第6週サンデーナイト、ホームのジャイアンツ戦です。
結果は、10対23で敗北。
オッズは12ポンイトほど有利と圧倒的に勝利を予想されながら、負けたうえに、試合内容も酷く、怪我人も出てしまう散々な結果。
ジャイアンツの守備にやられ、攻撃はターンオーバー3個で自滅してしまいました。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
---|---|---|---|---|---|
NYG(0-5) | 3 | 14 | 3 | 3 | 23 |
DEN(3-1) | 0 | 3 | 0 | 7 | 10 |
ハイライト動画
Giants vs. Broncos | NFL Week 6 Game Highlights - YouTube
第1Q 0-3
NYGに最初のドライブで進まれるも、FGに抑える。DENはゴール前まで進むが、FG失敗で得点できず。
第2Q 3-17
NYGはRBダークワの47ヤードゲインで侵入し、最後は新人TEイングラムへTDパスを決める。DENの反撃は、QBシーミアンのパスが相手陣内でSコリンズにINTされてしまう。DENはさらに攻め込むもFGに終わる。残り2分、シーミアンのパスはCBジェンキンスにINTされ、そのままリターンTDを決められる。シーミアンはタックルしようとして左肩を痛めロッカーに下がる。最後は控えQBオスワイラーが登場して前半終了。
第3Q 3-20
シーミアンが戻る。NYGはFG追加。Kマクマナスの53ヤードFGはチップされ失敗。NYGも49ヤードのFG失敗。WRサンダースが怪我で下がる。
第4Q 10-23
DENは4thダウンでギャンブルするが、WRトーマスがファンブルしてしまいターンオーバーになる。DENはさらに相手の反則でゴール前まで迫るも、1ヤードのTDランを決められずギャンブル失敗。残り4分、TEハイアマンにTDパスを決めて一矢報いたものの、オンサイドキックは失敗。試合終了。
前半 | 後半 | ||
---|---|---|---|
DEN | Punt | NYG | Punt |
NYG | FG | DEN | Punt |
DEN | Punt | NYG | FG |
NYG | Punt | DEN | FG失敗 |
DEN | FG失敗 | NYG | FG失敗 |
NYG | TD(パス) | DEN | ファンブル喪失 |
DEN | 被INT | NYG | Punt |
NYG | Punt | DEN | ギャンブル失敗 |
DEN | FG | NYG | Punt |
NYG | Punt | DEN | TD(パス) |
DEN | 被INT(被TD) | NYG | FG成功 |
DEN | 時間切れ | DEN | 時間切れ |
第2Q
Kマクマナスが28ヤ-ドのFG成功
第4Q
QBシーミアンからTEハイアマンへの13ヤードTDパス
欠場選手
- 控 QB パクストン・リンチ(肩)
- 控 WR コーディー・ラティマー(膝)
- 控 RB デアンジェロ・ヘンダーソン
- 控 OT ドナルド・スティーブンソン New
- 控 DL ザック・カー
- 控 DT カイル・ペコ
- 控 CB ロレンゾ・ドス
今週もWR/KRラティマーは欠場。控えOGビリー・ターナーが試合登録され、OTスティーブンソンが外れています。
ジャイアンツは、先発のWRベッカムとWRマーシャルを怪我で失い、WRシェパード、Cリッチバーグ、DEバーノン、CB DRC(出場停止)などが欠場。
QBトレバー・シーミアン
- 前半:11 / 23回(47.8%)、148ヤード、0TD、2INT、Rate 32.5
- 後半:18 / 27回(66.6%)、228ヤード、1TD、0INT、Rate 105.2
- 合計:29 / 50回(57.9%)、376ヤード、1TD、2INT、Rate 71.7
前半の終わりにINTリターンするCBをタックルしようとして左肩を負傷。一度はロッカーに下がりましたが、後半も最初から出場しています。
この試合はINTを2個、リターンTDもくらい、被サック4個。前半に比べると、後半は持ち直した感じもありますが、数字ほどは良くなかった印象で、レッドゾーンで得点を決められず、ターンオーバーが多かったのも致命的でした。
