ブロ研 [ブロンコス研究所]

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ドラフト候補 CB 3

2022年のNFLドラフト候補を紹介する17回目。

今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

 

コーナーバック編 パート3は下位の2人です

  • 05位 ソース・ガードナー(シンシナチ)
  • 12位 デレク・シングレタリー Jr.(LSU)
  • 13位 トレント・マクダフィー(ワシントン)
  • 22位 カイラー・ゴードン(ワシントン)
  • 32位 アンドリュー・ブース(クレムソン)
  • 45位 ロジャー・マクレアリー(オーバーン)
  • 47位 カイーア・イーラム(フロリダ)

 

Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 1.0

 

 

45位 CB ロジャー・マクレアリー

Roger McCreary / 身長5-11 体重190 腕28 7/8 / Auburn / シニア

フィジカルかつ本能的なコーナバックで、素晴らしいボールスキルがある。プレスカバレッジではサイドターン(横向きの体勢)から仕事をしている。自分のスピードの限界を理解しており、ダウンフィールドでレシーバーよりトップの位置をうまく保持している。ペン州立大学のスピードWRジャハーン・ドットソン(ドラフト候補27位)と対戦した時は良い仕事をしていた。ダウンフィールドでのボールの認識にとても優れている。アンダーニースではダイナミックでも敏捷なアスリートでもないが、スームズでポジションを失うことは滅多にない。オフカバレッジでは流れるようなペダルがあり、素晴らしい目で予期しドライブする。到着が間に合わずボールにとどかない時は、衝撃的なタックルを決める。エッジの効いたプレイをしていて、ラン守備やスペシャルチームでそれを見ることができる。エリート級のジュース(エナジー)は欠いているものの、彼のフィジカルと本能を気に入っている。

 

高校では攻守で活躍して3つ星の評価。大学1年目の2018年は7試合に出場。2019年は控えで全13試合に出場し、36タックル、11パス防御を記録。2020年からフル先発になり、10試合で45タックル、3INTと活躍しました。

2021年も12試合で49タックル、14パス防御、2INTと活躍し、オール・アメリカンに選出されています。

大学での実績がある選手ですね。PFFによると、ドラフト候補になっているSECのCBでは、2019年からのパスカバー評価がトップだったそうです。ただ、一流のトップスピード(40ヤードは4.50秒、プロデイで4.46秒)は欠いており、腕の短さなども指摘されているので、プロではチーム(使い方)を選ぶかもしれません。

 

23番

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47位 CB カイーア・イーラム

Kaiir Elam / 身長6-1 1/2 体重191 腕30 7/8 / Florida / ジュニア

理想的な身長、体重、スピードがある。プレスカバレッジでは、腕の長さと強さのコンビネーションで相手レシーバーのルートを妨害する。転回する時にやや硬さはあるものの、素晴らしいディープのスピードがある。ランナウェイルート(QBから離れていくルート)で相手に付いていくことはできるが、方向転換したり、ダウンフィールドに戻って来ないといけない場合に少し問題がある。これらの状況では相手とのセパレーション(間隔)を空けすぎている。ゾーンカバーでは素晴らしい目があり、パスを読んで予期して良いポジションに入ることができる。キャリアの序盤では素晴らしいボール・プロダクション(INTなど)を記録していたが、昨シーズンはボールにからむ機会がもらえなかった。タックルすることを厭わないが、近くをかすめてしまうミスタックルもあった。完璧なドラフト候補ではないものの、正しいスキームとシチュエーションにおいて先発できる能力がある。

 

父親のAbramはノートルダム大学とケント州立でプレイしたセーフティーで、2005年にドラフト外ドルフィンズと契約。2012年まで5チームで通算104試合に出場しています。叔父のマット・イーラムは同じフロリダ大学で活躍し、2013年にレイブンズから1巡指名されましたが、怪我や逮捕などもあってプロでは成功できませんでした。

 

高校ではバスケや陸上も経験し、4つ星に評価されていたそうです。

大学1年目の2019年は全13試合に出場(5試合に先発)して、3INTと4パス防御を記録。2020年からフル先発になり、全12試合で39タックル、2INT、11パス防御と活躍しています。

2021年は第3週に膝を負傷して3試合を欠場。先発10試合で29タックル、1INT、6パス防御の成績でした。

サイズとスピード(40ヤード4.39秒)のある選手ですね。ボールスキルに優れていて、2020年の活躍からさらなる飛躍が期待されていたそうですが、2021年は怪我の影響もあってかそれほど結果を出せなかったと言われています。大きいレシーバーに対抗できる強さがある一方で、相手をつかむ反則が多いという指摘もあります。

 

5番(2020年版)

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