ドラフト候補 追加5
2022年のNFLドラフト候補を紹介する25回目。
今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
3.0版の追加選手 パート2は下位の2人です
- 新31位 RB ケニース・ウォーカー3世(ミシガン州立)
- 新43位 Edge ニック・ボニート(オクラホマ)
- 新44位 WR スカイ・ムーア(ウエスタン・ミシガン)
- 新45位 WR クリスチャン・ワトソン(ノースダコタ州立)
Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 3.0
新44位 WR スカイ・ムーア
Skyy Moore / 身長5-10 体重195 / Western Michigan / ジュニア
サイズの小さいワイドアウトで、素晴らしいクイックネス、プレイの強さ、洗練されたルートがある。大学ではアウトサイド(外)とスロット(内)の両方で使われていた。リリースでの急激さがあり、ルートのトップでは無駄なステップを踏まない。コーナーバックのレバレッジをアタックし、ブレイクにおいて大きなセパレーション(間隔)を生み出す。ボールにアタックする強い手があり、キャッチ後にとてもタフで頑丈。クイックなパスやジェット・スイープでタックラーを跳ね返す。オープンフィールドでの素晴らしいトップスピードがある。全体として、懸念材料はサイズの小ささくらいしかない。キャリアの初期から危険なプレイメイカーとして活躍できるはずだ。
高校ではデュアルスレットのQBとDBをプレイして3つ星の評価。サイズは小さいながらも両方のポジションでカンファレンスの最優秀選手に選ばれており、バスケでもポイントガードで活躍していたそうです。
大学でレシーバーに転向。初めてプレイするポジションでしたが、1年目の2019年から51回 802ヤード 3TDを記録してAll-MACに選出される活躍でした。
短縮シーズンの2020年は5試合に出場。2021年は12試合に先発して95回 1,292ヤード 10TDと大活躍し、All-MACに選ばれています。
大学からレシーバーに転向して3シーズン活躍した選手ですね。サイズが小さく、一流のアスリートというタイプでもないですが、40ヤード4.41秒のスピード、ルートの上手さ、プレイの強さ、クイックネス、優れたキャッチ能力、熱いエナジーで活躍しています。それほど強くないカンファレンスで活躍しているという指摘もあり、ミシガン大学戦では2回22ヤードに抑えられています。レシーバーの経験はまだ3年しかないので、さらに成長できるかもしれません。
24番
新45位 WR クリスチャン・ワトソン
Christian Watson / 身長6-5 体重208 / North Dakota State / RSシニア
ひょろ長いワイドアウトで、素晴らしい流動性と爆発力がある。大学ではアウトサイドをプレイしており、主に縦の武器として使われていた。大きなストライドで素早く加速し、空中のボールに合わせてスピードを変えることができる。昨シーズンは対戦したすべての選手をスピードでぶち抜いている。2月のシニアボウルでは驚くべきことに良いルートスキルを見せていた。発進のクイックネスで相手に勝ち、ダウンフィールドでは効果的に重心を落としてブレイクのポイントから爆発的に飛び出すことができる。キャッチできる範囲も大きい。試合テープを見たかぎりでは、フィールドを縦にストレッチするレシーバーという感じだったが、シニアボウルでの活躍によりもっと幅広い能力があると証明された。もしかしたら今年のドラフトでベストのパスキャッチャーになれるかもしれない。
父親のティムは1993年にパッカーズから6巡で指名されたセーフティで、後にチーフスやジャイアンツでもプレイしています。
高校では2つ星の評価しかもらえず、FCS(1部リーグ下位)のノースダコタ州立大学に進学。ノースダコタ州立は過去12シーズンで9回も優勝しているFCSの強豪校で、最近だとQBトレイ・ランス(49ers)の出身校としても知られています。
大学1年目の2017年はレッドシャツに登録。2018年は14試合に出場して2試合に先発。2019年は16試合に出場(11試合に先発)して34回 732ヤード 6TDの活躍でした。
2020年はコ口ナ禍でシーズンが2021年の春に延期され、10試合で19回 442ヤード 1TDの成績。キックオフ・リターンでも2TDを記録しており、リターナーでFCSのオールアメリカンに選出されています。
2021年は大学に残り、12試合で43回 801ヤード 7TDと活躍。ハムストリングの負傷で大学プレイオフの3試合を欠場しましたが、最後の優勝決定戦には出場して勝利に貢献しています。
この身長で40ヤード4.36秒を記録しているやばいレシーバーですね。高校では200m走や三段跳びなど陸上もやっていたそうです。大学ではリターナーでも実績があり、スペシャルチームでの貢献も期待できます。シニアボウルとコンバインで評価が上昇していて、最近は1巡で指名される予想も増えているようです。
1番
今回でトップ50(1.0版~3.0版)のドラフト候補はすべて終了しましたが、おそらくドラフト前に4.0版が来るはずなので、もし追加分があればまた紹介する予定です。
NFLドラフト2022 日程(日本時間)
1日目(1巡) 4月29日 金曜(祝日) 午前9時~
2日目(2~3巡) 4月30日 土曜 午前8時~
3日目(4~7巡) 5月1日 日曜 午前1時~
1日目は日テレジータスで生中継(日本語)があります。
NFLドラフト2022スペシャル! | NFL | 日テレジータス
DAZNでは1日目、2日目、3日目の配信があるようです。
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