2巡 OL ダルトン・ライズナー
ドラフト2日目、2巡指名の1個目は~
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— Denver Broncos (@Broncos) 2019年4月27日
「前回ブロンコスのスタジアムに来た時、自分に誓った。次にこのフィールドに立つ時は、ブロンコスの選手としてプレイするんだと。その誓いは現実になった」
地元コロラド出身の選手ですね。1巡下位~2巡くらいの評価が多かったと思います。
ブロンコスのファンで、シニアボウルでは自分からエルウェイに話しかけたり、「ブロンコスに指名されたら最高だ」とも語っていました。
大学ではセンターとライトタックルの経験がありますが、ブロンコスではガードをやるようです。
2巡 9位
OL ダルトン・ライズナー
Dalton Risner / 身長6-4 6/8 体重312 / カンザス州立 / RSシニア
2014年はレッドシャツ。2015年はセンターで13試合に先発した。
2016年はチーム事情によりライトタックルに移動して全13試合に先発し、All-Big 12に選出された。
2017年はライトタックルで12試合に先発。PFFによると3回のQBプレッシャーしか許さなかった。All-Big 12に選出されている。
次のシーズンに間に合わせるために左肩の手術を受け、ボウルゲームは欠場した。
2018年はライトタックルで全12試合に先発し、All-Americanに選出された。Big 12の最優秀ラインマン賞を(3人で)獲得。All-Big 12にも選ばれている。
4年間で51試合のうち50試合に先発している。
3年間キャプテンを務めている(同大学で過去に5人しかいない)
チャリティー活動に熱心で、その多くを自分で始めている。
腕の長さ 34インチ
40ヤード 5.3秒(非公式)、ベンチプレス 23回、垂直飛び 28.5インチ、立ち幅跳び 110インチ(OL13位)、3コーン 7.69秒(11位)、20シャトル 4.52秒(3位)
指名予想: 2巡
似た選手: Cody Whitehair(CHI)
概要
平均的な長さと運動能力の選手ではあるが、試合テープを確認すれば、NFLレベルで相手をブロックするのに必要な能力があると分かる。コアの強さ、ボディ・コントロール、強い手があり、その安定した土台によって、どのスナップでも同じようにプレイする。ポジションの柔軟性(ライトタックルとセンターを経験)があり、大学の先輩コーディ・ホワイトヘアーに似たプレイ特性を備えている。プロではエッジのスピードに対応できるかを証明する必要はあるが、最悪でも内側に移動することができる。
長所
本能的で、 適切なメカニクスと判断を標準的に備えている。ワイドにプレイし、中心でブロックするように保つ。ドライブ・ブロックで突っ張る力があり、身体のポジションを改善しようとする。優れたボディー・コントロールと相手を見つける嗅覚によって長い距離、短い距離のプルを決める。Bump and Climb(DLに当たってから2列目のLBをブロックする)で効果的。2列目において我慢し、動く相手をしっかりと捕らえる。硬いパンチがある。強い手で相手をつかみ確保する。リカバリー・ブロックで手をリセットする賢さがある。パワーに対してアンカーを固定する。最後までミーンに相手を仕留める。
短所
スタンスからの機動が遅い。ドタドタして横の動きで足が重い。バックサイド・ブロックで一貫性がない。ドライブ・ブロッカーとしては、手をリセットしてレバレッジを向上させる必要がある。ラン攻撃において手がワイドすぎる。スピードのある相手に対して重心が外に流れる。ミシシッピー州立との対戦では、試合が進むとフットワークが落ちていった。強力なインサイド・カウンターにやられてしまう。インサイドの手はもっと一貫性が必要。ラッシュにエッジを回られてしまうと相対するのに苦戦する。
指名評価
新しい評価があったら追加予定
A Steven Ruiz(For The Win)
ブロンコスは攻撃ラインを必要としていたので、この指名は順当だ。ライズナーはタックルかガードをプレイできる。どちらをやるにせよ彼は相手をぶちのめすだろう。彼は即先発の選手であり、次の10年は先発し続けるはずだ。ここでバスト間違いなしのQBドリュー・ロックを指名しなかったことも評価したい。(注:もちろん直後に指名しています…)
A Walter Football New
これは素晴らしい指名だ。ブロンコスは多くのポジションをやれるスキルのある攻撃ラインマンを獲得しただけでなく、同時にロッカールームにおける超ハイ・キャラクターの人物も手に入れた。ライズナーは常に110%を尽くす。思うにセンターに移動してマット・パラディスの穴を埋めることになるかもしれない。ここはチームにとって大きな弱点になっていた。
B+ Andy Benoit(SI.com)
ブロンコスは攻撃ラインの内側が緊急のニーズになっており、この指名でその穴を埋めた。先発RGのコナー・マクガバンは1対1でやられることが多く、LGのロン・リアリーはアキレス腱の負傷から復帰中で、2020年には(キャップを空けるため)カットされるかもしれない。マット・パラディスが移籍したセンターも空いており、ライズナーはいずれかのポジションで先発することができる。
B+ Eric Edholm(Yahoo Sports)
ブロンコスは攻撃ラインを補強していたが、それでもまだ内側に穴が空いており、ライズナーはガードかセンターのどちらかにハマるだろう。彼の試合にはいくらかのナスティ(相手をやっつける卑劣さ)があり、2016年シーズンからサックを許していない成熟した選手でもある。
B Mike Tanier(Bleacher Report)
長所:パワー、頑強さ、数字で測れない部分
短所:クイックネス
もしライズナーにOTネイト・ソルダー(ライオンズ)並みのサイズとバックペダルのクイックネスがあったらトップ10で指名されていたかもしれない。しかし、ライズナーはややサイズが小さく、ソルダーよりも動きが悪い(ソルダーもコロラド出身で、ドラフト前にはライズナーを指導していた)
ライズナーの持ち味は、武骨で粘り強いブロックであり、最後まで相手を仕留める容赦のなさ、サーフモアの年からキャプテンを務めているリーダーシップだ。
ブロンコスは彼をライトガードで使うようなので、クイックネスの不足は(タックルをやるのに比べると)問題にならないだろう。これはセーフで手堅い指名だ。
B Pete Prisco(CBS Sports)
この選手も指名も気に入っていない。Big 12にはパスラッシャーが少ないので、誰でもラインをやれる。