ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

5巡 S ジャマー・ジョンソン

5巡の2個目 

3巡でトレードダウンした際に、ジャイアンツからもらった5巡指名権。

 

 

 

インディアナ大学のS ジャマー・ジョンソンを指名!

 

5巡で連続指名したセーフティの2人目ですね。

全体152位でSケイデン・スターンズを指名した後、さらに164位でも同じポジションを獲得したわけですが、HCファンジオは「GMペイトンのドラフトボードに従って指名した。残っていた選手の中ではトップに評価していて、他の候補とは差があった」と説明していました。

一流のスピードはなく、先発経験が少ないこともあってか、指名順位は落ちてしまいましたが、オハイオ州立大学のQBジャスティン・フィールズから2個のINTを奪うなど、試合での活躍は高く評価されており、伸びしろも大きい選手になります。

なので、5巡まで残っていて指名できたのは、ドラフト3日目のスティールだったという評価も目にしますね。

 

 

5巡 20位(全体164位)

S ジャマー・ジョンソン

Jamar Johnson / 身長6-1 体重197 / Indiana / ジュニア

近年のNFLで求められているパスカバーと万能性を備えている上昇中の守備バック。スロットをカバーできるだけの流動性があり、見事な本能とボールスキルのおかげでハイ・セーフティとして活躍できる可能性がある。視野、判断、本能のコンビネーションによって、正しい時に正しい位置に入ることができる。タックルすることを厭わないが、テクニックは向上が必要であり、プロでやるにはラン守備を強化する必要がある。強力な伸びしろがあり、高いフットボールIQに助けられて、プロでも先発できる選手になれるだろう。3~4巡指名予想。(NFL.com

 

高校では3つ星の評価。最終年にはチームのMVPに選出され、キャプテンも務めた。陸上でも活躍していた。

2018年は1年目から控えとスペシャルチームで10試合に出場。

2019年は13試合のうち先発は1試合だけだったが、25タックル、4.5ロスタックル、3サック、2INT、2パス防御の活躍を見せた。

2020年は開幕前に先発FS(Marcelino Ball)がACLを断裂してシーズンエンドになり、代わって先発に昇格。8試合で43タックル、4INTと活躍し、All-Big Tenにも選ばれている。

開幕のペン州立大学戦では10タックル、1INT、1ファンブル誘発の活躍だった。

ミシガン大学戦では第1Qにレシーバーとつかみ合いになり、相手にパンチして退場処分を受けている。

オハイオ州立大学戦ではQBフィールズに対して2INT、1サックを決めている。

通算で31試合に出場しているが、先発経験は9試合しかない。

2018年には軽罪で逮捕されている。キャンパス内を巡回して警官が大麻の匂いに気がついて近くにいた2人組に声をかけた際、現場から逃げたという話。

 

ポジションとスキームの万能性がある。CBとSの経験がある。平均以上のボールスキルがある。読みとポジションに優れている。本能と守備範囲がある。ブリッツの能力がある。スペシャルチームの経験がある。

一流のスピードはない。タックルは改善が必要。先発経験が少ない。

NFL関係者「どのチームもニッケルとセーフティのハイブリットを求めているが、彼は真のハイブリットになれるかもしれない」

 

プロデイの数値

手 9 1/4、腕長 30 1/8、40ヤード 4.58秒、Sシャトル  4.41秒、3コーン 7.22秒、垂直跳び 35インチ、立ち幅跳び 10フィート2インチ、ベンチプレス 17回

 

個人成績

試合 Total Sack INT PD FF FR
2018 10 2 0 1 2 0 0
2019 13 25 3.0 2 4 1 0
2020 8 43 1.0 4 8 1 0
  31 70 4.0 7 14 2 0

Total=総タックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバリ

 

 

 

 

 

指名評価

 

A- Chris Trapasso(CBS Sports

爆発力がある。ボールを追跡する名人で、優れたパスカバーの本能がある。この点に関しては(2INTをやられている)QBジャスティン・フィールズに訊いてみるといい。タックルする時に頭を下げてしまう傾向があるものの、相手をやっつけることはできる。これはとてもバリューのある指名だ。

 

B+ Ian Cummings(PFN

この選手と指名のバリューを気に入っている。彼には優れたサイズがあり、そこまで広くないエリアを守って、ボールに対してプレイできるだけの短い距離の爆発力もある。本能的なプレイスタイルにより、いくらかの万能性も持っている。

とはいえ、ブロンコスはすでに5巡でSケイデン・スターンズを指名している。今のところ2人で出場機会を争うことになるだろうが、このポジションはいくらか飽和状態になっているようにも見える。もしかしたらチームは指名権と機会をもう少しうまく組み合わせることができたかもしれない。それでも現時点においては、ここでジョンソンを指名できたことには素晴らしいバリューがある。

 

B+ Brent Soleski(Bleacher Report

長所:本能的、いつでもボールの近くにいる、スキームの万能性がある、セーフティとCBの経験がある

短所:平均的なアスリート、タックルの努力は一貫性がない、先発経験が少ない

運動能力に関しては特筆すべきものはない。たしかにサイズはある。しかし、40ヤード4.58秒はそこまで速くはないし、ショートシャトルで4.41秒、3コーンで7.22秒はがっかりするタイムだった。

それでも、彼は火がついたようにプレイし、つねにプレイを決める方法を見つけている。昨年はチームで2位の43タックルを決め、トップとなる4個のINTも記録している。

それよりも重要なのは、この21歳の選手はスプリット・セーフティ、前方のボックス、さらにスロットまで、フィールドのあらゆる場所でプレイできる点だ。さらに彼はチームにとってもっとも重要な試合で大きな結果を出している。PFFによると、オハイオ州立大学と対戦した際、QBジャスティン・フィールズは彼のいるターゲットに2回しかパスを投げなかったが、ジョンソンは2個のINTを決めている。

たとえワークアウトの数値が期待はずれだったとしても、試合での実際のパフォーマンスを覆い隠してしまうべきではない場合もある。

ブロンコスは5巡でSケイデン・スターンズも指名しており、2連続でセーフティを獲得した。これらの指名の素晴らしいところは、どちらの選手も非常に万能性があり、いくつかの違った使い方ができる点だ。ビッグ・ニッケル(3人目のセーフティが入る守備)が多く見られることになるだろう。

 

F Walter Football

またセーフティの指名? ケイデン・スターンズの指名は気に入っていたが、この指名は余剰であるだけでなく、さらにリーチでもある。私はジョンソンをモックドラフトの指名予想に入れていなかった。

 

 

 

22番

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