2020年のNFLドラフト候補を紹介する20回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」の4.0版が更新されましたので、新たにランクインしているドラフト候補2人の評価を確認します。
4.0版の追加選手編、下記の2人です。
- 新49位 C ロイド・クッシェンベリー（LSU）
- 新50位 QB ジェイレン・ハーツ（オクラホマ）
Daniel Jeremiah's Top 50: 2020 NFL Draft prospect rankings 4.0 - NFL.com
新49位 C ロイド・クッシェンベリー
Lloyd Cushenberry III / 身長6-3 1/8 体重312 / LSU / RSジュニア
このポジションとしては理想的なサイズ、長さ、運動能力がある。素早く手を突き出し、パスプロで守備選手とダンスする。とてもスムーズに向きを変えることができ、優れた意識でプレイする。体勢が整う前に、パワーラッシャーから押し込まれてしまうことがある。ラン攻撃ではリーチ/カットオフする能力があり、正面にムーブメントを生み出すこともできる。セカンドレベルに上がった際にはうまくアジャストすることができる。全体として、いくらかプレイの強さを向上させる必要はあるものの、プロでも早期から確かな先発として活躍できるだけのツールをすべて備えている。
2019年はセンターで全15試合に先発。2018年から全28試合に先発しています。
2019年は通年キャプテンに任命。攻撃ラインマンとしては初めてLSUで伝統の背番号18番（ケイラボン・チェイソンと共有。ルールにより着られないため18番のパッチを付けていた）を与えられています。
でかい手、長い腕、コアの強さはありますが、フットワークや横の動きには課題があると評価されているようです。
腕長34 1/8インチ。40ヤード5.27秒。2巡評価
C 79番
新50位 QB ジェイレン・ハーツ
Jalen Hurts / 身長6-1 体重222 / オクラホマ大学 / シニア 21歳
このポジションとしてはややサイズが小さいものの、生産性、落ち着き、プレイを決める能力はとても印象的。ドロップバックでの機敏なフットワークがあり、とてもしっかりとしたプラットフォームから投げる。クイックリリースがあり、ドライブスローで優れた速度のボールを投げる。浮かせたタッチのボールを投げる能力を見せてはいるが、ボールプレイスメントは向上が必要。視野と（レシーバーがオープンになるのを）予期して投げる能力も向上させる必要がある。優れたランナーであり、デザインされたランで走ることもスクランブルで逃げることもできる。素早くヤードを稼ぎ、一貫してコンタクトを走り抜ける。彼の競争心とタフさを気にっている。全体として、彼はパス能力を向上させる必要はあるものの、プレイを決める能力と全体的な競争心により最終的には成功するだろうと思っている。
2019年はアラバマ大学から転校して14試合に先発。パス成功率69.7%、3,851ヤード、32TD、8INT、レイティング191.2を記録。ランでも233回で1,298ヤード、20TDを決めており、ハイズマン賞の投票で2位に入っています。
2016年から2018年まではアラバマ大学に在籍。1年目の2試合目から先発に抜擢され、チームを全米王者決定戦（クレムソン大学に敗北）にまで導いています。
2年目の2017年も全米王者決定戦に進出しましたが、前半を終えて0対13と苦戦するとベンチに下げられ、後半からは1年目のQBトゥア・タンゴバイロアが登場。チームは延長戦でジョージア大学に勝利して全米王者に輝きました。
3年目の2018年はタンゴバイロアに先発の座を奪われてしまい控えで出場。2019年は先発の機会を求めてオクラホマ大学に転校。チームはランキング4位で大学プレイオフに進出しましたが、ピーチボウルで全米王者のLSUに敗れています。
ランとパスで脅威になるデュアルスレットのQBですね。先発で通算38勝4敗の成績、怪我に強いタフさ、転校しても活躍できる適応能力などが評価されている一方で、パス能力はもっと向上する必要があると言われています。
手のサイズ9 3/4インチ。40ヤード4.59秒。2日目評価
今年のNFLドラフトは、コロナウイルスの影響でいろいろと変更を余儀なくされていますが、今のところ延期はせずに予定どおり現地4月23~25日に開催されるとアナウンスされていますね。かなり違った形にはなりそうですけども…
NFL、ドラフト手順に関して2つの案を検討 | NFL JAPAN.COM
その他の選手紹介はこちら
