ドラフト候補 追加1
2021年のNFLドラフト候補を紹介する18回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
2.0版の追加選手、下記の3人です。
Daniel Jeremiah's top 50: 2021 NFL Draft prospect rankings 2.0
新38位 Edge ロニー・パーキンス
Ronnie Perkins / 身長6-3 体重253 / Oklahoma / ジュニア
パワフルなエッジラッシャーで、活発な手と印象的な本能がある。エッジラッシャーとしては素早い第1歩があり、たいした距離を必要とせず、すぐにパワーを生み出すことができる。プッシュ/プル、クラブ、アップandアンダー、スピードtoパワー、数多くのムーブを持っている(オクラホマ州立のOTテヴィン・ジェンキンスに何をしたかを見れば彼の純粋なパワーが分かる)。ラッシュのトップにおける一流の柔軟性はないが、QBまで迫ればサックをしっかりと決める。ラン守備では、フロントサイドでブロックに重なってホールドすることができ、バックサイドから上手く押しつぶす。少しサイズは小さいものの、彼の強さ、スキル、手腕のコンビネーションを気に入っている。プロに入ったら即、インパクトのあるパスラッシャーになれるはずだ。
高校では4つ星の評価。2018年は1年目から7試合に先発して、チームでトップの5サックを記録しました。
2019年は守備エンドで13試合に先発。38タックル、6サック、13.5ロスタックルと活躍しましたが、薬物テスト(大麻)で陽性になり、大学プレイオフ準決勝のピーチボウルは出場停止になっています。
2020年は前年の出場停止処分により、開幕から5試合を欠場。残り6試合のうち5試合に先発して、24タックル、5.5サック、10.5ロスタックルを記録しています。
サイズは大きくないですが、爆発力と実績のあるパスラッシャーですね。出場停止の件がどれくらい影響するのかは分かりませんが、いくつかのモックドラフトでは1巡予想もあるようです。
新42位 CB ケルビン・ジョセフ
Kelvin Joseph / 身長6-1 体重192 / Kentucky / RSサーフモア
背が高く流れるように動けるコーナーバックで、素晴らしいボールスキルがある。 彼の試合テープは一貫性を欠いているが、伸びしろには興奮できる。プレスカバレッジではフィジカルなジャム(押し)を見せており、優れたルーズさで展開して張り付くことができる。縦のルートを走る能力があり、ボールを見つけてプレイすることができる。オフカバレッジでは無駄なステップなしでボールにドライブし、優れたアングルでボールを追跡する。彼を高く評価したいなら、フロリダ大学戦は見ない方がいい。フロリダ大学のTEカイル・ピッツには何度もやられてビックプレイを許してしまった。しかし、これ以外の試合でははるかに良かった。ラン守備ではアグレッシブで、相手を包んで引きずり倒す頼れるタックラーでもある。全体として、まだ発展途上の選手であり、チームはなぜ彼がLSUを去って転校したのか調査する必要もある。彼には素晴らしい伸びしろがあり、最終的にはプロでエリートな選手に成長できるかもしれない。
高校では4つ星に評価されていて、LSUに進学しましたが、後にケンタッキー大学に転校している選手ですね。
2018年はLSUで11試合に出場し、スペシャルチームで貢献しましたが、チームのルールを破ったとしてフィエスタボウルは出場停止の処分を受けて欠場。その後に転校を表明しました。
2019年は転校ルールで1年休み。2020年はケンタッキー大学で開幕から9試合に先発して、25タックル、SECでトップの4インタ(1リターンTD)を記録しましたが、最後の2試合はオプトアウトしています。
サイズのあるアスリートで伸びしろも期待できますが、先発経験は9試合しかなく、転校の経緯からしてキャラクターも少し気になるかもしれません。
新46位 WR ラショド・ベイトマン
Rashod Bateman / 身長6-2 体重210 / Minnesota / 21歳 ジュニア
素晴らしいサイズ、爆発力、洗練されたルートのランがある。アウトサイドとスロットどちらも経験している。しかし、プロでは外側の方が合うだろう。オフカバレッジに対してはリリースの機敏さがあり、あっという間に加速する。プレスカバレッジに対しては相手から離れるのに苦戦することがあるが、これは簡単に改善できる。ルートのトップではとてもシャープでキビキビしている。必要な時にはドリフトせずに上手くQBの方に戻ることができる。ディープのボールにたいして修正することができ、2019年には50/50の競り合いキャッチで何度か勝利している。しかし、2020年には集中の欠如によるドロップがいくつかあった。キャッチ後は細かい動きよりも強さに頼っている。まだ成長すべき余地はあるものの、プロで良質な先発になれるだけの道具をすべて備えている。
2018年は1年目から全13試合に先発。ミネソタ大学のフレッシュマン新記録となるレシーブ51回と704ヤードの成績を残し、6TDを決めています。
2019年は全13試合に出場して、レシーブ60回で1,219ヤード 11TDを記録。1回平均20.3ヤードは全米8位の数字で、All-Big Tenにも選出されました。
2020年はシーズン中止が発表されたためオプトアウトを表明しましたが、後にBig Tenがシーズン再開を決定するとチームに戻り、開幕から5試合に先発しています。レシーブ36回で472ヤード 2TDを記録しましたが、6試合目のウィスコンシン大学戦がコ口ナで延期になると、再度オプトアウトしてそのままシーズンを終えました。
2019年はアウトサイド、2020年は主にスロットでプレイしていたそうです。2019年は14本のディープパスをキャッチしているそうですが、一流のスピードはないと言われていて、落球の多さも指摘されています。1~2巡くらいの予想が多いです。
今回で「トップ50」の紹介は2.0版まですべて終わりました。今後は3.0版~が更新されて新しい選手が増えましたら、また紹介する予定です。
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— アメリカンフットボール・マガジン (@AMF_BBM) 2021年3月22日
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