ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

開幕週 チャージャース戦

2017年シーズン開幕、ホームのチャージャース戦です。

 

 

結果は、24対21で勝利

17点差の楽勝ムードから一転。第4Qに3点差まで追いつかれしまいましたが、最後に同点FGを阻止してギリ逃げ切りました(ふうー 

 

  Q1 Q2 Q3 Q4  
LAC(0-0) 0 7 0 14 21
DEN(0-0) 7 7 10 0 24

 

 

 

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第1Q

ブロンコスはTDパスで先制。両チームともランが多いせいか時間がサクサク進む。

第2Q

チャージャースがTDパスを決めて同点。ブロンコスは、WRマッケンジーのパントリターンで良い位置から攻撃開始。QBシーミアンのTDランで7点リードして前半終了。

第3Q

ブロンコスはCBロビーがINTを奪い、相手陣内から攻撃スタート。WRファウラーへTDパスを決めると、FGも追加してリードを17点に広げる。

第4Q

攻撃の2連続ターンオーバーから、あっという間に14点やられて3点差にされる。さらにFGも失敗してしまう。残り5秒、チャージャースは新人キッカーのクーが44ヤードの同点FGを決めるが、ブロンコスが直前にタイムアウトをコールしていて蹴り直し。2回目のFGをDLシェルビー・ハリスがブロックして阻止。試合終了。

 

 

 

前半   後半  
DEN Punt LAC 被INT
LAC Punt DEN TD(パス)
DEN TD(パス) LAC Punt
    DEN FG成功
LAC TD(パス)    
DEN Punt LAC ギャンブル失敗
LAC Punt DEN 被INT
DEN TD(ラン) LAC TD(パス)
LAC Punt DEN ファンブル喪失
DEN 時間消費 終  LAC TD(パス)
    DEN FG失敗
    LAC Punt
    DEN Punt
    LAC FG失敗
    DEN ニーダウン 終

 

第1Q

QBシーミアンからWRファウラーへの5ヤードTDパス

第2Q

QBシーミアンが1ヤードのTDラン 

第3Q

QBシーミアンからWRファウラーへの6ヤードTDパス

20ヤードFG成功 

 

 

欠場選手
  • 控 QB パクストン・リンチ(肩)
  • 控 RB デボンテ・ブッカー(手首)
  • 控 WR ジョーダン・テイラー
  • 控 OG ビリー・ターナー
  • 先 DE ジャレッド・クリック(背中)
  • 控 DL ザック・カー(膝)
  • 控 CB ロレンゾ・ドス

 

先発DEクリックは開幕に間に合わず。控えWRテイラーは試合登録されなかった(WRラティマーはKR、WRマッケンジーはPRをやるため)

怪我人の多い守備ラインは、NTカイル・ペコ(足)を解雇してPS登録。代わりにPSからDTタイリク・ジャレット(ドラフト外新人)を昇格させています。

 

 

 

QB トレバー・シーミアン
  • 前半:9 / 16 回(56.3%)、75ヤード、1TD、0INT、ランTD 
  • 後半:8 / 12 回(66.6%)、144ヤード、1TD、1INT
  • 合計:17 / 28 回(60.7%)、219ヤード、2TD、1INT、Rate 94.2

 

WRファウラーにTDパスを2個決めて、ランでも19ヤード1TDの活躍でした。

要所で3rdダウンのパスを決めて、攻撃ドライブを続けていましたし、ゴール前で3TDを決めているなど、課題だった3rdダウンやレッドゾーンの決定力にも、先発2年目の成長が感じられたかなと思います。

ゴール前では、ボサの反則を誘発させておいて、フリープレイになっているとこから決めるなど冷静さも目立っていましたね。

パスプロがコンスタントに漏れていて、4サックを受けていますが、ヒットを受けてもけっこうタフで、ポケットワークやスクランブルの判断も、去年よりはいくらか良くなってるような気がしました(スクランブルでボサをかわしてTDランを決めたのは驚きましたw)