シーミアンの長所は、早いタイミングで投げる短中距離のパスだと思うのですが、ランが出なくて長いヤードが残ってしまったり、点差が開いて追いかける展開では、ボールを長く持つことになり、どうしても弱点が出てしまいますね。
INTを決めたCBジェンキンスが試合後に「シーミアンはレシーバーをじっと見ていたので狙っていた」と語っていたのですが、ディープの脅威があまりないこともあってか、相手はシーミアンに短いパスを多投させ、しっかりとレシーバーをタックルし、アグレッシブにINTを狙っているようにも見えます。
ポケットワークもいまいちなので、パスプロがやられ、プレッシャーを受けると、フィールドを見る余裕がなくなり、逃げてサックされたり、無理してミスをやらかしてしまうパターンも多いですね。
ブロンコスは、守備があるていど計算できるので、攻撃はターンオーバーをせず、20点くらい決められれば、勝つ確率は高くなるはずなのですが、負け試合ではそれができていないですね。
この試合も、守備がやられたのは実質16点だけなので、攻撃のミス(INTリターンTD)と、FGの失敗(2個)がなければ、少なくとも、もっと接戦にできたのではないかと思います。
ここからアウェイ3連戦が続きますが、シーミアンがタフな状況でどれだけやれるのか、それを証明する正念場になるかもしれませんね(先発交代はないと思いますけど、そろそろリンチも復帰しそうですし、オスワイラーも含めてQBはどうなるのか気になります)
ラン攻撃
これまで好調だったラン攻撃ですが、この試合はラン守備29位のジャイアンツに対して計46ヤードしか走れず。C.J.アンダーソンは9回17ヤード、ジャマール・チャールズは5回19ヤードに終わりました。
ランが止められ、徐々に点差が開き、シーミアンのパスに頼るしかない負けパターンにされてしまいましたね。
第4Q残り8分30秒、ゴール前1ヤード、ブロンコスの攻撃は4thダウン1でギャンブルしましたが、C.J.アンダーソンのランは止められ、TDを決められませんでした。
ブロンコスは判定にチャレンジして、映像ではボールがゴールラインを超えているように見えるものもありましたが、はっきりとした証拠はなく、判定はそのまま変わらずにギャンブル失敗となりました。
ジャイアンツの守備を褒めるべきかもしれないですけど、ここで1ヤードのTDランを決めていればまだチャンスもあっただけに、残念でした。
K ブランドン・マクマナス(FG失敗)
キャンプやプレシーズンでは絶好調で、9月には契約延長もしているマクマナスですが、シーズン開幕からはFG失敗が目立ち、この試合も28ヤードは決めたものの、35ヤードと53ヤード(ブロック)の2本をはずしてしまいました。
これで今シーズンは、5試合でFGを13回蹴って、5回も失敗していることになります。ブロンコスの攻撃は、攻め込んでもTDを決められないシーンが多いのに、そのうえFGまで失敗して無得点に終わるのは本当に痛いです。
本人によると、試合前のウォームアップや練習では1回も失敗していないそうなので、メンタル的なものなのでしょうか。なんとか復調してもらいたいです。
点が取れないオフェンス
ブロンコスの攻撃は、計419ヤードを稼いでいて、相手の陣内に7回侵入していると思うのですが、そのうち6回は35ヤード以内、4回はレッドゾーン(20ヤード以内)にまで進んでいますね。
しかし結果は、FG失敗、インターセプト、FG成功、FG失敗、ファンブルロスト、ギャンブル失敗、TDで、わずか10点しか取れていません。
レッドゾーン内は4回でTD1個とFG1個だけ。そのうちGoal To Go(1stダウン&ゴール)は2回でFG1個に終わっています。これだけ点が取れないと勝てませんね…
青ジャージ
この試合、ブロンコスは上下とも青の第3ジャージを着用していましたが、なんとなく青ジャージは負けが多い印象があったので、調べてみました。
チームは2012年からオレンジのジャージに変更していますが、それ以降も定期的に青の第3ジャージを着用しています。
青ジャージには、上下とも青、上は青&下は白の2パターンがあり、青&青は3勝2敗、青&白は2勝1敗で、合わせて5勝3敗という成績になるようです。
