NFL第2週の木曜ゲーム、アウェイのチーフス戦が行われました。
結果は31対24で逆転勝利。劇的な最後で同地区対戦を制しています。
はあー疲れた・・・
欠場
- 控 QB Trevor Siemian
- 控 TE Mitchell Henry
- 控 OG Shelley Smith
- 先 DE Derek Wolfe(出場停止)
- 控 DE Kenny Anunike
- 控 LB Lerentee McCray
- 控 CB Lorenzo Doss
- 控 DB/KR Omar Bolden
DEN攻撃 (計299ヤード、パス45回236ヤード、ラン22回61ヤード)
- 前半 パント、パント、パント、G失、INT(被TD)、TD、TD
- 後半 パント、FG、パント、パント、TD
K.C攻撃 (計314ヤード、パス25回170ヤード、ラン29回144ヤード)
- 前半 FMB、パント、FMB、TD、INT、終
- 後半 FG、パント、パント、パント、INT、TD、FMB(被TD)、終
FMB = ファンブルロスト、G失 = ギャンブル失敗
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | |||
DEN | (1-0) | 0 | 14 | 3 | 14 | 31 | |
K.C | (1-0) | 0 | 14 | 3 | 7 | 24 |
前半 14-14
守備は健闘。スコアは同点。第1Qは進まれながらも、ターンオーバーで無失点に耐える。しかし第2QにTDとマニングのピック6で一気に14点を奪われる。前半残り6分あまり、マニングのパスで1本取り返すと、CBアキブ・タリブのINTでゴール前から攻撃開始。2ミニッツで同点に追い付き前半終了。
後半 31-24
FGとパント合戦で同点のまま、第4Q残り3分でTDを決められて7点リードされる。後がない攻撃は、マニングがパスを投げまくって80ヤード進み、残り40秒で同点TDを決める。延長戦かと思いきや、チーフスのRB Jチャールズがファンブル、CBロビーがボールを拾ってエンドゾーンへ。残り36秒で2TD、まさかの逆転で試合終了。
正直、第4Qではもう負けたと覚悟していたので、なんだかティーボウの頃を思い出すような結末に思わず熱くなってしまいました!
26/45回(57.8%)、256ヤード、3TD、1INT、Rate 86.9
被サック3個(2試合で7個)。この試合もオフェンスラインは脆く、ランも出ませんでした。ロングパスの精度には難があり、ブーツレッグとか動きながらのパス、ラッシュが迫って不十分な体勢からのパスはヘロヘロ。ピック6も1つやられましたけど、あわやINTというパスも4~5回はあったと思います(チーフスのミスに救われました)。
しかし、それでも第2Qと第4Qはノーハドルでリズムをつかんで3TDの活躍。ここぞという場面では勝負強さを見せてくれました。あきらかにショットガンの方が余裕があって、良い体勢から強いパスを投げていましたね。ランもショットガンから方が出てた気がしました。
ここまで2試合を終えて、クービアック攻撃とマニングの相性について、いろいろと言われ出していますけども(なんだかダン・リーブスとエルウェイみたいな)、マニングの攻撃をやるにしても、レシーバーの層がノーウッド、コールドウェル、ラティマーとかで大丈夫なのかなーと。うーん、どうなるんでしょうねえ。
良かった
- 祝70000ヤード
- WRエマニュエル・サンダース(8回 87ヤード 2TD)
- WRデマリアス・トーマス(8回 116ヤード)
- OLBデマーカス・ウェア(1サック)
- OLBボン・ミラー(通算50サック)
- ターンオーバー5個奪取(INT2個、ファンブル3個)
- 3rdダウン更新阻止(0/7回 0%)
- CBアキブ・タリブとCBクリス・ハリスのINT
- 第2Qと第4Q最後のパス攻撃
- Kブランドン・マクマナス(54ヤードFG成功)
- 第4QにWRマクリンのトリックプレイを阻止
- LBブランドン・マーシャル(ファンブル誘発)
- CBブラッドリー・ロビー(ファンブル・リターンTD)
祝70000ヤード。マニングはブレット・ファーヴに次ぐ史上2人目の通算70000ヤードを突破。 素晴らしい記録を勝利で飾れてよかったです。