第4QのINTは(タイミングは最悪でしたけど)、不運だったという印象。ラン2回で1ヤードも進めず、3rdダウン残り10ヤードという状況でのスクリーンパスで、ボールが倒されたレシーバーの足に当たって空中に跳ねてしまったので、あんまし責められないかなと思います。

むしろ、前半にあった、あわやピック6というINT未遂の方が危なかったですね。視線を完全に読まれていましたが、相手の落球でなんとか助かりました。

派手なスタッツではないですけど、しっかり仕事をしていて、この試合のシーミアンはなかなか好印象でしたし、攻撃はまだまだ成長できそうな期待も持てました(まだ新人選手も出てないですね)

 

 

 

反則?(シーミアンのINT)

第4Q、QBシーミアンの投げたパスが、CBフィリップスにINTされてしまったプレイ。ターゲットだったWRファウラーは、パスが来る前に新人CBデズモンド・キングに身体をつかまれて倒されましたが、反則はもらえませんでした。

このプレイからモメンタムが相手に傾いて、接戦になってしまったので、「あれは反則だろ!」という声も多かったと思います。

ルールによると、ファウラーはスクリメージラインより手前にいるので、パス・インターフィアレンスの反則はとられないそうですが、守備ホールデングの反則などがとられても良かったという話です。

 

 

OC マイク・マッコイの攻撃

QBシーミアンの成長もあるんでしょうけど、この試合は、去年と違って第1Qからコンスタントに得点を決めていますし、ラン攻撃、3rdダウンの成功率、ゴール前の決定力なんかも、改善されている感じがしましたね。攻撃のバリエーションも増えたかなーと思いました。

一方で、後半リードを広げてからの(守りに入ったような)プレイコールは、ちょっと気になってしまいました。まあランで時間を使うのは分かるんですけども…

 

 

攻撃ライン問題

先発LGはマックス・ガルシアでしたが、すぐにベテランのアレン・バーブリーと交代していました。でも、あんまし良くなかったような…

先発RTのメネリク・ワットソンは、パスプロでジョーイ・ボサとメルビンイングラムにボコボコやられていましたね…

先発RGのロン・リアリーは第3Qに脳震盪で下がり、代わりに2年目のコナー・マクガバン(プレシーズンで先発センターをやっていた)が入っていました。 

ドラ1新人LTのギャレット・ボールズは、ホールディングの反則が1回。苦戦しているシーンもありましたけど、激しいブロックも見せており、デビュー戦としては上々かなと思いました(いきなりボサやイングラムを抑えるのは無理なので)

やはりLGとRTが不安。ランブロックは去年より良くなっている印象でした。

 

 

RB ジャマール・チャールズのファンブル

10点差の第4Q、自陣でやってはいけないファンブルロスト。もし負けていたら戦犯になっていたかもしれないターンオーバーでしたね。

2015年のチーフス戦(第4Q終わりにチャールズがファンブルロスト。そのボールをCBロビーがリターンしてブロンコス勝利した)を思い出したのですが、たしかあの時もチャールズのボールの持ち方がルーズで、ブロンコス守備がファンブルを狙っていたという話だったので、できるなら改善してほしいところです。

 

 

 

実況解説

この試合は、女性アナウンサーのベス・モーウィンズと、元ヘッドコーチのレックス・ライアンが実況解説していました。

NFLのレギュラーシーズンを女性が実況するのは史上2人目で30年ぶり。レックス・ライアンは最初は無口でしたけど、途中には「このプレイはみんなが嫌いなペイトリオッツのコピーで~」と、ジョークを言ってから訂正したりしてました。

 

 

 

 

セルジオ・ディップて誰?

試合中に男性のサイドライン・レポーターが出ていて、その話し方が緊張のせいかたどたどしくて妙に興奮していて「どした? 大丈夫か?」と心配になったのですが、どうやら現地でも話題(人気?)になっていたようですw

その男性は、メキシコ出身の29歳、セルジオ・ディップというESPNのレポーターで、この試合がデビューだったとか。また見られるのでしょうか?

