デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。
第10週、レイダース戦の後。
12対37で惨敗。QBドリュー・ロックは4個のINTを投げてしまいました。
あなたは記事で「QBドリュー・ロックをベンチに下げるべきだ」と書いている。それに同意したくはないが、あなたは正しい。代わりに誰が先発するべきだろう?
ロックはベンチに下げられるべきだ。それにはいくつかの理由がある。彼は成長していないし、どんどん悪くなっている。他のポジションの選手が悪いパフォーマンスで下げられるなら、同じようにQBも下げられるべきだろう。
もしあなたがロックを信じているなら、若いQBをダメにする前にベンチに下げ、控えの立場から試合を観て頭をクリアにする機会を与えるべきだ。これはロックに対する優しさでもあり、チームが我慢するという意思表示と考えることもできる。
個人的には誰が先発すべきという強い意見はない。控えQBブレット・リッピン(ドラフト外2年目)は、長く先発するには身体的な能力が足りないと思っているが、彼はポケットでのトラブルや試合全般で(ロックよりも)上手く対処でき、それをロックに見せることができる。
ベテランのQBブレイク・ボートルズはヒットを受けて試合に負けるだけだ。ロックはそれを見て自信と尊厳を回復することはできる。私ならリッピンを選ぶ。
完全な「再建計画」をスタートさせる時だと思う? 高給の選手を放出してサラリーキャップを整理し、代わりにドラフト指名権を獲得する。このチームはコーチもGMも再起動が必要だ。オーナー問題を抱えていても再建は可能だろうか?
今年の9月、ブロンコスが0勝3敗のスタートだった時、私は記事で「たとえそれがGMジョン・エルウェイとの別れになるとしても、このチームには新しいQB、新しいコーチ、新しい哲学が必要だ」と書いた。しかし、それ以上に必要なのは、組織の全員に責任を負わせる強力なオーナーシップの存在だ。
オーナー問題が不透明で、チームの将来がどうなるか分からないのに、有能な若いヘッドコーチ(たとえばオクラホマ大学のリンカーン・ライリー?)がブロンコスに来たいと思うだろうか。これは大きな問題だ。QBロックがインターセプトを投げる問題よりもはるかに大きい。
QBドリュー・ロックは(陽気な)新しいジェイ・カトラー? もしくはカトラーの廉価版?
私がしばしば聞いている話では、ロックには優れた人格があり、カトラーよりも優れたリーダーだ。しかし、彼にはカトラーほどの身体能力はない。才能はあるが、おそらくNFLで平均的な先発QB以上にはなれないと思っている。
私は(ブロンコスにいた時の)カトラーはロッカールームの癌だと思っていた。なので、私のチームに残すならロックの方がはるかに良い。おそらくバックアップQBになるだろうが。
ブロンコスの選手たちは第4Qに諦めてしまっていたように見えた。ディフェンスが疲れていたのは理解しているが、最後はレイダースの控えRBデボンテ・ブッカー(元ブロンコス)にまで走られていた。
率直に言って私も同じ意見だ。彼らは第4Qに諦めていた。レイダースのHCジョン・グルーデンは試合終盤に元ブロンコスのRBブッカーを走らせたが、これは賢いやり方だった。
プロの選手に対して「諦めていた」と言うのは、侮辱だと考える人もいるだろう。しかし、フットボール選手も人間だ。そして、時には強靭な選手たちでも落胆することはある。
HCヴィック・ファンジオはロッカールームの信頼を失ってしまったのか。今年はコロナの影響でロッカールームの取材ができないので、はっきりと断言することはできない。しかし、記者歴35年以上の経験から言わせてもらえれば、選手たちはシーズンがダメになってしまったことを理解している。こうなってしまうと、選手たちはチームメイトよりも自分自身のことを考えるようになる。人間とはそういうものだ。
OCパット・シャーマーのオフェンスは古臭く、QBロックに合っていない。もっとロックにリード・オプションで走らせよう。
私の考えを言おう。ロックは(ポケットの外に動いてパスを投げる)ロールアウトのQBで、OCゲイリー・クービアック(現バイキングス)のウエストコースト攻撃の哲学に適性がある。
ロックにはカーディナルスのQBカイラー・マレーやチーフスのQBマホームズのようなリード・オプションのスキルはない。もう少しリードオプションを増やす? 試す価値はあるかもしれないが、それがロックに合うとは思えない。
ネブラスカ大学のQBルーク・マカフリーが初先発した試合を観た?(エド・マカフリーの四男。クリスチャン・マカフリーの弟)
私はマカフリー家の子供たちが10代の頃からすべての試合を観ている。彼らは才能のあるフットボール・ファミリーだ。
とはいえ、潜在能力という面では、四男のルークは次男のクリスチャン(パンサーズのRB)には及ばない2番目という感じだった。しかし、それでも十分にすごいことだ。ルークにはネブラスカ大学でQBをやれるだけの才能がある。
あとひとつワイルドな考えを言っておこう。私は「いつの日かルークはNFLでトップ5に入るタイトエンドになれる」という(クレイジーなほどの)自信がある。彼の適正ポジションはQBなのか? いずれ答えは出るだろう。
(ちなみにルークは身長6-2 体重200のRフレッシュマン。初先発したペン州立大学戦は、パス成績が13/21回、61.9%、152ヤード、1TD、1INT、ランで13回、67ヤード、1TDを走りチームも勝利しています)
ファンのいないスタジアムの雰囲気は(先週までと比べて)どうだった?
ブロンコスは2週続けてアウェイの試合で、アトランタとラスベガスのドーム球場だった。レイダースの新しい本拠地「ザ・デス・スター」は、シン・シティー(罪の都市ラスベガス)にぴったりと合っているように見えた。そして(ラスベガスのもてなしが最高であるように)スタジアムのスタッフも素晴らしかった。
しかし一方で、アトランタのスタジアムも(あのクレイジーでクールな天井のルーフが開く時)壮観だった。
ラスベガスではファンが入場していなかったので、ブロンコスの選手たちが叫んだり、応援するのがドームのはるか上部にあるプレス席まで聞こえてきた。それは不思議な雰囲気だったが、(まるでブロンコスとレイダースのライバル対戦に招待されたかのようで)クールでもあった。
あとひとつ、いつの日かブロンコスが次のスタジアムを建造することがあれば、その時はドームにするべき?