守備は3rdダウンの更新を1回も許さず。デマーカス・ウェアは2試合連続のサックを記録し、ボン・ミラーも史上3番目の早さとなる58試合での通算50サックを達成(1位はレジー・ホワイトの40試合、2位はデリック・トーマスの54試合)。CBアキブ・タリブは2試合連続のINTを記録。アグレッシブな3-4守備で活躍していますね。
QBアスミスは16/25回(64%)、191ヤード、0TD、2INT、Rate 53.9でした。
この試合は相手のファンブル3個をリカバー。チーフスのRBジャーマール・チャールズは2回ファンブルしていますけど、どうやら試合中に、ボールの持ち方がルーズだと気がついていて、最後もそこを狙っていたという話ですね。
悪かった
- 第2Qで一気に14点差を付けられた展開
- オフェンスライン(被サック3個)
- LGエヴァン・マシス、LTタイ・サムブライロ
- ラン攻撃(22回 66ヤード 0TD 平均3ヤード)
- RB C.J.アンダーソン(12回 27ヤード 平均2.3ヤード)
- 第2Qギャンブル失敗の判断
- ラン守備(29回 144ヤード 1TD 平均4.96ヤード喪失)
- 守備の反則(5個)
- 無駄なタイムアウトの消費
- SS T.J.ウォード(最後に足がつって下がる)
オフェンスラインはこの試合も良くなかったですね。チーフスのジャスティン・ヒューストンにぶち抜かれて2サックを献上。特にLGエヴァン・マシスのやられっぷりにはがっかりしました。
ラン攻撃も足を引っ張りました。第2Qにギャンブル失敗となったプレイも(いろいろグダグダがありましたけど)、そもそもは2nd&1、3rd&1のランを連続で止められたのが原因でした。
C.J.アンダーソンのラン12回 14, 0, 1, 0, 3, 1, 0, 0, 11, -3, 0, 0
ヒルマンのラン9回 0, 7, 0, 3, 16, 7, 0, 0, 1
数えてみたところ、この試合はラン21回のうち、ノーゲインが10回、マイナスが1回というありさま。4ヤード以上出たのはわずか5回だけ・・・
特にC.Jアンダーソンは怪我のせいなのか、なんだか遅く見えました。昨年みたいなパワーも感じられない。OLが悪いので仕方ないですけど、CJは個人技で走るタイプではないですし今後どうなんでしょうね。
他だと、タイムアウトの使い方が雑。敵地とはいえ、ディレイで無駄にタイムアウトを取っている場面(4回?)が多くて、クービアックも「誰だ? 俺はタイムアウト取ってないぞ?」と不満顔。
反則も8回85ヤード喪失。特に前半は守備がラフィング・ザ・パサー、アンネセ、オフサイドと次々に馬鹿な反則を繰り返して、クービアックもファンも激怒でした。後半は落ち着きましたけど。
しかし、勝ったから良かったものの、けっこうダメなところも多かったですよね。内容的にはブロンコスの奮闘60%、チーフスの自滅40%くらいの印象かもです。
気になったこと
- 湿気があって蒸し暑かったもよう
- KRは怪我人に代わってWRコールドウェルが入っていた
- OLBボン・ミラーの変なダンス
- ボンさん「TEケルシーは偽グロンコウスキー」発言
- チーフスの30番CBジャメル・フレミングを狙っていた
- チーフスの1巡新人CBピータースは要注意
- 試合後のマニングは珍しく笑顔で感情的になっていた
- 13試合連続同地区アウェイ勝利はリーグ新記録らしい
ゲームボールを渡す場面(あばうと訳)
- クービアック「今日のゲームボールは2個だ。最後のファンブルフォースを決めた54番どこだ?」
- チームメイト「B!」「アンクルB、スピーチしろよ!」
- Bマーシャル「スピーチというか… グレート・ファッキン・ウイン!」
- チームメイト「いえーい!」
- クービアック「2個目のゲームボールは通算70000ヤードを突破した~」
- チームメイト「パパ・ジョーンズ!」(笑)
- マニング「えーと、マーシャルと同じでスピーチは得意じゃないので… グレート・ファッキン・ウイン!」
- チームメイト「いえーーーい!」
- みんなで「1!2!3! ゴー!ブロンコス!」
公式サイトの動画:Postgame victory speech
うーん、また無駄に長い感想記事になってしまいました(反省)
さてさて、第3週はサンデーナイト、アウェイのライオンズ戦。
ゆっくり休んで、次も頑張ってほしいですね!