ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

第4週 チーフス戦

第4週、マンデーナイトのチーフス戦です。 

 

 

  Q1 Q2 Q3 Q4  
K.C(3-0) 3 7 3 14 27
DEN(2-1) 3 10 7 3 23

 

結果は23対27

10点のリードを守れず逆転負けとなりました。

 

 

前半 13 - 10

  • DEN* FG、パント、パント / TDFG(終)
  • K.C  FG、パント / TD、パント

DEN攻撃はFGで先制。KC攻撃は自陣でギャンブルして進み、FGで同点。KCのWRヒルにパントリターンで侵入されるも、DEN守備が3&アウトでパントに抑える。

DEN守備はKCのRBハントにランで大きくゲインされる。そこからゴール前、QBマホームズスクランブルでTDランを決められる。DEN攻撃はWRサットンへのロングパスで侵入し、RBフリーマンがTDランを決めて同点。前半最後、DEN攻撃はギャンブル成功からFGを決めて3点リードで終了。

守備はいくつかミスはあったものの全体的には大健闘。KC攻撃をパス65ヤード、10点に抑えた。攻撃はランを93ヤード(平均8.5ヤード)出した。両チームともにターンオーバーは無かった。

 

後半 23 - 27

  • DEN 被INT、TD / FG、パント、ギャンブル失敗
  • K.C* FG、パント、パント / TDTD、終

K.C攻撃にFGを決められ同点。QBキーナムのパスはTEとDBの競り合いでINTされるが、DEN守備がパントに抑える。DENの反撃はランで進み、最後はRBリンジーがTDランを決めて逆転する。

DENはFGを追加して10点リード。しかし、K.C攻撃は75ヤード進んでTDパスを決める。3点差。DEN攻撃は3&アウト、残り5分でパントを蹴るが35ヤードしか飛ばない。残り1分40秒、KC攻撃はTDランで逆転。残り16秒、攻撃は相手陣内まで攻め込むも、4thダウンのギャンブルを失敗。終了。

10点のリードを守れずに敗北。チーフスはQBマホームズが逆転を演出。ブロンコスは最後に守備、ST、攻撃がそろって勝負所でプレイを決められず、これでは勝てないという感じでした。

 

 

欠場選手

 

CBパックマンジョーンズとSダイモンテ・トーマスが復帰。

TEジェイク・バットが怪我人リストに入ったため、PSからTEブライアン・パーカーがロスターに昇格。

チーフスはSエリック・ベリーが欠場。 

 

 

 

QBケイス・キーナム

  • 前半:14/19回(73.6%)、139ヤード、0TD、0INT、被サック2回
  • 後半:7/14回(50.0%)、106ヤード、0TD、1INT、被サック2回
  • 合計:21/33回(63.6%)、245ヤード、0TD、1INT、Rate 73.4

この試合はゲームマネージャーに徹していたような印象で、第4Qで10点リードの展開に持っていったのは良かったですね。

しかし、味方のラン攻撃が出ており、チーフスのパス守備はリーグ最低クラスだったことを考えると、TDパスはないですし(INTはある)、3rdダウン(2/11)も更新できていない。終盤の大事なところで決められず負けたのも印象が悪いです。

後半にインタを1個やられてますが、解説でも触れられてたように、キーナムのロングパスは滞空時間が長すぎるように見えますね。ボールがレシーバーに届くまでに、守備選手が追いついてしまうことが多いです。コントロールも微妙に良くない。

最後の攻撃ドライブ、空いていたWRデマリアス・トーマスへのパスはオーバースローで失敗。もし、あのパスが決まっていたら勝てたはずだと思うので、これがキーナムの限界なのかなとも感じてしまいました…

 

 

良かった!

  • 新人RBフィリップ・リンジー(12回 69ヤード 初TD)
  • 新人RBロイス・フリーマン(8回 67ヤード 1TD)
  • ラン攻撃は22回 159ヤード(平均7.2) 2TD
  • FBアンディ・ジャノビッチ
  • TEジェフ・ハイアマン(4回、57ヤード)
  • 守備は健闘
  • 反則が少なかった(3回25ヤード)
  • 新人WRコートランド・サットン(3回53ヤード)
  • OLビリー・ターナー(RTベルディアが怪我した後に入っていた)
  • OLBシャック・バレット
  • Kブランドン・マクマナス(42、34、46ヤードのFG全部成功)
  • K.CのQBマホームズ、第4Qの攻撃ドライブ2回

 

逆転で負けたものの、途中までリードしていたこともあり、目立っていた選手も多かったように思います。特にラン攻撃は新人RBコンビが活躍していましたね。

チーフスは今シーズン第1Qに計49点を決めていたそうですが、この試合は3点に抑えるなど、ブロンコスの守備も(予想を裏切る)健闘ぶりだったと思います。

あと、この試合はチーフスのQBマホームズを褒めるしかないですねー。あのエスケープ能力と、そこからパスを決めるビックプレイ能力。頭が痛い存在です。

 

 

悪かったー

  • LTギャレット・ボールズ(被サック、反則)
  • ラン守備(RBカリーム・ハントに121ヤード走られた)
  • 第4Qの逆転を許した攻防
  • 第4Q、3&アウトでパントに終わった攻撃
  • 第4Q、35ヤードの短いパントを蹴ったPマーケット・キング
  • 第4Q、2ndダウン30ヤードを更新された守備
  • OCマスグレイブのプレイコール 

 

Pマーケット・キングは不調。第4Qに35ヤードの短いパントを蹴って、チーフスの逆転勝利をアシストしてしまいましたね。蹴った後にサイドラインで臀部をチェックしていたらしいですが、問題はなかったという話。先週のレイブンズ戦でも良くなくて、チームは他のパンターとPS契約したり、何か不穏な感じもします…

 

この試合の敗因は、マホームズ以外だと、ブロンコスの第4Qの攻防だったかなと思います。

個人的には「第4QにFGではなくTDを決めて14点差にしていれば…」または「残り5分で攻撃が3&アウトにならず時間を使っていれば…」あるいは「最後の攻撃ドライブの最初でサックされず、タイムアウトも消費していなければ…」など、ブロンコスの攻撃がもう少しやっていれば、勝てた試合だったように感じました。こういう負け方はコーチの責任が大きいようにも思います。

 

 

気になったこと

  • ユニフォームが青
  • 懸念されていたパス守備はこれまでと違って見えた
  • RTベルディアが左ひざの負傷で途中退場
  • WRデマリアス・トーマスのスクリーンは全然出ない
  • チーフスは今シーズン初めて最初のドライブでTDを決められなかった
  • 前半はチーフスのTEケルシーを抑えていた
  • チーフスが高くて短いキックオフを蹴った(FBジャノビッチが少しリターンした)
  • チーフス攻撃のモーション
  • チーフス攻撃が前半に自陣でギャンブルして成功した
  • チーフスの攻撃でクロックがゼロになる反則を審判が見逃した(第4Qの2ミニッツ直前、3rdダウン7ヤードという大事な場面だった)

 

 

 

2連勝からの2連敗。

次はアウェイでジェッツ戦。なんとか連敗脱出を!