2022年のNFLドラフト候補を紹介する9回目。
今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
攻撃タックル（OT）編 パート3は下位の2人です
- 02位 イケム・エクウォヌ（ノース・カロライナ州立）
- 03位 エバン・ニール（アラバマ）
- 25位 トレバー・ペニング（ノーザン・アイオワ）
- 28位 バーナード・ライマン（セントラル・ミシガン）
- 29位 チャールズ・クロス（ミシシッピー州立）
- 41位 ダニエル・ファレレ（ミネソタ）
- 48位 マックス・ミッチェル（ルイジアナ）
Daniel Jeremiah's top 50: 2022 NFL Draft prospect rankings 1.0
41位 OT ダニエル・ファレレ
Daniel Faalele / 身長6-8 体重384 腕長35 1/8 / Minnesota / シニア
巨大なライトタックルながら驚くことに軽快な足と運動能力がある。パスプロではスタンスから素早く起動し、うまく平行を保ち、優れたビジョンと認識がある。柔軟性は欠いているが、それでもその巨体と強さでパワーラッシュを吸収することができる。インサイドのカウンタームーブに対して方向転換して向き直る際には問題がある。ランブロックでは守備選手を押し流すパワーがあり、バックサイドでリーチ/カットオフする能力には驚かされた。セカンドレベルに上がり、コンボブロック（ダブルチームでDLをブロックしてから離れてLBをブロック）するタイミングと感覚に優れている。小さめの守備選手を相手にすると、最初のコンタクト後に離されてしまう時がある。概して、オクラホマ大学から出てきた時のOTオーランド・ブラウン Jr（チーフス）を少し思い出させる。
オーストラリア出身。子供の頃から大きくて、ジュニア・ラグビーやバスケをやっていましたが、あまりに巨漢すぎるため年齢詐称を疑われることもあったそうです。
地元のジムでトレーニングしていた際にその巨体を見つけたハワイ大学のスカウトから声をかけられ、ミシガン大学のHCジム・ハーボーが開催していたサテライトキャンプに参加。そこで注目を集め、アメリカの高校（IMGアカデミー）からオファーをもらって渡米しました。高校で初めて本格的なアメフトを経験し、2年目から先発で活躍。4つ星の有望株としてミネソタ大学に進学しています。
大学1年目の2018年からライトタックルで8試合に先発。2019年は（怪我で2試合を欠場して）ライトタックルで11試合に先発。2020年はコ口ナでオプトアウトして全休。そのままプロ入りするという予想もあったそうですが、2021年も大学に残って12試合に先発。大学通算で31試合の先発経験があります。
オーストラリア出身の巨大なライトタックルですね。公称だと体重387ポンド（約175kg）になっていますが、以前には400ポンド（約181kg）に達したこともあったそうです。このサイズに長い腕とパワーがあり、巨体の割に動けるという評価で、大学最後のボウルゲームではゴール前でフルバックの位置に入って2ヤードのTDランを決めたりもしています。
78番 ライトタックル
48位 OT マックス・ミッチェル
Max Mitchell / 身長6-6 体重307 腕長33 1/2 / Louisiana / シニア
引き締まった体格と長さのあるライトタックルで、興味深い伸びしろがある。パスプロではとても機敏な足でスライドして守備選手と正対する。クイックなパンチがあり、手を叩かれたとしてもうまく戻して修正することができる。相手に引っ張られることが多すぎるが、この問題はコアの強さと体重を増やすことで向上できる。ランでは爆発的にブロックするが、もっと相手に密着し続ける必要がある。優れたアングルでセカンドレベルに上がり、スペースにおいて修正できるだけの運動能力がある。全体として、体重とプレイの強さを加えることさえできれば、確かな先発へと成長できるはずだ。
高校では2つ星の評価。大学1年目の2018年は控えで出場。2019年は全14試合に先発。2020年は左右のタックルで10試合に先発しています。
2021年はライトタックルで13試合に先発。この年の攻撃タックルの中では、PFFから全米でトップとなる92.9の評価をされているそうです。
軽量で動けるライトタックルですね。ルイジアナ大学の攻撃ラインは優秀だったという話で、そこで通算37試合に先発しており、右と左どちらも経験しています。体重の軽さ、パワーの不足、そんなに強くないカンファレンス（Sun Belt）でプレイしているという指摘はありますが、機敏で動けるのでゾーンブロックのシステムで活躍できそうです。
74番 ライトタックル
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