 

 

 

反則

ブロンコスが反則3回で62ヤード、チャージャースが4回で40ヤード。

反則の少ないクリーンな試合だったというよりも、審判が甘かったかなーという印象でした(両チーム合わせてホールディング1回はさすがに少ない)

 

 

スナップカウント(PFF調べ)

WRは、デマリアス・トーマス(60)、サンダース(53)、ベニー・ファウラー(38)、ラティマー(12)で、ファウラーの出場スナップが多いですね。

RBは、C.J.アンダーソン(48)、ジャマール・チャールズ(21)になっています。

新人選手は、5巡のWR アイザイア・マッケンジー、6巡のRB デアンジェロ・ヘンダーソン、どちらとも攻撃での出場はなかったらしいです。

ちなみに、PFFのゲームボール(MVP)には、ボン・ミラーが選ばれています。

 

 

CB ブラッドリー・ロビー

インターセプトを決めましたけど、いくつか痛いインターフィアレンスの反則もありましたね。もちっと安定感も欲しいとこです。

 

 

K ブランドン・マクマナス

今年はキャンプでも1回しか外していないという話でしたけど、契約延長した直後に50ヤードFGを失敗。勝ったので良かったですが、あの状況で3点差と6点差の違いは大きかったので決めてほしかった…

 

 

 

 

#96 DE シェルビー・ハリス

身長6-2、体重320、26歳、イリノイ州立大学出身。大学最終年はチームから放出されて1年間試合に出ていない。

2014年レイダースの7巡指名。PS(練習生)とロスター登録を行き来しながら、2年間で8試合に出場して14タックル、1サックを記録。

2016年5月に解雇されると、ジェッツと契約したものの、ロスターには残れず。昨年の12月にカウボーイズとPS契約して1月に解雇。その後にブロンコスとフューチャー契約していました。

プレシーズンで活躍して注目されていた選手でしたけど、この試合でも最後の同点FGをブロックする活躍。良い選手と契約しましたねー

 

 

最後のFGブロック

チャージャースが1本目のFGを決める直前にブロンコスタイムアウト。蹴り直しの2本目をブロックして勝利という流れでしたけど、1本目の時にDEデレク・ウルフが相手ラインの弱点を見つけていて、シェルビー・ハリスに教えていたそうです。それが2本目のブロックに繋がったんですねー

嫌がらせの直前タイムアウトもこんな役に立つとはw

 

 

 

印象に残った選手
  • RB C.J. アンダーソン(20回 81ヤード)
  • WR ベニー・ファウラー(2TD)
  • タイトエンド(3人で合計5回 98ヤード)
  • NT ドマタ・ペコ
  • DE アダム・ゴトシス
  • OLB シャック・バレット(1サック)
  • ILB トッド・デイビス(ギャンブル阻止)
  • S ジャスティン・シモンズ
  • WR マッケンジーのパントリターン
  • WR ラティマーのキックオフ・リターンとパントカバー

 

 

怪我人
  • 先 RG ロン・リアリー(脳震盪)
  • 控 CBブランドン・ラングレー(右ひざ)
  • 先 S ダリアン・スチュワート(鼠径部)

 

スチュワートは大丈夫そう。 ラングレーも歩いていましたね。

 

 

気になったこと

 

 

 

 

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HCバンス・ジョセフの勝利スピーチ(テキトー訳)

「このリーグで勝つのは大変だ。最後の最後までもつれた。来週も勝利を味わうためにまたワークするんだ。おめでとう、君たちのハードワークが結果を出した」

ボン「ちょっと待ったー、コーチ初勝利おめでとう(ゲームボールを渡す)」

「このボールはみんなのものだ。コーチはプランを造り、選手が結果を出す。これは私じゃない、君たちのおかげなんだ」

 

 

 

 

開幕戦ということで長い記事になってしまいました・・・

次からは短くしたいと思います(反省)

 

 

ということでー、次はホームのカウボーイズ戦。

RBエリオットは出場しそうですねえ。強敵ですがなんとか頼む!