ついにペイトン・マニングが引退を表明しました。
Thanks for the memories, #18. pic.twitter.com/wEtcUy74aM
— NFL (@NFL) 2016年3月7日
夜中に起きて引退会見を見たのですが、マニングは最初なかなか話すことができなくて、少し震える声で語り始めました。時には声を詰まらせ、笑いを誘うジョークも交えながら、大学時代からコルツ時代、そしてブロンコス時代まで、オーナー、コーチ、チームメイト、好敵手たち、家族、ファン、多くの人たちに感謝を述べていました。とても良いスピーチだったと思います。
その後の質疑応答では晴れやかな笑顔を見せていました。そして、最後は「オマハ!」で壇上を降りていましたw
The final word from Peyton Manning's retirement press conference?
— NFL (@NFL) 2016年3月7日
Of course.
OMAHA! https://t.co/6McvzgHSBl
マニングが首の手術で2011年シーズンを全休して、2012年にブロンコスと契約した時は、どちらかと言うと復活には懐疑的でした。
私の知り合いにも首の手術を受けた方がいて、握力が落ちたり、そのリハビリの大変さを見ていたので、もう前のような活躍はできない、この先の人生のためにも引退する方が良いんじゃないかなと思っていました。
しかし、そんな予想を裏切る見事な復活。ブロンコスに在籍していた4年間で、通算50勝15敗、140TD、4年連続の地区優勝、スーパーボウル出場2回、優勝1回、リーグMVP、通算TD記録更新、シーズン最多TD記録などなど、ファンにとっては夢のような経験をすることができました。本当に感謝しかありません。
マニングありがとう。そして、お疲れ様でした。
それにしても、マニングほどの偉大な選手がFAで移籍して来ることなんて、もう二度とないんだろうなあーと思います。
今後の事はまだ決めていないようですけど、また何かの形でリーグに戻ってきて欲しいですね。とりあえずは2021年の殿堂入りを楽しみにしたいと思います。
ペイトン・マニングの年表記事があったので、ブロンコス時代を抜粋してみました。
A timeline of Peyton Manning's 18-season NFL career
2012年3月7日
コルツがマニングを解雇。
2012年3月20日
ブロンコスと5年96ミリオンで契約。
2012年9月9日
開幕週のスティーラーズ戦。ブロンコスでの公式戦デビューで、253ヤード、2TDを投げて、31対19で勝利。
2013年1月12日
AFC第1シードでプレイオフ進出。しかしダブル・オーバータイムの末、レイブンズに35対38で敗北。DBムーアがやらかした試合。マニングは290ヤード、3TD、2INTだった。
2013年9月5日
開幕週のレイブンズ戦。NFLタイ記録となる1試合7TDを投げる。前年王者に49対27で勝利。
2013年10月20日
第7週のコルツ戦。解雇されてから初となるルーカス・オイル・スタジアムでの凱旋試合。マニングは386ヤード、3TDを決めるも33対39で敗北。
2013年12月22日
第16週のテキサンズ戦。シーズン51個目のTDパスを決めて、トム・ブレイディが持っていたNFL記録を更新。
2013年12月29日
第17週のレイダース戦。マニングは266ヤード、4TDを投げて、シーズン5,477ヤード、55TDのNFL新記録を達成。チームの606得点も新記録。AFC第1シードを獲得した。
2014年1月12日(追加)
DIVプレイオフのチャージャース戦で「オマハ!」を44回コール。相手の反則を5回誘発させ、あちこちで「オマハ!」が話題となる。
2014年1月19日
AFC決勝戦でペイトリオッツに26対16で勝利し、スーパーボウル出場を決める。
2014年2月1日
マニングが5度目のシーズンMVPを受賞。5度の受賞は単独1位(2位は3度受賞)
2014年2月2日
第48回スーパーボウルでシーホークスに8対43で大敗北。最初のスナップでセーフテイーをやらかす。
2014年9月7日(追加)
開幕週のコルツ戦。31対24で勝利し、全32チームから勝利した史上2人目のQBとなる。
2014年10月19日
第7週の49ers戦。通算509個目のTDを決めて、ブレット・ファーヴの持っていたNFL記録を更新。
2015年1月11日
38歳のマニングは不調。DIVプレイオフでコルツに13対24で敗北。通算プレイオフ成績が11勝13敗となる。
2015年3月5日
マニングが初めてのペイカットに合意。4ミリオンを減俸する代わりに、スーパーボウルに勝利すれば4ミリオンもらえる契約を結ぶ。
2015年11月15日
第10週のチーフス戦。通算パスヤードで、ブレット・ファーヴが持っていたNFL記録71,838ヤードを更新する。しかし、試合は4個のINTを喫する大乱調で、キャリアで初めて途中交代で下げられる。結果は13対29で敗北。ここから7試合を欠場する。
2016年1月3日
第17週のチャージャース戦。初めての途中出場で、苦戦するQBブロック・オスワイラーに代わってチームを勝利に導き、チームは5年連続の地区優勝を決める。
2016年1月24日
AFC決勝でペイトリオッツに20対18で勝利。通算対戦成績はブレイディが11勝6敗ながら、マニングはブレイディに対して3連勝となった。
2016年2月7日
マニング最後の試合。第50回スーパーボウルで、パンサーズに24対10で勝利し、2回目の優勝を決めた。この勝利でプレイオフを含めた前人未到の通算200勝を達成。
2016年3月7日
引退会見。
はたしてマニング引退後のブロンコスはどうなっていくのでしょうかー