5巡の1個目
Another one. ✍️
— Denver Broncos (@Broncos) 2021年5月13日
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3日目、5巡aでテキサス大学のS ケイデン・スターンズを指名!
5巡ではセーフティを連続指名していますが、その1人目ですね。
高校では5つ星のエリート選手で、テキサス大学でも1年目に活躍して注目を集めましたが、その後は怪我もあって失速。それでも、プロデイでは40ヤード4.40秒を記録するなど、素晴らしい数字を出して評価を上げている選手になります。
ブロンコスのセーフティは(プロボウル選出のFSジャスティン・シモンズはいますが)控えの層はスカスカですし、33歳のSSカリーム・ジャクソンも1年契約なので、新人から戦力になる選手が出てくることを期待したいですね。
5巡 8位(全体152位)
S ケイデン・スターンズ
Caden Sterns / 身長6-0 体重202 / Texas / ジュニア
高校時代は高く評価され、テキサス大学でも大いに期待されていたが、そこまでのインパクトは残せなかった。 彼のサイズ、長さ、相手をヒットするアグレッシブさは魅力的だが、攻撃のプレイデザインを判断し、オフェンスの動きを先読みすることに苦戦することがあった。シングルハイ(1人で後ろ全体をカバーする)をやるのに最適な本能は欠いており、マンカバーでも抜かれることがある。オープンフィールドで頼れるタックラーになりそうな兆候を見せており、彼の特性からすると、後ろに下がるよりも前にプレイする方が向いている。プロデイで記録した驚くべき数字により、指名順位は上がるかもしれないが、それでも彼のプレイにある不安は残ったままだ。4巡指名予想。(NFL.com)
高校では5つ星の有望選手、全米トップ3のセーフティと評価されていた。
2018年は1年目から全13試合に先発。最後のシュガーボウルは膝の怪我で欠場した。
この年は62タックル、チームでトップとなる4個のINTを決めるなど活躍し、Big 12の最優秀フレッシュマン賞とAll-Big 12に選出されている。
2019年は9試合のうち8試合で先発。前年の膝に加えて、足首も負傷して4試合を欠場することになった。
2020年はつま先の怪我で1試合を欠場。7試合に先発したものの、残り2試合はオプトアウトを表明してシーズンを終えた。
1年目に活躍した時は、将来の1巡指名候補とも言われていた。
大学では3シーズンで通算29試合に出場し、28試合の先発経験がある。
腕が長い。直線のスピードがある。ジャンプ力がある。スペシャルチームで貢献できる。最終年はキャプテンに任命されている。
ミスタックルが多い(2020年は向上が見られた)。方向転換がスムーズではない。ボールに対するアングルが良くない。ボールを追跡する能力は平均以下。怪我歴がある。
兄のジョーダンもオクラホマ州立大学で活躍し、2017年にドラフト外でチーフスと契約していた。その後はAAFでもプレイしている。
プロデイでは40ヤード4.40秒、垂直跳び42インチ(1.07m)、立ち幅跳び128インチ(3.25m)など一流の記録を出している。
2020年に全米で黒人差別に反対する運動が巻き起こった際、テキサス大学の試合で長く親しまれてきた伝統的な歌「The Eyes of Texas」が問題になり、学生たちから使用中止を求める声が上がった。これに対して、大学に大金を寄付している支援者や卒業生たちは反発し、支援を中止するぞと対立した。
スターンズは試合でこの曲が流れても歌わないと発言。後に(自分とチームメイトが)ヘッドコーチたちから「歌わないとテキサスでは仕事ができなくなるぞ」と脅されていたことをSNSで明かした。結果的には(これが直接的な理由ではないものの)シーズン終了後の1月にHCトム・ハーマンは解雇されている。
個人成績
年 | 試合 | Total | Sack | INT | PD | FF | FR |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 13 | 62 | 1.0 | 4 | 8 | 0 | 0 |
2019 | 9 | 58 | 1.0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
2020 | 7 | 52 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 |
29 | 172 | 2.0 | 5 | 13 | 0 | 0 |
Total=総タックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバリー
プロデイの数値
Caden Sterns was drafted with pick 152 of round 5 in the 2021 draft class. He scored a 9.59 RAS out of a possible 10.00. This ranked 33 out of 778 FS from 1987 to 2021. https://t.co/RI6WVVy8jV #RAS #Broncos pic.twitter.com/kgGfcJNAos
— Kent Lee Platte (@MathBomb) 2021年5月1日
指名評価
A Ian Cummings(PFN)
ケイデン・スターンズは今年のドラフトでもっともアスレチックな守備バックのひとりなので、普通に考えれば、ここで指名できたことにはバリューがある。ブロンコスには先発FSジャスティン・シモンズがいるので、FS(フリーセーフティ)をやることはない。
しかし、もうひとりの先発SSカリーム・ジャクソンは来年FAになる予定であり、スターンズにはツーハイ守備(セーフティが2人で後ろを守る)で、シモンズの隣に位置できるだけの短い距離の爆発力、身体能力がある。この指名によって、ブロンコスのセーフティにはかなりの多様性が生まれている。
スターンズは優れたアスリートで、テキサス大学では1年目からものすごい活躍をしたものの、怪我が彼のキャリアを脱線させてしまった。もし彼がより健康的になれれば、大学1年目のような活躍が期待できるので、この指名には素晴らしいバリューがある。
B Brent Soleski(Bleacher Report)
ブロンコスの先発SSカリーム・ジャクソンは33歳だ。チームは先発FSジャスティン・シモンズと大型契約をしており、来年には隣でプレイする相棒が必要になる。
PFFによると、スターンズは2018年にパス阻止率21.4%を記録し、これはBig 12の守備バックでトップの数字だった。彼は(FSとSS)両方のセーフティをプレイでき、必要な時にはCBの位置に入れるだけの柔軟性もある。
B- Chris Trapasso(CBS Sports)
爆発力と経験が彼のトレードマークだ。パスカバーはいくらか乱れることもあるが、彼の運動能力、ビックプレイを決められそうなポテンシャルは魅力的である。