2013年のカウボーイズ戦だけはアウェイなので、それを除くとホームでは4勝3敗になるのですが、この間のホーム成績は36勝8敗なので、8敗のうち青ジャージで3敗しているという計算になります。
普通ジャージのホーム成績が32勝5敗(勝率86.5%)に対して、青ジャージは4勝3敗(勝率57.1%)であり、マニングが引退した後の2016年からだと、ホーム成績8勝4敗のうち、青ジャージは1勝2敗という結果になります。
やっぱし負けたのは青ジャージのせいだったのか!?(現実逃避)
- 青&青 勝 2012年 vs チャージャース
- 青&青 勝 2013年 at カウボーイズ
- 青&青 勝 2014年 vs 49ers(SNF)
- 青&白 勝 2015年 vs パッカーズ(SNF)
- 青&青 負 2015年 vs レイダース
- 青&白 勝 2016年 vs テキサンズ(MNF)
- 青&白 負 2016年 vs ペイトリオッツ
- 青&青 負 2017年 vs ジャイアンツ(SNF)
怪我人
QBシーミアンは左肩を負傷して下がったものの復帰。本人も「大丈夫」とコメントしており、次の出場も問題なさそう。
WRデマリアス・トーマスは足を負傷してプロバブルと伝えられましたが、第3Qにレントゲン検査を受けて復帰し、最後まで出場して133ヤードを記録。しかし、その後も足を気にしているシーンが見られました。
第3Qには、WRサンダースが右の足首を怪我してカートで退場。第4Qには、新人WRマッケンジーも右の足首を怪我して下がりました。どちらもレントゲン検査では問題は見つからず、月曜日にMRI検査を受けるという話です。
第2Qには、RTメネリク・ワットソンが右のふくらはぎを負傷してアウト。代わりにビリー・ターナーが入っていたようですが、JPPにぶち抜かれてサックを献上していました(この試合はOTスティーブンソンが出場登録されず欠場)
まだ詳細は分らないですけど、WRサンダースの怪我は少し時間がかかるかもしれないですね…
気になったこと
- 前半最後、QBオスワイラーが登場して2/4回18ヤードだった
- 第2Q、新人WRマッケンジーがパントリターンで右端から左端へと逃げ回ったが7ヤードのゲインだった
- 4thダウンのギャンブルでパス成功、しかしWRトーマスがファンブルロストしてターンオーバー
- DEアダム・ゴトシスがFGをブロックした
- これでQBシーミアンがパスを35回以上投げた試合は2勝7敗になるらしい
- HCジョセフ「OGビリー・ターナーが出場登録されたのは練習で良かったから」
- ペイトン・マニングが試合を観戦していた
- マニング「ブロンコスが負けたのは残念だけど、血より濃いものはない。そうだよね? 0勝5敗の成績は誰にとってもキツイよ」と弟の勝利を祝福
気になったこと(ジャイアンツ編)
- ジャイアンツがコイントスに勝って後攻を選択
- この試合からHCマカドゥーではなく、OCマイク・サリバンがプレイコールをやっていた
- 先発RTにジャスティン・ピューを起用して、ボン・ミラーにうまく対応していた
- 新人TEエバン・イングラムに5回82ヤード1TDやられた
- RBダークワに47ヤードのランを含めて21回で117ヤード走られた
- ジェイソン・ピエール・ポール(JPP)に3サックやられた
- WRタバレス・キング(2013年DENの5巡指名)が出ていた
ジャイアンツは怪我人だらけで満身創痍の状態ながら、攻守にブロンコスの弱点を突いてきて、しっかりとしたプランを持っていた印象を受けました。
2015年に不調だったコルツが、ブロンコス戦の前にOCを解雇して、新しいOCに変更した時も守備がやられて、負けた記憶があるのですが、この試合もジャイアンツはプレイコーラーを交代して、攻撃ラインも入れ替えたりしていて、(特に前半)ブロンコスの守備がうまく対応できてなかったのかなーと、ちょっと気になりました。
さて、次はアウェイのチャージャース戦になります。
これからアウェイの試合が続きますが、なんとか建て直して、同地区対戦をしっかりと勝ちたいですね!(できるだけポジティブに)
あ、BYEまでにド〇クエ11をクリアしようとコツコツやっていたのですが、終わりませんでしたー