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ドラフト候補 IOL

2022年のNFLドラフト候補を紹介する13回目。

今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

 

センター/ガード編

  • 17位 ケニオン・グリーン(テキサスA&M
  • 19位 タイラー・リンダーバウム(アイオワ

 

Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 1.0

 

 

17位 OG ケニオン・グリーン

Kenyon Green / 身長6-4 体重323 腕34 1/8 / Texas A&M / ジュニア

大きくパワフルな選手で、軽快な足とポジションの多様性がある。2021年は攻撃ラインで4つのポジションに入っているが、ベストな位置はガードになる。パスプロでは素早い足があり、両手を繰り出す前に膝を曲げて重心を落とすことができる。パワーラッシュに対してはとても堅固なアンカーがある。目の前に相手がいない時にはまわりで仕事をさがし、いくつか強烈なヒットをかましている。ラン攻撃ではコンタクトにおいてヒップをロールさせ、守備選手をラインから押し流す能力がある。バックサイドからリーチとシールできる敏捷性がある。とても素早くセカンドレベルまで上がるが、アグレッシブすぎて地面に転がってしまうことがある。全体として、しっかりとしたポケットを作る能力があり、プロでも同じように活躍できるはずだ。

 

高校では5つ星の評価。大学1年目の2019年からライトガードで全13試合に先発。2020年はレフトガードに移動して全10試合に先発。2021年はレフトタックルをやるという話もあったそうですが、最終的にセンター以外の4つのポジションに入って全12試合に先発し、2年連続でオールアメリカンに選出されています。

2021年はレフトガードで7試合、ライトガードで2試合、ライトタックルで2試合、レフトタックルで1試合に先発し、大学3シーズンでは主にガードに入っていて通算35試合の先発経験があります。

テキサスA&Mはラン攻撃が強かったこともあり、ランブロッカーとしての評価が高いようですね。外側のタックルも経験していますが、ガードの方が良い仕事をしているということで、プロでもガードをやると見られています。コンバインの数字は(ベンチプレス20回など)いまいちという感じだったようです。

 

55番 レフトガード(対LSU)

www.youtube.com

 

 

19位 IOL タイラー・リンダーバウム

Tyler Linderbaum / 身長6-2 体重296 腕31 1/8 / Iowa / RSジュニア

アスレチックなセンターで、素晴らしい意識と無形の資質(性格、熱心さなど)がある。パスプロではワイドなベースでプレイし、両手をタイトに保つ。素早い足でスライドして相手と正対し、少し下がるだけでパワーラッシャーの勢いを止めることができる。ツイスト(交差するラッシュ)やブリッツに対してとても忍耐強く効果的。ごく稀に突っ込んでしまい、ポジションを悪くしてしまうことがある。ラン攻撃では機敏さ、レバレッジ、フィジカルさでプレイする。上半身の強さで守備選手をねじりターンさせ投げ捨てる。コンボブロックでは優れた機敏さでセカンドレベルまで上がる。スカウトは彼のメイクアップ(性質)やリーダシップを称賛している。全体として、昨年チーフスの新人Cクリード・ハンフリーがやったのと同じくらいのインパクトを残せるはずだ。

 

高校では攻守のラインをプレイしていて3つ星の評価。陸上や野球でも活躍しており、高校レスリングでは同じアイオワ大学の先輩OLトリスタン・ワーフス(2020年バッカニアーズの1巡指名)と対戦して勝利しています。

アイオワ大学では最初は守備タックルで、1年目の2018年はレッドシャツに登録。2019年からセンターに移動して全13試合に先発。2020年も全8試合に先発。2021年は12試合に先発してオールアメリカンに選出され、レミントン・トロフィー(大学最優秀センター賞)も受賞しています。

大学では圧倒的な活躍をしていて、PFFからセンター史上最高の評価を受けている選手ですね。モックドラフトでは1巡上位の指名予想も見かけます。

懸念があるとすれば、サイズがやや小さく腕も短いので、プロのパワーに対抗できるのかという点と、ポジションはセンターに限定されるという指摘もあります。機動力、機敏さ、レバレッジに優れていて、アイオワ大学のゾーンブロックで活躍していたそうなので、プロでも同じスキームのチームに合いそうです。

 

65番 センター

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高校レスリング(ワーフスにピンフォール勝ち)

 

 

 

今年のセンター、ガードはなかなか層が厚いようですね。

ポジション的にトップ10は厳しいかもですが、それでも1巡中位あたりで指名される選手は出てきそうです。

 

 

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