気になりますね。

 

AFC West Q&A: Who will win the division? - NFL Nation- ESPN

 

  

Jeff Legwold(ブロンコス担当) 

一見したところ、 チーフスには攻撃の戦力は揃っているが、守備に不安がある。レイダースは、新HCジョン・グルーデンの下でロスターを築く時間がまだ必要かもしれない。そして、ブロンコスは5勝11敗の成績から建て直し中だ。

そうなると、キャンプ前の現時点では、チャージャーズが西地区でもっとも完成したチームということになる。もしQBフィリップ・リバースが彼らしい活躍をして、守備が(失点3位、サック数5位だった)昨年のレベルをキープできれば、2009年以来となる地区優勝も達成できるだろう。

ブロンコスには、LBボン・ミラーやCBクリス・ハリスJrなど、スーパーボウルに勝利した守備選手たちが残っており、ドラ1でLBブラッドリー・チャブも加入した。もしQBケイス・キーナムと(新人2人を加えた)レシーバーたちが、チームの得点をリーグのトップ10まで復活させることができれば、ブロンコスワイルドカードに入れるだろう。もしブロンコスの攻撃が昨年のように不発だったら、チーフスがワイルドカードに入る。

 

 

Eric Williams(チャージャーズ担当) 

チャジャーズは2013年以来プレイオフに出ておらず、最後に地区優勝したのは2009年だ。しかし、今年は地区優勝の予想で人気になっている。失点の少ない守備と、得点力のある攻撃で、チャージャーズは予想を現実のものにするだろう。

チーフスはQBアレックス・スミスをトレードで放出し、今年は成績が落ちるはずだ。それでも、チーフスは攻撃のタレントが豊富すぎるほど揃っているし、守備も向上すると思うので、ワイルドカードに入ってくるだろう。レイダースとブロンコスは再建と再編の途中にあるので、今年は勝率5割いけるかどうかだと思う。

 

 

Adam Teicher(チーフス担当) 

レイダースにはHCジョン・グルーデンが来た。ブロンコスにはQBケイス・キーナムが加入した。それでも、この地区はチーフスとチャージャーズの争いになるはずだ。

チーフスは変化のシーズンを迎えるが、再建ではない。新しく先発するQBパトリック・マホームズのまわりには多くのタレントが揃っており、十分な得点が期待できる。とはいえ、不安定な守備をカバーするためには、多くの得点が求められるだろう。

チャージャーズは見た目ほど完全なチームではない。昨シーズンは最後の12試合のうち9試合に勝利しているが、そのうちプレイオフに進出したチームには1勝しかしていない。12月にはチーフスに17点差で敗北しており、そのせいで地区優勝とプレイオフを逃している。

それでも、チャージャーズロスターはもっとも攻守のバランスに優れているので、今年は10勝6敗で地区優勝と予想する。チーフスは9勝7敗でワイルドカードに入るだろう。

 

 

Paul Gutierrez(レイダース担当) 

ここは継続性がカギになる。ブロンコスとチーフスは新しいQBが先発になり、レイダースは新しい(古い)HCジョン・グルーデンが指揮をとる。

チャージャーズはどうか? このチームには将来の殿堂入り候補、QBフィリップ・リバースがおり、リーグでトップランクのパス攻撃を持っている。攻撃ラインはCマイク・パウンシーの加入で向上し、守備にはジョーイ・ボサ(過去2年で23サック)とメルビンイングラム(同18.5サック)のワンツーパンチが揃っている。

昨シーズンは4連敗してから12試合で9勝しており、そのうち終わりの7試合では6勝している。このチームはスロースタートだが、今年は最初の4試合に同地区対戦が1つしかない。 

チーフスの攻撃は、ブロンコスの守備と同じくらい支配的なものになる。レイダースはオールドスクールなHCグルーデンが、若いタレントと安いベテランたちを使って、今日のハイテクなゲームをどう戦うのか、興味深いケース・スタディになるだろう。

この地区はお互いに潰しあい、プレイオフに出るのは1チームだけになるかもしれない。