ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト候補 WR

2023年のNFLドラフト候補を紹介する4回目。

ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50(3.0版)」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

ワイドレシーバー

  • 09位 ジョーダン・アディソン(USC)
  • 23位 ジャクソン・スミス・インジグバ(オハイオ州立)
  • 24位 ゼイ・フラワーズ(ボストンカレッジ)
  • 29位 クエンティン・ジョンストン(TCU)
  • 36位 ジェイリン・ハイアット(テネシー

 

Daniel Jeremiah's top 50: 2023 NFL Draft prospect rankings 3.0

 

 

9位 ジョーダン・アディソン

Jordan Addison / 5-11 173 / USC / Junior

このポジションとしては平均的な身長と細い体格をしている。アウトサイドとスロットを経験している。とてもスムーズで洗練されたルートを走り、いつでもテンポを変え、ブレイクのポイントで効果的にイン/アウトする。素晴らしいプレイのスピードがあり、ボールが空中にある時にはさらにギアを上げることもできる。ナチュラルな手があり、クロスするルートでも態勢を立て直すことなくボールをキャッチできる。QBの方に戻る時にはハイポイントでキャッチすることができるが、50/50の競り合いのボールで勝つにはもっと強くなる必要がある。キャッチ後には素晴らしい爆発力と小刻みな動きがある。プロでもすぐに価値あるパスキャッチャーになれるはずだ。

  • 2021年 Pittsburgh 14試合 100回 1,593ヤード 17TD
  • 2022年 USC 11試合 59回 875ヤード 8TD

 

www.youtube.com

 

 

23位 ジャクソン・スミス・インジグバ

Jaxon Smith-Njigba / 6-1 196 / Ohio State / Junior

大学では主にスロットに入っていたが、アウトサイドもいくらか経験している。コンパクトに鍛えられた身体をしており、強い下半身がある。2021年はWRギャレット・ウィルソン(ジェッツ)、WRクリス・オラーベ(セインツ)と一緒に活躍したが、2022年はケガのせいで3試合しか出場できなかった。理想的なトップスピードは欠いているものの、あっという間にフルスピードまで加速する。とても洗練されたルートランナーであり、守備選手に圧力をかけ、ブレイクのポイントで素早くイン/アウトする。強い手があり、コンタクトの衝撃を吸収してボールをつかみ取り、フィールドの中央で活躍する。キャッチ後のパワーと小刻みな動きはあるが、加速するセカンドギアは欠いている。全体として、彼はWR Amon-Ra St. Brown(ライオンズ)を思い出させ、プロでも同じようなインパクトを起こせると思う。

  • 2021年 13試合 95回 1,606ヤード 9TD
  • 2022年 3試合 5回 43ヤード 0TD

 

www.youtube.com

 

 

24位 ゼイ・フラワーズ

Zay Flowers / 5-9 182 / Boston College / Senior

サイズの小さいワイドアウトで素晴らしい機敏さ、ボールスキル、実績がある。主にアウトサイドでプレイしているが、スロットでも優れた結果を出している。リリースとルートのトップでものすごくクイック。無駄なステップや動きがない。すべてをフルスピードで行うことができる。ゾーンで活躍できる優れた感覚を持っている。強い手をボールへと伸ばし、その手で背後のボールもつかみ取る。簡単にディープのボールを追跡する。機敏さと相手をミスさせる能力により、ジェット・スウィープ(モーションしてQBからボールをもらい走るプレイ)で素晴らしい活躍をする。欠点と言えるのはサイズと強さくらいだ。彼はWR T. Y. ヒルトン(コルツで活躍)を思い出させる。

  • 2022年 12試合 78回 1,077ヤード 12TD

 

www.youtube.com

 

 

29位 クエンティン・ジョンストン

Quentin Johnston / 6-3 208 / TCU / Junior

異例なサイズ、スピード、実績がある。さまざまなリリースで守備のプレス・カバレッジに勝ち、大きくてパワフルなストライドで一気に加速する。大学ではクロスするルート、オーバーザトップのディープボールで活躍している。爆発的なプレイを大量に決めている。彼の問題は落球だ。自分の手を信頼しておらず、ボールを身体でキャッチすることが多すぎるため、バウンドして地面に落とす結果になる。キャッチ後はWRマイク・ウィリアムズ(チャージャーズ)のような大きなストライドとパワーでタックルを突破する。理想的なサイズとスピードを備えているが、もっと確実に手でキャッチを決める必要がある。

  • 2022年 14試合 60回 1,069ヤード 6TD

 

www.youtube.com

 

 

36位 ジェイリン・ハイアット 

Jalin Hyatt / 6-0 176 / Tennessee / Junior

レアなスピードを持つ細い体格のレシーバー。テネシー大学では過去2年間、ジョシュ・ハイペル(Josh Heupel)のスプレッド攻撃で主にスロットに入り、クイックヒットのパスとオーバーザトップのパスを大量にキャッチしている。ギアを落としてQBの方に戻るのではなく、動き続けたままキャッチする時にもっとも活躍できる。あっという間にクッション(守備との空間)を消すスピードがあり、ボールが空中にある時にはさらにギアを上げて加速する。肩越しにナチュラルにボールを追跡し、空中でプレイを決めることもできる。キャッチ後の狡猾さや捕まりにくさはそこまでないものの、単純にタックラーから逃げ切ることができる。アラバマ大学戦ではビックプレイを次々と決め、5TD(6回 207ヤード)を記録する大活躍でチームの勝利に貢献している。全体として、彼は頼れる手を持つホームランヒッターだ。

  • 2022年 12試合 67回 1,267ヤード 15TD

 

www.youtube.com