2022年のNFLドラフト候補を紹介する19回目。
今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
守備タックル編 パート1は上位の2人です
- 16位 ジョーダン・デイビス（ジョージア）
- 37位 フィダリアン・マシス（アラバマ）
- 38位 デボンテ・ワイアット（ジョージア）
- 44位 デマービン・レアル（テキサスA&M）
- 49位 ローガン・ホール（ヒューストン）
Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 1.0
16位 DT ジョーダン・デイビス
Jordan Davis / 身長6-6 体重341 腕34 / Georgia / シニア
巨大な守備タックルで、驚くべきクイックネスと運動能力がある。パスラッシャーとしては、洗練されたテクニシャンというよりは、主にポケットを破壊する選手だ。膝を曲げ、相手ラインマンをつかまえ、QBのところまで押し戻すことができる。素早い手を見せており、もっと脅威になれる伸びしろもある。ラン守備でもっとも活躍できる。インサイドでは不動で、ブロックを締め出し、ランナーが走るスペースを消してまう。素晴らしいブロックの認識があり、ダブルチームをさばき、驚くべき守備範囲をもっている。ダウンフィールドでもプレイを決めており、彼のサイズを考えると（その守備範囲の広さは）驚きだ。彼のスキルセットはすべてのチームから評価されるものではないだろうが、正しいスキームで使われれば破壊的な選手になれる。
高校では3つ星の評価。バスケのフォワードもやっていたそうです。
大学1年目の2018年は11試合に出場（4試合に先発）して25タックル、1.5サックを記録。2019年は8試合に先発して18タックル、4.5ロスタックル、2.5サックの成績。2020年はノーズタックルで7試合に先発しています。
2021年はキャプテンを務め、全15試合に出場（14試合に先発）して32タックル、5.5ロスタックル、2.0サックと活躍。チームの全米優勝に貢献し、オールアメリカンに選出され、Outland Trophy（最優秀ラインマン賞）も受賞しています。
ゴジラのような巨体ながら驚異の運動能力で話題になっている守備タックルですね。コンバインでは身長198センチ、体重155キロで40ヤード4.78秒を記録するなど、ありえない数字を出して一気に主役となりました。
ラン守備では無双の強さを誇っている一方で、パスラッシャーとして活躍するタイプではなく、スタミナの問題もあってか、大学での出場スナップ数は他の選手よりも少なくなっています。出場機会が限定される選手は上位では指名されにくいので、その点は懸念材料になりそうです。
99番
37位 DT フィダリアン・マシス
Phidarian Mathis / 身長6-4 体重310 腕34 5/8 / Alabama / RSシニア
分厚く角ばった体格をしている。素晴らしいレバレッジ、パワー、奮闘でプレイする。パス守備では平均的な足の素早さだが、すぐさま手を繰り出し、内側の攻撃ラインマンをQBのところまで押し戻すことができる。止まらないモーターによっていくつかサックを決めている。ラン守備ではうまくブロックをスタックし、ボールのありかを見つけてから、ブロックを外してタックルを決める。時にアングルブロックに崩されてしまうことはあったが、シーズン後半にはその問題も改善された。ボックスの外でプレイを決められる横の守備範囲がある。全体として、すぐにでも確かな先発になれるはずで、パスラッシャーとしてもさらに成長できると思う。
大学では背番号48番を着用。いとこが高校フットボールの事故で亡くなっており、その番号を付けていたそうです。
高校では4つ星の評価。大学1年目の2017年はレッドシャツに登録。2018年はローテーションで15試合に出場。2019年は12試合（先発2試合）で27タックルを記録。2020年は全13試合で31タックル、5ロスタックル、1.5サックと活躍してチームの全米優勝に貢献しています。
2021年はキャプテンを務め、15試合（先発12試合）で53タックル、12ロスタックル、9サックと躍進しました。
サイズと長い腕のある守備タックルですね。ラン守備で活躍でき、守備フロントのいろんな位置に入ってプレイできる多様性があると評価されています。止まらないモーターは魅力的ですが、コンバインでは40ヤードを走っておらず、そこまで運動能力があるタイプでもないということで、ドラフト2日目くらいの指名が予想されているようです。
48番
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